プロフィールムービーは、ゲストに感動を与えるために欠かせない演出の一つです。コメントの考え方やタイトル、冒頭の挨拶、締めの言葉など、細部にこだわることで、ムービーのクオリティを格段に上げることができます。
今回は、プロフィールムービーに挿入するコメントのポイントや、具体的な例文を紹介しながら、タイトルや挨拶の工夫についても解説します。これからプロフィールムービーを作成する方は、ぜひ参考にしてください。
プロフィールムービーのコメントを考えるポイント
プロフィールムービーのコメントは、ゲストの心に響く重要な要素です。写真や映像と共に流れるコメントで、おふたりの想いや歩みをより深く伝えることができます。
しかし、多くのカップルが「何を書けばいいか分からない」と悩むポイントでもあります。ここでは、コメントを通して伝えたいこと、アイデアが浮かばない時の対処法、効果的なコメントを考えるコツ、注意点などを詳しく解説します。
さらに、時代別やシーン別の具体的な例文もご紹介。あなたらしいコメント作りのヒントが満載です。
プロフィールムービーのコメントを通して伝えたいこと
プロフィールムービーとは、「新郎新婦の生い立ち」「これまでの思い出」「二人の出会い」などを盛り込んだ、自己紹介ムービーのことです。
多くの場合は、新郎新婦が中座をしている最中に流れます。
ゲストにプロフィールムービーを見てもらい、これまでの思い出に思いを巡らせ、感動を共有することができる素敵な余興のひとつですよね。
そして、プロフィールムービーの最大の目的は「新郎新婦の人となりを知ってもらうこと」です。
普段、友人に対して「自分たちの幼い頃はどんな子供だったのか」など幼少期のことを話す機会は少ないでしょう。
また、親族の方に対して「友達とはこんな風に遊んでいるよ」など交友関係を話すこともないかもしれません。
プロフィールムービーを使って、普段見せない自分や恥ずかしい失敗談などを交えながら、より自分の魅力を伝えられたら良いですよね。
さらに、新郎の親族は、新婦のことを深く知る機会があまりありません。
そこでプロフィールムービーでは、「僕はこんな素敵な女性と結婚するんだよ」と自分の家族や親族に伝える機会でもあるのです。
プロフィールムービーを使って、自分の素敵なパートナーを家族や親族にしっかりと紹介しましょう。
「プロフィールムービーのコメントが思い浮かばない!」を解決するために
プロフィールムービーは、映像と文字、そしてBGMでゲストを惹きつけやすく、ご年配からお子さまゲストまで誰が見てもわかりやすいのが人気の理由です。
ただしその分、映像や文字、それにBGMのセンスが問われる!といっても過言ではないんです。
これまで何度か結婚式に出席されてきた方は、プロフィールムービーも何度もご覧になってきたはず。
何気に見てきたけれど、いざ自分がプロフィールムービーを作ろうと思うと、
「まったくコメントが思いつかない!」
なんて方も多いのではないでしょうか?
プロフィールムービーのコメントは、コメントの内容だけではなく『見せ方』も重要なポイント。
というと、難しく伝わってしまうかもしれません。
けれどこのあとご紹介する『コメントを考えるときのポイント』と『例文』を参考にしていただければスムーズに作業が進むはずです!
プロフィールムービーのコメントを考えるときのポイント
では早速、プロフィールムービーのコメントを考えるときに大切なポイントをご紹介しましょう。
ポイントは6つあります。
- 文字数は読み切りやすい数で
- わかりやすいフォント
- 使ってはいけない言葉をチェック
- 句読点は使わない!
- 顔文字は使わないのがベター
- “説明”に終わらないように注意
詳しくご紹介していきましょう!
文字数の目安
プロフィールムービーのコメントを考えるときに、まず注意したいのが写真一枚に対するコメントの文字数です。
写真1枚に対して、30文字程度に収まるように考えましょう。
もちろん5文字の前後の誤差は許容範囲なので気にしなくてもOKです!
プロフィールムービーで写真が映し出されるのは1枚5~8秒程度。
コメントの文字数が多くなりすぎると
- 写真の中にコメントの表記が増えてしまい、わかりにくい
- 文字が小さくなり見にくくなってしまう
- 文字を読むことに必死になってしまい、写真を見る余裕がない
- 文字が多い写真が続くと見ていて疲れてしまう
など、デメリットばかりが目立ってしまいます。
たった数秒でも、ゲストがコメントを読みきり、さらに写真もじっくり見ていただけるようにすることが大切。そのため文字数は多くても30文字程度に収めましょう。
“わかりやすさ”を大切にしたフォント
結婚式には、幅広いゲストがお越しです。プロフィールムービーのコメントを表示するときに最も大切するべきことはわかりやすさ。
先ほどの文字数に加えて、その文字を表記するときのフォントにも注意したいところです。
プロフィールムービーのコメントに使うフォントは、太くはっきりしたシンプルなフォントがおすすめです。
プロフィールムービー全体のおしゃれさを重視するのなら、フォントも個性的にいきたいところですが、ここはちょっと考えドコロ。
細い文字や斜めに傾いているフォントは、確かにおしゃれな仕上がりに。
けれど読み手のゲストの気持ちを思うと、読み疲れさせてしまうので注意しましょう。
忌み言葉は使わない
『忌み言葉』とは、結婚式のような晴れやかな席にふさわしくない言葉のことを言います。
縁起が悪かったり、繰り返し使うことで“再婚”を連想させてしまうような言葉は使わないのがマナー。
忌み言葉は、スピーチなどでも使ってはいけないとされています。
具体的な例でいうと……
『重ね言葉』 (同じ言葉を繰り返す) |
度々・益々・次々・重ね重ね・色々・くれぐれ など |
『別れを連想させる言葉』 | 切る・離れる・割れる・破れる・冷める・裂ける など |
『再婚を連想させる言葉』 | 戻る・繰り返す・再三 など |
『不吉・不幸を連想させる言葉』 | 終わる・枯れる。滅びる・消す・崩れる・壊れる など |
そのほか『忙しい』や『忘れる』など、漢字の中に『亡』という文字が入っているのは“縁起が悪い”とされているので使わないようにしましょう。どうしても使いたい場合は、ひらがなに置き換える配慮を。
忌み言葉は、特にご年配世代が気にされているワードです。
何気なく使ってしまっては「マナーを知らないんだ」ととらえられてしまうかもしれません。注意しましょう。
句読点は結婚式ではNG
普段何気なく使っている句読点ですが、結婚式では使用NGなんです。理由は句読点は“休止符”を意味するから。
プロフィールムービーのコメントだけではなく、招待状などのペーパーアイテムなどすべてにおいて使わないようにしましょう。
けれど「句読点ナシでは見にくいのでは?」と思ってしまいませんか?
そんなときは、スペースを空けたり改行するなどして工夫してみてください。
そのまま文字を続けるよりも、うんと見やすくなりますよ♪
顔文字は使わない方がベター
新郎新婦世代では、メールやラインで当然のように使われている顔文字。ですが、ご年配世代の中には、ご存知ない方もたくさんいます。
確かにコメントに顔文字が入ることで、ユニークさはUP。感情を伝えたいときには、わかりやすいツールです。
けれど、一部の方だけが分かるような内容は、プロフィールムービーではNG。
見ている人みんなが同じ感覚で楽しめるよう、顔文字は使わない方がベターです。
プロフィールムービーのコメントで注意したい3つのポイント
コメントを考えるときには、3つの注意点を意識しておきましょう。
1.コメントの文字数は30文字前後
写真に添えるコメントは、「28〜30文字前後」にまとめます。
長すぎるコメントは、流れていく映像の中で読み切れずに画面が切り替わってしまい、本当に伝えたいことが伝わらないことがあります。
コメントは、長すぎず、感情や思い出を語りかけるように考えましょう。
2.『忌み言葉』や『句読点』に注意!
また、結婚式というお祝いの席ですので、コメントの中でも結婚式のマナーをしっかりと守りましょう。
ムービーのコメントでやってしまいがちなのが「忌み言葉」と「句読点」を使ってしまうことです。
「忌み言葉」とは、不吉なことを連想させてしまう言葉です。
例えば「別れ」「離れる」「浅い」「相次ぎ」「飽きる」「割る」など多くあります。
不安な方は、コメントを考える際に忌み言葉を使ってはいないかをしっかり調べておくと良いでしょう。
また、結婚式に使用される文章には「句読点」は使用しません。
句読点とは「、」「。」のことで、文章を読みやすく区切る時に使用されます。
結婚式の文章の場合、区切る意味の句読点は縁起が良くないため、文章を区切りたい時にはスペースを開けると読みやすくなります。
ゲストの方も、きっと結婚式のマナーを守ってスピーチなどの準備をしてくれているはずです。
招いている新郎新婦側もしっかりマナーを守ってプロフィールムービーを制作しましょう。
3.”わかりやすさ”はフォントから
プロフィールムービーのコメントを考えるときには、コメントの内容に加えて、見やすさを意識することも大切です。
プロフィールムービーでは、1枚の写真に対して表示されている時間は5秒程度。
この数秒の間に、ゲストにはスムーズにコメントを読んでいただかないといけません。そのためわかりやすい見栄えであることも重要。
特にフォント選びには注意をしましょう。
斜めになっていたり、細い文字はおしゃれですが、数秒の表示では見えにくくゲストに負担を掛けてしまいます。
明朝やゴシックなど、シンプルで見やすく、太さのあるフォントがおすすめです。
【時代別】プロフィールムービーのコメント例文
ここからは、プロフィールムービーのコメントがなかなか思いつかない方のために、コメントの例文集をご紹介します。
ただし、ここで紹介する例文はあくまでも参考程度にしてください。
プロフィールムービーのコメントは、新郎新婦お二人の写真があってこそ。
「こんな感じのコメントの入れ方があるんだ」と参考にしていただけるようにご紹介していきます。
冒頭のタイトルと挨拶文面例
冒頭のタイトルは、「プロフィールムービー」ということが分かるように付けましょう。
現代の結婚式は、しっかりと司会者をたてて進行していくため「何の前触れもなくプロフィールムービーが流れてしまう…」といったことはほとんどありません。
司会者がプロフィールムービーの説明をしてくれるため、ご高齢のゲストの方にもしっかりとプロフィールムービーが流れることが伝わるはずです。
それでも、なかには「歓談していて司会者の言葉を聞いていなかった」という方もいらっしゃることでしょう。
そのような方のためにも、今から流れるムービーがプロフィールムービーだということが伝わるようなタイトルをおすすめします。
【冒頭タイトル例】
・◯◯&△△の生い立ち
・二人が出会った軌跡
・HAPPY WEDDING(幸せな結婚式)
・OUR PROFILE(私たちの自己紹介)
・OUR MEMORIES(私たちの思い出)
・◯◯ & △△ Present (◯◯と△△が送ります)
・Welcome & Thank you!(今日は来てくれてありがとう)
・Just married!(結婚しました!)
冒頭での挨拶文では、ゲストに対して「日頃の感謝の気持ちを伝える」ような挨拶文からスタートさせましょう。
感謝の気持ちを述べた後に、二人の生い立ちを紹介するとスムーズに生い立ち部分へと入っていけるはずです。
・本日はご多用の中お越しいただき 誠にありがとうございます
・皆様へ感謝の気持ちをこめて 2人のこれまでを紹介させていただきます
・今日はどうぞお楽しみください 二人の生い立ちについてご紹介させて頂きます
・皆様と一緒に今日という日を迎える事が出来てとても幸せです
また、結婚式のようなお祝いの席では、「忌み言葉」を使わないように注意しましょう。
例えば、「お忙しい中」という文章では「忙」がマイナスイメージとして捕らえられてしまいます。
なぜなら「忙」の文字の中には”心”が”亡くなる”という文字がはいっているからです。
この場合は「漢字表記」ではなく「ひらがな表記」に置き換えましょう。
赤ちゃん 幼児時代 のコメント例
写真選びのコツ:ご両親の若かりし頃の写真も披露する
生い立ち部分で最初に紹介する「赤ちゃん・幼児時代」ここで使用する写真は、多くの場合生まれたての新生児の写真です。
また、ご両親に抱かれている写真などを選ぶと、ご両親も写真を見て、生まれたての当時の様子を鮮明に思い出すことができるため感動を共有できるはずです。
そして、せっかくの機会なのでご両親の若かりし頃の姿も披露して思いを馳せてもらいましょう。
コメント具体例
・予定日より早かったのに 3600グラムもありました
・小さく生まれて たくさん心配をかけました
・夜泣きもひどく 困らせたようです
・髪の毛ふっさふさな赤ちゃんでした
・待望の第一子 家族に愛されて育ちました
・お父さんにそっくり!と近所でも評判でした(笑)
・初めて話した言葉は「トマト」でした(それ?!)
・初めて歩いたのは◯歳◯ヵ月でした
・小さい時から食欲旺盛でした
・いつも兄について回っていた子供の頃 優しい兄に感謝です
・名前の由来は 母が好きな俳優から考えついたそうです
幼児時代の写真に挿入するコメントは、「出生地・出生体重・身長・性格・名前の由来」などを中心に考えていきましょう。
特に、名前の由来のエピソードは普段友人に話さない話題ですので、プロフィールムービーを通して知ってもらえると面白いですよね。
保育園 幼稚園時代 のコメント例
写真選びのコツ:子供時代の性格がわかる写真を選ぶ
次に繋げるのは「保育園や幼稚園時代」の写真です。
この頃は「無邪気な子供」だったのか「人見知りをする子供」だったのか大きく分かれるところでしょう。
ここでは、どういった性格の子供だったのかが分かる写真を選ぶと微笑ましい雰囲気になります。
また、子育てが大変だった時期でもありますから、写真を見てご両親が当時のことを思い出せると感動を共有できますよね。
コメント具体例
・パパとのお風呂が日課だったね
・ママのお弁当はいつも愛情に溢れてたね
・いつもママのお弁当に入ってた甘い卵焼き 今でも大好きです
・イタズラ大好き いつも障子に穴を開けていました
・おゆうぎ会 踊りがとっても得意でした
・おゆうぎ会では一番声が大きくて後ろの席まで聞こえてたよね
・七五三の帰り道 着物を脱ぎたくないと駄々をこねていたそうです
・初恋は…幼稚園の◯◯先生でした…!!
・兄が大好きでいつも兄の後をついてまわっていました
ここでは、「怒られてしまったこと」「大好きだったお弁当の話」「初恋のこと」など、幼少期時代の思い出話を組み込んでいきましょう。
イタズラばかりしていた子は、どんなイタズラをしたのかを明確に書くと楽しい雰囲気になりますよね。
小学生時代 のコメント例
写真選びのコツ:夢中になっていることなどの写真を選ぶ
続いて「小学生時代」の写真を挿入していきます。小学生時代では、さまざまなことに興味を持って自ら行動し始める年齢です。
また、初めての学校生活のなかで楽しかった思い出や、辛かった勉強のことなどが分かる写真だと良いですよね。
またスポーツをやりだす子供も多くいらっしゃいます。何かに夢中になっている様子を写真とコメントで伝えていきましょう。
コメント具体例
・走るのが得意でいつもリレーに出ていました
・幼馴染の××とは今でも親友です
・ママの料理を手伝うと張り切っていたけど 実は邪魔してました(笑)
・いつも背の順で並ぶと一番前か二番目でした(泣)
・兄の影響でサッカーを始めたけどすぐに辞めました(笑)
・九九を覚えるのは人一倍早かったそうです
・習字が得意で 何度も賞をもらいました
・ピアノをやりたいと言ったら すぐにピアノを買ってくれましたね
中学生 高校生時代 のコメント例
写真選びのコツ:ゲストとの学生時代の思い出の写真を選ぶ
次は「中学生・高校生時代」の写真とコメントの例文です。中・高校生で仲良くなった友人たちをゲストに招く方が多いでしょう。
中・高校生で親しくなった友人は、その後の人生で永く付き合っていく方々ですよね。
そのような大切なゲストとの思い出を振り返れるような写真をピックアップしましょう。学園祭や体育祭で撮った写真がおすすめです。
また、最近の映像編集ソフトでは、スマホで撮影した写真も取り込めるソフトが多くあります。
そう言ったソフトの場合、スマホの中に眠っている高校生時代の写真を使っても面白いですね。
コメント具体例
・3年間一緒にがんばったバドミントン部の仲間は一生もの これからもよろしく!
・文化祭ではお化け屋敷を!お化け役を徹しました
・お父さんお母さん 反抗期がひどくてごめんなさい そしてありがとう
・お母さんの夜食が美味しくて 受験勉強頑張れたよ
・バスケ漬けの毎日 おかげで体力がつきました
・野球部ではピッチャーで4番!大谷選手を彷彿とさせる活躍!
・テニス三昧で真っ黒 でもこの頃はなぜだかモテ期でした (笑)
・いつめんで いつもバカやってたな〜
・授業中の居眠りをいつも起こしてくれた親友!ありがとう
成人式 大学時代 のコメント例
写真選びのコツ:大人に成長した様子がわかる写真を選ぶ
だんだん現代に近づいてくる「成人式・大学時代」の写真とコメント例文です。
ここからは、幼少期や学生時代とは違い、大人になった自分を見せていきましょう。
大学時代では、サークル活動やゼミ・研究室など学びの場がたくさんあります。
一方、飲み会三昧だった方もいらっしゃるかもしれません。お酒が飲めるようになった姿も大人になった証です。
ゼミや研究室で真剣に何かを学んでいた様子や、飲み会の楽しい様子などを写真とコメントで伝えていきましょう。
コメント具体例
・研究室では恩師の◯◯教授に学びました 今でも飲みにいきます
・初めての一人暮らし 親の有難みを知りました 家事って大変…
・BBQしたり遊ぶことに毎日全力でした 遊びすぎたかも…(笑)
・ワーホリはオーストラリアへ !最高の経験と最高の友に出会えました
・成人式の振袖は 母が選んでくれました ありがとう
・振袖姿をおばあちゃんにも見せたかった…
・お金がなさすぎて勉強よりもバイト三昧…とほほ(泣)
・カフェでのバイトでコーヒーに詳しくなりました
・最高のバイト仲間に出会えて これからも宝物!
・就職活動…だいぶ苦労しました(泣)
・お祈りメールが来る度に励ましてくれたお母さん ありがとう
社会人時代 のコメント例
写真選びのコツ:会社の様子がわかる写真を選ぶ
新郎新婦の生い立ち部分では最後になる「社会人時代」の写真です。
会社ではどのように働いているのかなど、実家を離れて暮らしているとなかなか伝える機会は少ないはず。
ここでは、社会人としてどう過ごしているのかを見せましょう。
会社の制服を着て撮影した写真がある方は、それを紹介するとどんな様子の会社なのかをゲストの方がイメージしやすいはずです。
また、同僚との飲み会の写真でも、新郎新婦の人間関係について分かってもらえるでしょう。
社会人になると写真を撮るタイミングが減ってしまい、載せる写真がないと悩んでしまう方もいらっしゃします。
会社の写真がなければ、招いているゲストと社会人になってから一緒に旅行した時の写真でも良いですよね。
コメント具体例
・無事就職 先輩方も優しくてアットホームな職場です
・社会人になり はじめての親孝行 焼肉を奢りました!
・社会人1年目 上司と先輩に支えられる毎日でした
・先輩たちとのBBQ 社会人になっても学生みたいな楽しさ!
・お世話になってる職場の皆さま これからもよろしくお願いします
・会社のみなさま! いつもありがとうございます!
・私の教育係の〇〇さん 優しすぎて本当に大好きです
・今の目標は車を買って ドライブすることです
・社会人1年目は大変だったけど 2年目からは楽しく働いています(笑)
二人が出会ってからのコメント例
写真選びのコツ:旅行や思い出の場所で撮った写真を選ぶ
ここからは、新郎新婦のお二人が出会ってからの思い出部分です。
普段、家族や友人、職場の方の前では見せない笑顔があるかもしれません。そのような2人の仲良しな世界を披露していきましょう。
ただし、結婚式は正式な場所です。濃厚な触れ合いや下ネタなどは避けましょう。
あくまでも仲良く笑顔で写ってるツーショットで、お二人の仲良しさをアピールしましょう。
良く行くお店で撮った写真や、旅行の写真などがおすすめです。
コメント具体例
・初めて出会った場所は大好きな居酒屋の記念イベント!
・初めての写真!初々しいね…恥ずかしかったのを今でも覚えています
・休みが合えば色んなところに出かけました
・海外旅行好きな2人!台湾・スペイン・タイ・ハワイ!色々行ったね
・大きな口を開けて笑う豪快さに惚れました
・喧嘩したら 仲直りするまで絶対に寝ない2人です(笑)
・プロポーズは 私がトイレから出てきた直後でした(笑)なぜ?!
・新郎のことを◯◯ 新婦のことを△△とあだ名で呼び合っています
・生い立ちムービーの編集中 自分たちで頑張って作りました
お二人の思い出部分では、「プロポーズ関係」や「あだ名」「デート場所」など二人だけしか知らないことも盛り込むとゲストの方も興味津々です。
特に「プロポーズの言葉を聞きたい」というゲストは多いはず。恥ずかしいかもしれませんが、お二人の人となりを披露する場なので思い切って発表してしまうのもおすすめです。
映像の締めのコメント例
写真選びのコツ:直近のお二人の様子がわかる写真を選ぶ
プロフィールムービーの締めに使用する写真は「結婚式の前撮り」の写真がおすすめです。
なぜなら、二人の生い立ちを紹介してきて現在に繋がるような流れなので、結婚式の前撮りの写真を使用すると直近の写真なので”今”に繋がるからです。
また、ここでは招いているゲストに向けて感謝の気持ちも伝えましょう。お二人のこれからの抱負を添えても良いですね。
コメント具体例
・これからは二人で力を合わせて歩んでいきます
・この日を迎えられたのは 今までの人生で出会えた素敵な皆様のおかげです
・いつも明るい◯◯さんのことを絶対に幸せにします
・まだまだ未熟な二人ですが 今後ともどうぞよろしくお願いいたします
・本日はお忙しい中ご出席くださり 誠にありがとうございます
・引き続き どうぞお楽しみください
・引き続き どうぞご歓談をお楽しみください
・新婦のカラードレスは何色なのか 楽しみにしていてくださいね
・本日はお越しいただきありがとうございます この後も楽しんでください
【シーン別】そのまま使えるプロフィールムービーコメント例文
では次に、プロフィールムービーのコメント例文を以下のシーン別でご紹介します。
- 赤ちゃん時代
- 幼少期時代
- 小学生時代
- 中学生~高校生
- 大学・専門学生時代
- 社会人時代
- ふたりが出会ってから
そのまま使っても◎
オリジナリティを重視するのならアレンジを加えてください。
プロフィールムービーのコメントは、写真の説明だけでは「ふーん、なるほど」で終わってしまいます。ポイントは、その写真で伝えられない背景をわかりやすく伝えること。
当時の気持ちやメッセージを加えると写真から伝わるストーリーに奥行きが広がりますよ!
赤ちゃん時代
まずは生後間もないころの写真に対するコメントです。
このころの写真には、誕生日や名前の由来などをコメントにするのが定番。
それに加えて、一言コメントを加えるとオリジナリティが高まります。
- ○年○月○日 ○○県に誕生 この頃のボクはまん丸でした
- 体重3800グラムのビッグベビー! お母さん驚かせてごめんね(笑)
- ○○家の長女として誕生 お兄ちゃんがとても喜んでくれたとか
- ○○家待望の第一子♡ みんなの愛情を一新に受けて大きくなりました
- 1時間というスピード出産で誕生! 生まれたときから親孝行(笑)
- 16時間という難産の末誕生!お母さんお疲れさまでした!
- 誕生の瞬間 お父さんは号泣したのだとか
- 病院中に響き渡るくらい大きな声で生まれました!
- 2000グラムの小さい赤ちゃんとして誕生 でもとても元気に育ちました♪
- 今では見る影もありませんが 女の子に見間違えられるくらい可愛かった(笑)
幼少期時代
幼少期のコメントは、家族とのハートフルなエピソードを入れると◎
ご両親にも懐かしんでもらえるような一言を加えてみてください。
-
- パパを見るとなぜか泣いていた頃(笑)今は大好きだよ♡
- 兄弟でいたずらばかりして お母さんを毎日困らせてました
- お母さんのお化粧に興味津々 こっそりメイクしてみました♪
- 当時はやっていた○○(アイドル)をまねてダンス♪
- 兄弟のように仲が良かった○○(ペット)
- この頃からお兄ちゃんが大好き♡これからもよろしくね!
- この頃からパパと私はそっくり!
- 毎年夏はおじいちゃんの家にみんなでお泊りしたね♪
- 幼稚園の頃から野球が大好き!もちろん夢はプロ野球選手でした
- 戦隊ヒーローにドはまり!常に戦っていたそう(笑)
小学生時代
小学校時代のコメントには、学校やお友だちとのエピソードが人気です。
得意だったこと、苦手だけど頑張ったことなどの想い出を紹介してみても。
またこの年代になると「今もずっと仲良し」というゲストもちらほら。
その場合は、コメントに添えてあげると喜んでいただけますよ!
- 放課後は公園に集まってサッカーに夢中!
- 緊張したけど頑張ったピアノの発表会♪パパとママがすごく褒めてくれました
- 夏休みの思い出に家族旅行 兄弟で焦げそうなぐらい日焼けをしました(笑)
- 親友○○と初めて出会った小学○年のころ これからもよろしくな!
- 修学旅行で○○へ みんなでこっそり明け方まで女子トーク♡
- 野球に夢中になりだしたころ お父さん毎日練習に付き合ってくれてありがとう
- おしゃれに目覚めた小学5年生のころ お気に入りのTシャツでパシャリ☆
- 姉妹でお揃いの浴衣を着てお祭りに♪今もお姉ちゃんとはずっと仲良しです♡
- 冬は家族でスキーに出かけるのが恒例 スキーのお手本はパパ♪
- ちょっとトガりだした小学校6年生(笑)毎日ヘアスタイルをキメて学校へ
中学生~高校生
中学生から高校時代のコメントとなると、お友だちとのエピソードが中心に。
反抗期真っ盛りだったころを思い出して、今だから伝えられるメッセージをご両親に向けられる新郎新婦さまも。
- 中学からは○○部に入部 大切な友だちとの出会いが待っていました
- 中学時代からの親友○○と これからもずっと仲良くね♪
- サッカーに夢中になっていた中学時代 放課後は日が暮れるまでひたすら練習
- サッカーでケガをして1か月入院 お父さんお母さん心配かけてごめんね
- 今もずっと大切な仲間との出会いが待っていた○○高校時代
- 週末はいつも○○の家に集まって遊んだね♪これからも変わらずよろしくね!
- なんでこの頃もっと勉強しなかったんだろう(笑)
- 反抗期でお父さんとお母さんを困らせていた頃 今だから言える「ごめんなさい」
- 中学からはじめたサッカーではキャプテンを任せてもらいました!
- 大好きなバンドのライブへ○○と!また行こうね♪
大学・専門学生時代
引き続き、大学や専門学生時代のコメントも友だちとのエピソードが人気です。
- サークル仲間との出会いは一生の宝物に
- 大学では○○を学んでいました 今の仕事にも役立ってます!
- 初めての一人暮らし 実家のありがたみを痛感しました
- 初めてのバイト経験 社会人としての基礎を学びました!
- 専門学校では○○について学び今の仕事につながっています
- 一大イベントの文化祭!サークル仲間と夜遅くまで準備も一生の思い出!
- オーストラリアで3か月の留学生活 毎日が発見ばかりで本当に楽しかった
- 通学に片道2時間!朝早くから毎日朝ごはんを作ってくれてありがとう
- バイト仲間と○○へ旅行へ またみんなで行こうね!
- 成人式はお母さんから譲り受けた着物で出席しました♪
社会人時代
会社での様子や趣味など日常の様子が垣間見えるようなコメントがおすすめ。
社会人生活を共にしたゲストも出席していることも多く、そんなゲストに向けたメッセージを添えてあげると印象もUPします。
- 念願だった○○に入社!社会人一年生となりました
- 最高の同期との出会い 仕事にプライベートにとずっと一緒でした
- 社会人初めての忘年会 新人の登竜門である余興では○○で盛りあげました!
- 夢だった消防士に 同期のみんな いつも支えてくれてありがとう
- 小さなころから夢だった保育士になりました 子どもたちの笑顔に癒される毎日
- 社会人になっても中学で出会ったメンバーとは月一で集合!また旅行行こうね!
- 社会人になって初めてしった登山の魅力 パパとママと一緒に登った○○にて♡
- 奇跡的に好成績を収められて表彰されました! これからも頑張るぞ!
- 緊張の連続だった社会人1年目 先輩や同期に支えられました
- 毎週末恒例だった同期との飲み会 笑いすぎて毎週ぐったり(笑)
ふたりが出会ってから
ふたりが出会ってからのエピソードを写真とともに伝えるところ。
いつ、どこで、どんな思い出があるのか、写真と共に紹介してください。
- ○年○月 私たちは趣味の○○を通して出会いました
- ○年○月 ○○(新郎)の○○(新婦)への強烈な一目ぼれで交際がスタート
- 出会いのきっかけはキャンプ! 今も毎月キャンプを楽しんでいます
- 出会いは職場 同じプロジェクトを任されることになり次第に意識することに♡
- ○○(新郎)より ○○(新婦)の第一印象→「やばい!最高にかわいい!!」
- ○○(新婦)より ○○(新郎)の第一印象→「やばい!モジモジしてる(笑)」
- ○年○月○日 初めてデートした思い出のレストランでプロポーズ♡
- みんなドキドキの両家顔合わせ これからもよろしくお願いいたします
- ○年○月○日 晴れて夫婦となりましたー!
- 婚姻届は大好きなスヌーピーで♡ ○年○月○日 入籍しました
プロフィールムービーのタイトル作成のポイント
プロフィールムービーのタイトルは、ゲストの期待を高め、おふたりらしさを表現する重要な要素です。単なる「プロフィールムービー」という表記よりも、創意工夫を凝らしたタイトルがおすすめ。
ここでは、効果的なタイトルの役割、作成時のポイント、そしてタイトルと合わせて考えたい「サブタイトル」「BGM」「オープニング映像」についても解説します。
さらに、センス溢れる実例も多数ご紹介。おふたりの個性を活かした魅力的なタイトル作りをサポートします。
プロフィールムービーの『タイトル』とは
「プロフィールムービーのタイトル?」はじめてプロフィールムービーを手作りする人にとっては「?」と思われるかもしれません。
まずは、参考の動画を見てみましょう。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=BHwBfMLASc0
こちらのプロフィールムービーの冒頭に流れる
『Happy Wedding Day』
『2021.4.15 DAIKI × RINA』
この部分を『タイトル』といいます。
プロフィールムービーは主に5つの構成で考えます。
- オープニング(ここにタイトル)
- 新郎 生い立ち
- 新婦 生い立ち
- ふたりの馴れ初め
- エンディング
プロフィールムービーのタイトルは、冒頭で流れ「これからこんな映像が流れますよ!」とゲストに期待を持たせる重要なシーンです。
これからはじまる約5分少しのプロフィールムービーに注目していただくためには、たった数秒のシーンとはいえとても重要な役割を担っています。
タイトルや動画のデザイン性はもちろん、わかりやすさも伴った作り込みが必要です!
プロフィールムービーのタイトルを考えるときのポイント
では、プロフィールムービーのタイトルを考えるときには、どのようなポイントに注意しながら作ればよいのでしょうか?
プロフィールムービーのタイトル作りの注意点
プロフィールムービーを作るときに、絶対に大切にしておきたいのがわかりやすさです。
結婚式のアイテムは“おふたりらしさ”にこだわって、おしゃれさも追及したいところですが、プロフィールムービーに関してはちょっとストップ。
プロフィールムービーが人気で定番になった理由は、写真や文字、音楽などあらゆる角度からどの世代が見てもわかりやすく、盛り上がり安いからです。
この“わかりやすい”が大きなポイントで、おしゃれさばかりにこだわってしまうと、年配のゲストやお子さまが「?」なんてことも。
フォントはシンプルにわかりやすいものを選ぶ
プロフィールムービーのタイトルをわかりやすくするためには、フォント選びから意識しておきましょう。
おしゃれに仕上げるなら、カリグラフィーのような流れるフォントはとても素敵ですね。
けれどここは、読みやすさを重視してゴシックなどのはっきりとしたフォントをおすすめします。
文字の太さもしっかりあったほうが、背景に色がついていてもわかりやすくて◎
表記に『プロフィールムービー』は避ける方がベター
今回作るのは『プロフィールムービー』ですが、タイトルに“プロフィールムービー”と記載しない方が良いでしょう。
新郎新婦さま世代には「プロフィールムービー」と聞いて「あ!結婚式の生い立ちムービーね」とピンとくる人も多いかもしれません。
けれどプロフィールムービーが主流になりだしたのは、この数年。
一昔前は、おふたりの馴れ初めは披露宴冒頭に司会者が生い立ちを読み上げるのみでした。
だからご年配のゲストは、これまでたくさん結婚式を出席したとはいえ、プロフィールムービーと聞いてもなじみのない方も多いんです。
ですので、タイトルには『プロフィールムービー』とは使わず
- 2人の生い立ち
- Our History
- Happy Memories
などがおすすめ。
誰が見ても「これからふたりの生い立ちを見ることができるのね」と一目でわかるようなタイトルにしておきましょう。
プロフィールムービーのタイトル一緒に押さえておきたい3点セット
プロフィールのタイトルを考えるときには、タイトルの前後のつながりも意識すると◎
必ずというわけではありませんが、以下のような3点セットの流れがおすすめです。
- オープニング素材
- タイトル
- 挨拶
オープニング素材とは?
オープニング素材は、タイトルの前に入れるとゲストを惹きつけるきっかけのひとつに。
こちらは無料でダウンロードできるプロフィールムービーのオープニングにもおすすめの素材です。
出典:https://vimeo.com/524748453
タイトルの前に、このような素材のワンクッションが入るとゲストにも「これから何がはじまるのかな?」と注目してもらえますね。
≪プロフィールムービーに使える無料素材まとめ≫簡単に使えてムービーのクオリティもUP!
タイトルはふたりの名前や結婚式の日付を
素材のあとはおふたりの名前、また必須ではありませんが結婚式の日付などを表示します。
- Akira & Mai Our History
- Daiki & Ayano Happy Memories
ご親族中心の食事会などの場合は、ローマ字表記ではなくひらがな表記をおすすめします◎
挨拶でゲストに気持ちを伝えて
タイトルのあとの挨拶も必須ではありませんが、入っているほうが丁寧でおふたりの気持ちも伝わりやすいですね。
- 本日はお越しくださり 誠にありがとうございます
- ふたりの誕生からこれまでの歩みをご覧ください
- 皆さまへ感謝の気持ちを込めて これまでの二人をご紹介させていただきます
ここで注意したいのが、プロフィールムービーのコメントには句読点を使わないということです。
句読点は『、』や『。』で、“区切り”や“終わり”を意味し、結婚式では縁起が悪いといわれていて使わないのがマナーとされています。注意しましょう!
お手本にしたいプロフィールムービーのタイトル集
ここでは実際にプロフィールムービーを手作りされたものの中から、特に魅力的なタイトルおよびオープニングになっているものをご紹介します!
自然体が魅力*
出典:https://www.youtube.com/watch?v=E2FvSxjRqt8
こちらはタイトルのあと、おふたりが冒頭のメッセージ用に撮影した?と思われる写真が使われています。
背景も白でわかりやすく、写真のポージングとともにおふたりからのメッセージが伝わりやすい作り込みになっていますね!
カウントダウンで惹きつけてから♪
出典:https://www.youtube.com/watch?v=EtjCEqCAWyU
カウントダウンでスタートするこちらのプロフィールムービー。タイトルでは写真が使われず、おふたりの左手が赤い糸で結ばれるシーンでスタートします。
赤い糸はそのままずっと使われていて、プロフィールムービー全体の統一感があるのもお手本にしたいポイントです。
前撮りの写真を使っておしゃれに☆
出典:https://www.youtube.com/watch?v=P37om4qq_24
こちらのプロフィールムービーは、とてもおしゃれな前撮り写真にタイトルが入ってスタート。
そのあとのメッセージも、自然体なおふたりの姿のバックにメッセージが入りデザイン性もとても参考にしたい仕上がりになっています。
自己紹介からはじめてふたりらしさを♪
出典:https://www.youtube.com/watch?v=IsFAeGCpVZw
こちらのプロフィールムービーは、タイトルの前に簡単におふたりの自己紹介からスタートします。
おふたりの人柄に少し触れてからプロフィールムービーを見るのも、興味を引きつけるテクニックのひとつですね!
英語と日本語を織り交ぜながらわかりやすくおしゃれに♪
出典:https://www.youtube.com/watch?v=N5DobsKQeg0
タイトルの間に「私たちの大切なゲストの皆さまへ」というメッセージからスタートするプロフィールムービー。
英語表記もありますが、同時に日本語でも表記されていて、おしゃれでありながらわかりやすいところもお手本にしたいポイントです。
前撮り写真のアルファベットオブジェがタイトルっぽくなっているワンシーンもありますね。前撮りをするときには「プロフィールムービーのオープニングで使いたい!」など用途を先に決めておくと、カメラマンさんからアングルの提案をしてもらえる場合もあります。
プロフィールムービーの冒頭挨拶の工夫
プロフィールムービーの冒頭挨拶は、ゲストの注目を集め、ムービーへの期待を高める大切な役割を担います。
ここでは、効果的な冒頭挨拶の基本的な流れをおさらいし、ゲストを惹きつけるための2つの重要なポイントを詳しく解説します。また、参考になる動画例を紹介し、実際の挨拶の様子をイメージしやすくしています。
そのまま使える例文集も用意。あなたらしい魅力的な冒頭挨拶を作るためのヒントが満載です。
『プロフィールムービーの冒頭の挨拶』まずは流れをおさらい
プロフィールムービーの手作りは、結婚式費用の節約術のひとつ。
式場で購入すると1本5~10万円ほどになります。手作りすると安い場合はゼロ円で作ることもできますからね!
ですがプロフィールムービーは、いざ手作りを始めようとすると「?」な部分もたくさん。その中のひとつが冒頭の挨拶の部分です。
「え?どんな感じで始まってたっけ?」
と思って手作りの作業がストップしている方も多いのではないでしょうか。
そこでまずは、プロフィールムービー全体の流れをおさらいしてみましょう。
プロフィールムービーは
- オープニングタイトルと挨拶文
- 新郎 生い立ち
- 新婦 生い立ち
- ふたりの馴れ初め
- エンディング
このような流れを約6~8分にまとめていきます。
プロフィールムービーは一般的に、新郎新婦おふたりのお色直し中に流すのが定番です。そしてプロフィールムービーを流したすぐあとに、お色直し入場とつなげることも多いですね。
おふたりのお色直し中といえば、ゲストはお料理を楽しんだり、ゲストと談笑したりなどゆっくりとお過ごしの時間です。
プロフィールムービーの冒頭挨拶でゲストを惹きつけるたった2つの工夫
そんな和やかな雰囲気をプロフィールムービーを使って、ゲストをグッと惹きつけるためには、冒頭の挨拶はとても大切です。
とはいえ、ここは難しく考えなくてもOK!
冒頭の挨拶で意識するコツはたった2つです。
1.わかりやすく
まず一つ目のコツは、わかりやすさです。
結婚式には、ご年配から小さなお子さままで幅広い年齢層のゲストがお越しです。
プロフィールムービーに限らず、結婚式の演出はどのゲストが見ても楽しめることが重要。
コメントの内容やフォントは、おしゃれさやデザイン性よりもわかりやすさを意識しましょう。
2.インパクトにもこだわってみる
プロフィールムービーで会場を沸かせたいなら「このプロフィールムービー、面白そう!」とゲストから声が漏れ聞こえてきそうなインパクトのある冒頭あいさつもおすすめ。
冒頭をあいさつコメントだけで納めるのではなく、動画やパロディシーンを使ってゲストを惹きつける方法もありますよ!
例えば、こちらのプロフィールムービー。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=HLqmH9rDZ_w
冒頭から1分50秒くらいまでは、恋愛番組『あいのり』のパロディが収録されています。
その後、一般的なプロフィールムービーの流れになりますが、オープニングにインパクトがあり、オリジナリティが溢れています♪ゲストの印象にも残りそうですよね。
なるほど!が見つかるプロフィールムービーの冒頭挨拶の参考動画
次にご紹介するのが、プロフィールムービーの冒頭挨拶が素敵にまとめられている参考動画です。
こうしてじっくり冒頭のあいさつを見比べてみると、みなさん色んな工夫をされているのがよくわかりますよ。
冒頭の丁寧な挨拶文に好感度もUP!
出典:https://www.youtube.com/watch?v=P37om4qq_24
とてもおしゃれな前撮り写真から幕を開けるこちらのプロフィールムービー。
冒頭のタイトルからはじまり、そのあと2枚の写真を使って挨拶が続きます。
おふたりの笑顔いっぱいのお写真と共に挨拶が紹介されていて、冒頭から好感の持てるオープニングにまとまっています☆
カウントダウンからスタート!
出典:https://www.youtube.com/watch?v=C8SsKApHPyk
波の音と共に…*
出典:https://www.youtube.com/watch?v=qOYhVN_H4pA
こちらのプロフィールムービーは、真っ青な海をバックにした前撮り写真と波の音、そしてカウントダウンでスタートします。
オープニングと新郎さまの生い立ちに入るまでの切り替えがわかりやすく、メリハリのある構成もお手本にしたいポイントです!
冒頭の挨拶用にセルフ前撮りも
出典:https://www.youtube.com/watch?v=E2FvSxjRqt8
こちらのプロフィールムービーでは、冒頭の挨拶文のために撮影されたのでしょうか?
丁度、おふたりのお写真の上に挨拶文が入るような表示に構成されています。ゲストも視線を移しやすいですね。
プロのカメラマンに撮影いただく前撮りじゃなくても、セルフ前撮りでプロフィールムービー用の写真を残すのも◎
おふたりらしい自然体な写真を撮影することができます♪
またこちらのプロフィールムービーは、後半のエンディング部分にも、ゲストに対するおふたりからの感謝の言葉がたくさん綴られています。
全体的に、とてもメッセージ性の高いプロフィールムービーにまとめられていますね!
おふたりの日常が伝わるオープニングに
出典:https://www.youtube.com/watch?v=55MFOmpEHiI
普段のおふたりの雰囲気がとても伝わってくるおしゃれなプロフィールムービーです。
冒頭では、愛犬と一緒に散歩するおふたりの姿が。
特別な挨拶が入っていなくても、おふたりの笑顔や穏やかな愛犬の表情を見れば、幸せな空気が伝わってきますね。
このように、セルフ写真だけではなく“セルフ動画”をプロフィールムービー用に撮影するのも◎
何気ない日常のムービーは、おふたりの人柄を知るきっかけにもなります*
BGMに合わせて
出典:https://www.youtube.com/watch?v=Lvla8rGuMy0
プロフィールムービーの流れを考えるときには、BGMの歌詞にリンクするような内容にまとめるのも人気です。
こちらのプロフィールムービーは、プロフィールムービーで人気高いBGM、Official髭男dismの『115万キロのフィルム』の流れに合わせて作られています。
おふたりのフィルム映画が始まるようなクラシックなテイストからスタートしていますよ♪
【プロフィールムービーの冒頭の挨拶向け】そのまま使える例文集
では次に、プロフィールムービーの冒頭挨拶におすすめのタイトルや挨拶文の例文をご紹介していきます。
まずは冒頭の表記から
プロフィールムービーの冒頭で表示するタイトルは「これからふたりの生い立ちを紹介します」とゲストが一目見て分かるような内容にまとめるのが◎
【例】
『けいた&かおり 私たちの生い立ち』
『TATSUYA&YUMI OUR PROFILE』
『AKIRA&MAKI OUR MEMORIES』
ここで悩みどころなのが、英語表記がアリかナシかとういことですね。
前述の通り、プロフィールムービーのコメントはわかりやすさが大切です。
ですから、ベストなのは日本語表記です。
ですが、新郎新婦さまの中には
「プロフィールムービーの全体のイメージを考えると英語表記がいい」
という方もいらっしゃいますよね。
そんなときのヒントになるのが、ゲストの層です。
例えば、ご親族中心の食事会であれば、やっぱり日本語表記が◎
けれど、お友だち中心の披露宴や二次会の場合は、ここはデザイン重視でもOKと考えるべきでしょう◎
ゲストへの挨拶文があるとより丁寧な印象に
冒頭でタイトルを表示したあと、すぐに新郎の生い立ちシーンに入ってもOKです。
ですが、ここで少し工夫を凝らすなら、ゲストへの挨拶文を入れてみるのも◎
【例文】
-
- 本日はご多用の中 ご出席くださり 本当にありがとうございます
- これから新郎新婦の生い立ちをご紹介します
- 今日この日を迎えることができたのは 皆さまのお陰です
- 皆さまへの感謝の気持ちをこめて
ほんの一言ですが、とても丁寧な印象を与えることができます。
ただし挨拶文を入れるときに注意したいのが、句読点を付けないということ。
句読点は『終わり』『区切り』といった意味を持つため、プロフィールムービーをはじめ、ペーパーアイテムでも使わないようにするのがマナーです。
プロフィールムービーの締めの言葉の重要性
プロフィールムービーの締めの言葉は、ゲストへの感謝の気持ちを伝え、感動的なフィナーレを演出する重要な要素です。
ここでは、なぜ締めの言葉が大切なのか、どのような内容を盛り込むべきかを解説します。言葉選びや表現方法など、効果的な締めの言葉を作成する際の注意点もご紹介。
実際の先輩カップルの例を参考に、印象的な締めの言葉のイメージをつかめます。すぐに使える例文集も用意。心のこもった締めの言葉作りをサポートします。
プロフィールムービーは『締めの言葉』を入れて気持ちを伝えよう
プロフィールムービーの役割は、おふたりの生い立ちや馴れ初めを紹介するだけではなく、見守ってくださっているゲストのみなさまへ感謝の気持ちを伝える場でもあります。
プロフィールムービーには必ず何かコメントを入れないといけないワケではありません。
中には「Fin」という言葉で終わらせる方も。
けれど、結婚式の本番でたくさんのプロフィールムービーを見守ってきた元プランナーの筆者から言わせていただくと、プロフィールムービーの締めの言葉はマスト!といえます。
締めの言葉やメッセージがあると、ゲストの余韻も違っているように見えたからです。
中には、新郎新婦さまがいらっしゃらないのに拍手が沸き上がることも。
「幸せになってね」
「良いプロフィールムービーだったな……」
「本当に今日、結婚式に来れてよかった」
おふたりが作ったプロフィールムービーを見て、そう思ってもらうためにも、締めの言葉はおふたりらしく、感謝の気持ちを精一杯込めて伝えましょう。
プロフィールムービーに締めの言葉を入れるときに気を付けたいこと
プロフィールムービーに掲載するコメントは、締めの言葉に限らず全てにおいて読みやすさがカギ。
そのためには、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。
1画面には多くても30文字以内で
1画面に表示する文字数は、多すぎるとゲストが読み終わるまでに表示が終わってしまう可能性も……。また一度にたくさん文字が表示されてしまうと、ゲストは読むことに必死になり、おふたりからの気持ちが伝わりにくくなってしまいます。
1画面で表示する文字数の目安は30文字以内にまとめるのがベストです。
伝えたいことが多い場合は…
「伝えたい言葉が多すぎて、まとまらない!」プランナー時代、新郎新婦さまからそんな声もよく聞きました。
そんな場合は、方法が3つあります。
- 表示時間を長くする
- 表示回数を複数回に分けメッセージを伝える
- エンドロール風にする
後程ご紹介する参考ムービーでは、上記の方法を使ってメッセージを伝えられています。
こうして文字でお伝えするよりも、見ていただく方が参考になると思いますので、是非合わせてチェックしてみてください!
句読点は使わない
締めの言葉を記載するときに注意しておきたいのは、句読点を使わないことです。
句読点には『終わり』『区切り』といった、結婚式には縁起のよくない意味がこめられています。
そのため、プロフィールムービーのコメントに限らず結婚式に関わるもの全般において句読点は使わないのがマナー。
ちなみに締めの言葉で使いがちな
『お忙しい中 お越しくださって ありがとうございます』
の、『忙しい』ですが、こちらも『忙』という字に『心を亡くす』と記載があることから、縁起が悪いとされていてNG。
『お忙しい』を同じ意味の『ご多用の中』に置き換えて記載しましょう。
実例で見てみよう!先輩カップルのプロフィールムービー締めの言葉
では、実際にプロフィールムービーを手作りされた先輩カップルの締めの言葉を見てみましょう。
後半約1分にたっぷりとメッセージが♪
出典:https://www.youtube.com/watch?v=E2FvSxjRqt8
【締めの言葉】
私たちをいつも温かくみまもってくれた皆様
心から感謝の気持ちでいっぱいです
まだまだ未熟な二人ですが
これからもどうぞよろしくお願いします!
最後の映像には、上記の締めの言葉が載せられていますが、こちらの新郎新婦さまは後半の約1分を使って丁寧に『友だちへ』『家族へ』とそれぞれにメッセージが届けられています。
写真とともにメッセージが紹介されていて、ゲストのことをとても大切になさっているよう様子がこのメッセージから伝わってきますね。
前撮り写真をバックに♡
出典:https://www.youtube.com/watch?v=E8J60sNLThw
「ここにいる皆さまは 2人にとって大切なひとばかりです」
「そんな皆さまに囲まれて 私たちは最高に幸せです!」
「まだまだ未熟な私たちですが これからも末永くお付き合いください」
こちらの新郎新婦さまは、前撮り写真を背景にしてゲストへメッセージが送られています。
写真が背景になっていますが、ちょうど空の部分に文字が来るように描かれているので、おふたりの姿も見ながらメッセージを読むことができます。
こうして写真にメッセージを合わせる場合は、どこにメッセージを表示するのかもポイントです!
複数枚の写真と合わせてメッセージを
出典:https://www.youtube.com/watch?v=AS7PqYWRbC0
「今日この日を迎えられたのは」
「一緒に過ごしてきた友達」
「仕事場の方々」
「そして家族 親戚や皆様のおかげです」
「そして…」
「6月に誕生する命と家族3人で 一歩ずつ進んでいきます」
「まだまだ未熟な2人ですが これからもよろしくお願いします」
後半の4分35秒くらいからゲストに向けたメッセージが伝えられています。
1枚に対するコメントがとても短く読みやすいところがおすすめしたいポイント。写真の背景があるので『写真を見ながらメッセージを受け取る』のに無理なく伝わってくる配分がお手本にしたいところです。
締めの言葉は動画と一緒に
出典:https://www.youtube.com/watch?v=vO31N2IOPz4
「今 こうして大切な皆様に囲まれて とても幸せです」
「これから長い年月 色々なことがあると思いますが」
「二人で泣いて笑って ともに歩んで行きます」
「こんな私たちですが どうぞ」
「これからも よろしくお願いします!」
こちらの新郎新婦さまは、動画と合わせて上記のゲストへ向けたメッセージがしるされています。
写真だけではなく、こうして動画を背景にするのも「なるほど!」ですね☆
エンドロール風に
出典:https://www.youtube.com/watch?v=Z0IA0mSIcIY
ここにお越しの皆様の支えがあって
今日という日を
迎えることができました。
まだまだ未熟な二人ですが
温かく見守っていただければ幸いです。
それでは引き続き
お楽しみください!!
こちらの新郎新婦さは、締めの言葉をエンドロール風に流されています。
これならゲストもじっくり読むこともできますし、長文になったとしても見にくくならなくて済みますね!
締めはふたりの動画メッセージ
出典:https://www.youtube.com/watch?v=wDJ_tIcCbzg
こちらのプロフィールムービーでは、ゲストへのメッセージがコメント表記されたあと、さらに新郎新婦さまから動画でゲストへの挨拶が収録されています。
ちょっとしたサプライズになりますし、ハートフルな雰囲気にまとめられていますよ!
そのまま使える!プロフィールムービーの締めの言葉例文
ここでは、プロフィールムービーの締めの言葉におすすめの例文をご紹介しています。
締めの言葉には2つの意味を込めて
おすすめの締めの言葉としては、2つのポイントを押さえます。
①結婚式に出席してくださっていることのお礼
②今後の抱負
文例にしてみると……
本日はおいそがしい中
お越しくださりありがとうございます
これから二人で力を合わせて
温かい家庭を築いていきたいと思います
私たちの結婚披露宴にお集まりくださり
誠にありがとうございます
今日 私たちがこの日を迎えることが出来たのは
ここにいる皆さまの支えがあったからこそですこれまでの感謝の気持ちを忘れることなく
ふたりで精いっぱい頑張っていきたいと思います
どうぞ今後とも よろしくお願いいたします
皆さまに支えられて 今日という日を迎えることができました
心から感謝の気持ちでいっぱいです
これからも感謝の気持ちを忘れることなく
二人で幸せな家庭をきずいていきます
今後ともよろしくお願いいたします
ほんの少し手を加えても◎
もちろんこのまま使っていただいてもOKですが、おふたりらしさを演出したい場合は、一部差し換えて使っていただくことをおすすめします。例えば……
- 長い遠距離恋愛を経て 今日という日を迎えることができました
- たくさんケンカもしてきたけれど その度に今日ここにいる友だちが支えてくれました
- ここまで大切に育ててきてくれたお父さんとお母さんに感謝をしつつ
少しのアレンジで、オリジナリティがうんと出ますからね!
「この後も楽しんでください」を加えるとさらに◎
そしてさらに、加えるとしたら「プロフィールムービーを見終わったあとも、引き続き披露宴をお楽しみいただきたい」というメッセージです。
- 時間のゆるすかぎり ごゆっくりお過ごしください
- 引き続き どうぞお楽しみください
- まだまだ美味しい料理が続きます どうぞお楽しみください
- この後もゆっくりおくつろぎください
この一言のコメントを入れるだけで、アットホームな雰囲気を作ることができますよ♪
まとめ
プロフィールムービーは、細部へのこだわりが感動を生み出します。コメント、タイトル、冒頭挨拶、締めの言葉 – それぞれのポイントを押さえることで、ゲストの心に残る素敵な作品が完成します。
難しく考えすぎず、おふたりらしさを大切に。ヒントを参考に、楽しみながら作成してください。きっと、かけがえのない思い出となるプロフィールムービーが仕上がるはずです。
お二人の想いをムービーに乗せて、素敵な結婚式を演出しましょう。