プロフィールムービーの構成はこう決める！基本とお手本動画を紹介

結婚式で新郎新婦おふたりのプロフィールを紹介する『プロフィールムービー』。
短い時間で、おふたりの生い立ちから馴れ初めまでをギュッとまとめて紹介するので、手作りをするときには『簡潔に』『わかりやすく』がポイントです。

そのために重要なことは、構成作り。

今回は「初めてプロフィールムービーを作る」という方にぜひ知っておいて欲しい、プロフィールの構成の作り方を基本から解説！

「こうすればゲストに好印象◎」というプラスポイントや、「これは注意が必要……」なマイナスポイントなどゲストの印象に残るプロフィールムービー構成作りには欠かせないコツをご紹介します。

結婚式のプロフィールムービーの構成を考えるときのポイント

『プロフィールムービー』とは、その名の通りおふたりの生い立ちや馴れ初めをゲストに紹介する演出ムービーのこと。

現在、結婚式を挙げる9割以上の新郎新婦さまが実施している人気の高い演出のひとつです。

魅力はそのわかりやすさ。
映像や文字、それに音楽を使ってゲストに伝えるので、おじいちゃんやおばあちゃん、それに小さなお子さまなど誰が見ても楽しめるところも魅力です。

ですが、そのわかりやすさは、今回ご紹介する『構成』が整っているからこそ。
内容によっては「わかりにくい」「くどい」「長すぎる」「ふたりの世界に入ってる」などゲストに良い印象を与えないケースもあります。

プロフィールムービーは結婚式でもはや定番ともいえる演出。多くのゲストが楽しみにしてくれているので、構成作りから整えて、ゲストも安心して見守ることができるプロフィールムービーにしたいですね。

この後ご紹介するプロフィールムービーの構成では、このゲスト目線でみる“わかりやすさ”を特に重視しながらご紹介したいと思います。

これからプロフィールムービーを作るみなさまも「こう伝えたい」だけではなく「こうするとゲストにわかりやすいかも」とゲスト目線で作ることを忘れないでくださいね＊

プロフィールムービーの基本構成をチェック

結婚式のプロフィールムービーといえば、定番なのがこちらの流れ。

『新郎生い立ち』『新婦生い立ち』『ふたりの馴れ初め』をブロックごとに分けて紹介するのが一般的。

上記の内容を5～8分程度の時間でまとめます。
これ以上短いと、ゲストには「なんだか物足りない…」という印象に。一方、逆にこれ以上長くなると「くどい…」「長すぎる…」とゲストを飽きさせてしまいます。

では、実際のプロフィールムービーで見てみましょう。

出典：https://www.youtube.com/watch?v=EtjCEqCAWyU&t

シーンごとに詳しく解説していきます。

オープニング

オープニングでは、おふたりの名前や結婚式の日付、またこちらの参考動画のように『HAPPY　WEDDING』など文字を入れても華やかになって◎

またテロップを出す前にカウントが入ると、ゲストのワクワク感を誘うことができますよ！ここはぜひ参考にしておきたいテクニックです。

新郎／新婦　生い立ち（誕生～現在）

新郎や新婦それぞれの生い立ちパートは、生まれたばかりの写真から今現在に至るまでの写真をチョイス。

たくさんの写真の中から、プロフィールムービー用に選ぶときには

• 意外性のある写真
  “今よりうんとぽっちゃりしていた”
  “今は可愛らしい雰囲気だけど、小さいころはボーイッシュだった”　など
• ゲストも一緒に写っている写真
• 親族で集まったとき、学生時代や部活、職場の写真など

今の新郎新婦さまのことは十分知っているゲストのみなさまですが、小さい頃の写真は意外と見る機会はないものです。
よく知っていると思っている間柄でも「そうだったんだ！」な意外性のある写真はゲストを惹きつけることができますよ！

また結婚式に出席してくださっているゲストと一緒の写真もおすすめです。
「あー懐かしい！」なんて思ってもらえるような写真があると、ゲストの共感を誘うことができるので、これもまたプロフィールムービーにゲストを惹きつけるポイントに。

ふたりの馴れ初め　（出会い～現在）

ゲストはおふたりの幸せな姿を、結婚式で十分見ることができます。ですから、おふたりの馴れ初めのシーンは、簡潔にまとめておくと◎

新郎新婦さまの生い立ち時間以上におふたりの馴れ初めが長くなってしまうと、くどい印象を与えてしまうので注意しましょう。

知り合ったきっかけや、今日にいたるまでの想い出をさらっと紹介する程度に収めてください。

エンディング（ゲストへのメッセージ・今後の抱負）

これからの抱負やゲストへのメッセージを、このエンディングで伝えます。

結婚式の中でプロフィールムービーを流すタイミングで多いのは、新郎新婦おふたりがお色直しのために中座をしている間。

ですから、おふたりがいない間にプロフィールムービーを通してゲストにおふたりからの気持ちを伝えます。

このようにエンディングでのメッセージには、これまでの感謝の気持ちを伝えるだけではなく、「まもなく再入場です」など、このあと再入場するための布石を打つコメントを入れても◎

ゲストの期待感を膨らませるフレーズになります。

【実例でチェック】プロフィールムービーの構成アイデア5選

では実際に参考にしたい手作りプロフィールムービーを見てみましょう。

たくさんの人たちに見守ってこられたことが伝わるプロフィールムービー

出典：https://www.youtube.com/watch?v=E8J60sNLThw

随所にちりばめられているのは、おふたりだけではなく、これまでおふたりを見守ってきてくれた家族やお友だちの写真。

特にそれぞれの生い立ちの最後には、1画面で４枚写真が使われ、たくさんの方々がおふたりのことを見守ってこられたことがよくわかりますね。

また『オープニング』『新郎生い立ちの最初』そして『新婦生い立ちの最初』『エンディング』などポイントになるところには、全て前撮りの写真を使われているので、切り替えがわかりやすいところもポイントです。

コメントの場所やタイミングにも注目のプロフィールムービー

出典：https://www.youtube.com/watch?v=VR7S9rxZhEA

1画面に何枚もの写真が入れ替わりに紹介されているこちらのプロフィールムービー。
コメントが出る場所や大きさも違っているので、動きのある構成が特徴です。

特に新婦さまの生い立ちのところでは、クイズのようなフリのあるコメントも。

おふたりの人柄が伝わってくるプロフィールムービーに仕上がっています。

イラストを使ってキャッチーなプロフィールムービーに

出典：https://www.youtube.com/watch?v=9aIjXMYzinc&t

こちらは写真を一切使わず、イラストだけを使って表現されたプロフィールムービーです。

写真に合わせてコメントも入れられていて、まるで4コマ漫画をずっと見ているようなキャッチーな仕上がりに。

時より効果音なども入れられていて、9分以上と長い収録時間ですが、飽きずにずっと見ていられれるプロフィールムービーです。

「こんなにたくさんイラストを描くのは無理！」
という方は、新郎や新婦生い立ちの最初の場面だけイラストにするなど、アクセントとして使う方法もありますよ！

「心からありがとう」歌詞に込めてメッセージを送るプロフィールムービー

出典：https://www.youtube.com/watch?v=X__XgHQMlRI&t

こちらのプロフィールムービーは、BGMの歌詞に合わせて、随所にメッセージが込められているハートフルなプロフィールムービーです。

まずはおふたりのプロフィールムービーを誰よりも感慨深く見守ってくださっているご両親まずは、メッセージからスタート。

プロフィールムービーの構成は、テーマを決めておくと考えやすくなります。
こちらのプロフィールムービーのように、ベースをBGMの構成に合わせておく方法も。

メッセージ性も強くなり、ご両親やそれを見守るゲストのみなさまの感動誘います。

ポラロイドと動画で飽きのこない工夫が随所にあるプロフィールムービー

出典：https://www.youtube.com/watch?v=X__XgHQMlRI&t

こちらのプロフィールムービーは、ポラロイドを使ったとてもユニークな構成に仕上げられています。

オープニングから新郎さまの生い立ち、そして新婦さまの生い立ちなど切り替えの場面にポラロイドが使われていて、わかりやすいところもお手本にしたいポイント。

またキャッチーなBGMも、この構成とよくマッチングしていますね。

まとめ

プロフィールムービーは構成を考えるところからスタートします。

プロフィールムービーの所要時間といえば、5～8分。この時間内に、起承転結を付けてゲストへ紹介するには構成を整えておくことが大切です。

結婚式の定番になっている演出だからこそ、おふたりらしいプロフィールムービーに仕上げたいですよね！

プロフィールムービーは、新郎新婦さまの知らない一面を知ることができるのも醍醐味。メインは”生い立ち”です。おふたりの馴れ初めのボリュームが多くなってしまわないように注意しましょう。

ご紹介したプロフィールムービーはどれもお手本にしたい構成ばかりです。
これから結婚式のプロフィールムービーを手作りされる皆さん！ぜひ参考にしていただきながら、素敵なプロフィールムービーをつくってください。