プロフィールムービーなしでもOK!代わりになる演出のアイデア

プロフィールムービーをしないと決める前に コツ・ポイント

「プロフィールムービーって無しはアリですか?」
筆者がプランナー時代に、よくいただいた質問です。

プロフィールムービーはもはや結婚式では定番の演出。きっとこれまで出席してきた結婚式のほとんどで実施されていたこともあり「プロフィールムービーって絶対するべきなの?」と迷ってしまうのは致し方ないですよね。

けれどプロフィールムービーを作るには、費用や手間もかかります。それに、そもそも「単純にやりたくないんだよね」という新郎新婦さまもいらっしゃるでしょう。

そこで今回は、プロフィールムービーの代わりになる演出や、プロフィールムービーをしたくない理由に合わせた解決策もご紹介します!

プロフィールムービーが作成できない理由について

プロフィールムービー なし

結婚式では定番になっているとはいえ、プロフィールムービーをしない新郎新婦さまもたくさんいます。

その理由はさまざまです。

ここでは、筆者がプランナー時代によく伺ったプロフィールムービーをしない理由です。

「費用を抑えたい」

プロフィールムービーは式場で購入しようと思うと、1本5万円から高いところは7~8万円する場合も。

決して安い演出とは言えませんよね。しかも披露宴の演出と言えば、プロフィールムービーだけではありません。

無くても披露宴自体に大きな支障がないし、費用も抑えられるのなら、プロフィールムービーは無しという選択をするのも致し方ないですよね……。

「作る時間がない!」

予算重視で式場に依頼するのはやめて、自分たちで手作りしようとはしたけれど……。

  • 「そもそも動画編集なんてしたことが無い!」
  • 「作り方を調べたけど、難しそう!」
  • 「今から手作りするなんて時間がない!」

と、プロフィールムービーを断念した新郎新婦さまもたくさんいました。

確かに、方法を知っていれば意外と簡単に作ることもできるプロフィールムービー。けれど、このプロフィールムービー作りが初めてとなると、とてもハードルが高く感じてしまうのも無理はありません。

初めて動画制作に取り組むなら、できるだけ早くから準備をはじめるのが◎。目標は、出来上がった後の修整などがあることも考慮し、結婚式の1か月前くらいには完成させるべく動きましょう。

となると、結婚式の4か月くらい前からは作り出すと安心です。

「演出はあまりしたくない」

「人前に出るのは苦手だし、あまり派手な結婚式はしたくない」「演出は出来るだけ控えて、ゲストとゆっくり過ごす結婚式がいい」そんな理由から、極力演出をはぶいた結婚式を希望される新郎新婦さまも。

演出を控えて、ゲストとの会話を楽しんだり、ゆっくり料理をいただくなどゆったりとした結婚式もアットホームで素敵ですよ♪

もちろんプロフィールムービーはなしでもOK

プロフィールムービー なしでもOK

ゼクシィ結婚トレンド調査2020によると、先輩カップルの93.8%のカップルがプロフィールムービーを実施しているそうです。

『人気の演出』というよりも、実施率が9割を超えていると、もはや『あって当然』な演出のようにも感じてしまいますよね。

だからほとんどのカップルが実施してるプロフィールムービーをナシにすることに、「大丈夫かな」と心配を覚える新郎新婦さまも多いと思います。

結論を先にお伝えすると、プロフィールムービーは絶対必要な演出ではありません。

ですから「プロフィールムービーはなし」という選択はマナー違反でも何でもないので、心配しなくても大丈夫ですよ◎

結婚式はさまざまなマナーがあります。自分たちの意思とは別に「やらなきゃいけないこと」もたくさん。

だから、他の新郎新婦さまが当然のように実施しているプロフィールムービーをしないことに不安を感じる新郎新婦さまがたくさんいると思います。

けれど結婚式は新郎新婦さまのもの。
おふたりが思う「あり」「なし」を基準に演出を決めればOKなんです。

「プロフィールムービーはなし」の代わりになる演出

プロフィールムービー 代わりになる演出

では、プロフィールムービーをなしにする場合、代わりになる演出はどんなものがあるのでしょう!?

プロフィールムービーの役割を踏まえて

プロフィールムービーの代わりの演出を考える前に、まずプロフィールムービーの役割からチェックしてみましょう。

プロフィールムービーの役割は◎つあります

①お互いのゲストにパートナーを紹介

結婚式に出席してくださっているゲストの中には、結婚式で「はじめまして」な方もたくさんいます。

そんなゲストに「私のパートナーはこんな方です」を紹介するべく、プロフィールムービーを作成します。

今のおふたりだけではなく、生い立ちから紹介することで、パートナーの人となりを知っていただくきっかけにもなるんです*

②ゲストにこれまでの感謝の気持ちを伝える

プロフィールムービーに使う写真では、できるだけ出席してくださっているゲストの方々が一緒に写っている写真を使うことをおすすめしています。

それは、プロフィールムービーの中でこれまでおふたりに関わってくださった方々を紹介することで、これまでの思い出を一緒に振り返りつつ、写真と合わせて紹介するコメントで、感謝の気持ちを伝えることができるからです。

結婚式には、ご年配からお子さままで幅広い年齢層のゲストがお越しです。
プロフィールムービーは、写真や動画だけではなく、音楽そして文字を通してわかりやすく「ありがとう」を伝えることができるのも人気の理由です。

プロフィールブック

上記のプロフィールムービーの役割を踏まえて、代わりとなる演出としておすすめなのが、プロフィールブックの作成です。

『プロフィールブック』とは、おふたりの生い立ちや前撮り写真を1冊のペーパーアイテムにまとめたもの。

 

この投稿をInstagramで見る

 

(@hana_wedding_2021)がシェアした投稿

プロフィールブックの渡し方は色々ありますが、多いのはゲストテーブルにセットしておく方法です。

ゲストの皆さまは、披露宴会場に入場し、新郎新婦おふたりが入場するまでの間、長い場合は15分ほど時間がある場合も。

もちろん、披露宴はまだはじまっていないので、料理が手元に運ばれてくるワケでもありません。少し手持ち無沙汰な時間。

そんなとき、テーブルにプロフィールブックがセットされていたら、その時間を使ってじっくりプロフィールも見ていただけますよ!

ウェルカムスペースに写真を飾る

結婚式当日、ゲストが必ずひと時を過ごすウェルカムスペースにおふたりのプロフィール写真を飾るという方法もあります。

写真の飾り方はさまざま。

 

この投稿をInstagramで見る

 

✴︎(@wd_ykp)がシェアした投稿

こうしておしゃれに飾られる新郎新婦さまもいらっしゃいますし、一枚一枚フォトフレームにいれてあちこちに飾ったり、壁に貼り付ける方法も。

ウェルカムスペースで過ごす時間といえば、挙式前などゲストの皆さまが、式場に到着してまだ少し緊張感があるころ。

こうして懐かしい写真をたくさん飾ることで、ゲスト同士の会話を弾ませたり、緊張をほぐすきっかけにもなります♪

司会者から紹介

プロフィールムービー 代わり 司会

まず一つ目は、司会者から新郎新婦さまの紹介をしていただく方法です。

紹介内容は事前に打ち合わせができます

実は、新郎新婦さまの生い立ちをプロフィールムービーで紹介することが主流になる以前は、披露宴冒頭に司会者からおふたりの生い立ちを紹介するのが一般的でした。

さらにもっと前は、高砂に座る新郎新婦さまの両サイドには“仲人”と呼ばれる立会人がいらっしゃった時代も。おふたりの生い立ちは、この仲人の方が読み上げられるのが一般的な流れだったんですよ。

司会者さんが読み上げるおふたりのプロフィールは、打ち合わせで事前に確認することができます。

ですから「こんな内容で紹介してほしい」「ここは控えて欲しい」をリクエストできるので、思い通りのプロフィール紹介ができます。

おふたりらしく感謝の気持ちを伝えるために

ただしプロフィールムービーでは、おふたりからゲストへの感謝の気持ちを伝えることができますが、司会者さんからのプロフィール紹介ではそれは難しい……。

そこでおすすめは、ウェルカムスピーチでおふたりから直接ゲストに感謝の気持ちを伝える方法です。

  • 今日出席してくださったことへのお礼
  • 結婚式への思い
  • このあと、ゆっくり楽しんで過ごして欲しい

そんな気持ちを直接、ウェルカムスピーチというカタチで伝えると、ゲストにもしっかり思いは届きます◎

プロフィールインタビュー

プロフィールムービー 代わり インタビュー

次にプロフィールムービーの代わりになる演出としておすすめなのが『プロフィールインタビュー』です。

司会者がインタビュー形式で質問

プロフィールインタビューとは、ゲストの中でも特におふたりの生い立ちに深いかかわりのあるゲストに、当時のエピソードを司会者がインタビュー形式でお答えいただくスタイルのこと。

これは本当におすすめで、アットホームな結婚式にしたい新郎新婦さまには特に実施してほしい演出です。

例えば

  • 妊娠から出産までの思い出をお母さまに
  • 小さい頃のエピソードをご兄弟に
  • 部活の思い出を友だちに
  • 仕事場の様子を同僚に/li>
  • 二人のキューピットの友だちに出会った頃の様子を

などをお話いただきます。

一般的なスピーチとは違い、司会者がインタビュー形式でゲストのお席に伺ってお話を伺います。

ですから、ゲストにはわざわざ前に出てきて、一人でスピーチさせてしまうわけではありません。特に緊張させてしまうこともなく、リラックスした空気の中でお話いただくことができます◎

少人数ウェディングの場合は

目安として20名以下くらいの少人数ウェディングの場合は、ゲスト全員にインタビューをしてもOK!

軽くご自身の自己紹介をしていただき、そのあとおふたりとのエピソードをご紹介いただきます。

ゲスト全員がお互いどんな間柄なのかも把握することが出来ますし、両家の絆を結ぶきっかけにもなるのでおすすめです。

プロフィールムービーをナシにする前に知って欲しい現場を見てきた元プランナーの感想

プロフィールムービーをしないと決める前に

筆者は、約10年間のプランナー生活の中で、本当にたくさんの結婚式に携わってきました。

『プロフィールムービー』はご存知の通り、新郎新婦さまの生い立ちを紹介するムービー演出です。

ただ見方を変えれば、プロフィールムービーはご両親にとって『我が子のこれまでを振り返る演出』でもあるのかなと、多くのご両親の表情を見ていつも思っていました。

こんな機会がない限り、たくさんあるこれまでの生い立ちの写真をじっくり振り返る機会も少ないかもしれません。

それにご家族だからこそ、普段なら照れくさくて伝えられない言葉もあったはず。

プロフィールムービーには、ご家族にとってこれまでを振り返る機会。そして新郎新婦さまにとっては、ご両親へ伝えきれなかった思いを文字にして伝えるきっかけというとても大きな役割もあるんだなと、いつもいつも思っていました。

プロフィールムービーは、おふたりの紹介ではなく『ご両親へ感謝の気持ちを伝える演出』でもあります。

出典:https://www.youtube.com/watch?v=l7tSFpcLgc8

このように、とても感動的なプロフィールムービーを手作りなさった新郎新婦さまもいらっしゃるようです。

「プロフィールムービーはなしかな」
という理由が、予算的な問題や「手作りが難しいから」という理由で諦めてしまうのであれば、式場に依頼するのではなく、プロフィールムービーを制作する業者に依頼する方法もあります。

式場に依頼するよりも予算もお手頃、納期もスピーディーに対応するなどフットワークが軽い業者も。

結婚式に後悔は禁物です。
「あのとき、やっぱりプロフィールムービーをやっておけばよかった」
と思っても、もう一度結婚式をするわけにはいきません。

もし「プロフィールムービー、やっておいた方がいいかな?」と少しでも引っ掛かる場合は、式場に依頼したり、自分で一から手作りする以外にも選択肢があるということを知っておいてください。

【プロフィールムービー業者の選び方】ポイントを解説!

まとめ

「プロフィールムービーはなしにしようかな」という新郎新婦さまへ、代わりになる演出などをご紹介しました。

プロフィールムービーは人気の演出ですが、必須ではありません。
生い立ちを紹介するだけなら、プロフィールブックやウェルカムスペースに写真を飾ることも可能◎

けれど、プロフィールムービーをしない理由が、予算や手間が問題であれば、高額になる式場へ依頼するのではなく、手間の掛かる手作りではなくプロの製作業者に依頼すれば予算は控えめ、手間をゼロにして準備することもできます。

後になって「あの時やっておけばよかった」と後悔の無いよう、さまざまな選択肢を知っておいてくださいね!

タイトルとURLをコピーしました