結婚式の余興ムービーの完成度を上げるためには構成を考えることが大切になってきます。
ムービーの構成に役立つ4通りのポイントと参考になる余興ムービーの事例をご紹介いたします。上手く余興ムービーに取り入れて、完成度の高い作品を目指しましょう。
①余興ムービーの構成は冒頭と締めのアイデアが大切
余興ムービーに限らず、どんな映像作品でも冒頭と締めの良し悪しによって完成度が決まってしまいます。
- 冒頭はいかに相手を惹きつけるか
- 締めは最後を綺麗にまとめる
ことが重要です。
ここでは余興ムービーの冒頭に使えるアイデアを紹介していきます。
とはいえ冒頭で惹きつけることが重要といっても、シンプルなメッセージムービーなのに、映画のような始まり方を選んでしまったら期待した分だけ、尻すぼみになってしまいます。
内容を大きく超えた期待をさせるような演出は控えましょう。
1. シンプルな作品におすすめ!お祝いの言葉で始まる冒頭
『〇〇くんと〇〇ちゃん結婚おめでとう』や、『ハッピーウェディング』というようにお祝いの言葉から冒頭を始めます。
その後に
- 「みんなからメッセージを集めました」
- 「二人をお祝いするためにみんなで踊りました」
と内容に繋がりやすくなります。
2.コマ撮りなど凝った作品におすすめのメイキング映像
冒頭とエンディングどちらにも使えるアイデアで、ビデオの制作に関わった人たちの紹介や、 作ったきっかけなどを取り入れて、ドキュメンタリー風にすることもできます。
3.馴れ初め再現や映画風パロディ作品におすすめの物語風な冒頭
「二人が出会ったのは・・・」という恋愛映画を彷彿とさせる言葉から始めたり、 スターウォーズのような始まり方を再現したりと、物語が始まることを予期させるアイデアです。
きれいに終わらせる締めのコツ
締めの部分は余興ムービーの最後を飾るとても重要な部分です。 そんな結婚式の余興ムービーで共通する締めくくりの方法をご紹介します。
締めはシンプルにお祝いの言葉で終わらせよう
結婚式の余興ムービーは新郎新婦をお祝いするために作る作品なので、最後は
- 「結婚おめでとう」
- 「末永くお幸せに」
という言葉や文字で終わらせるのが失敗しない方法です。
エンドロールやおもしろ系ムービーなどを流した後に、お祝いの言葉で締める方法もおすすめします。
【出典:YouTube】
②テロップでいかにみんなを惹きつけるか
タイトルはその作品を表す最も重要な構成の部分です。しっかり作品を見てもらえるように、タイトルは慎重に決めましょう。
テロップでみんなを惹きつける方法
メッセージムービーなどシンプルな作品には、お名前や二人との関係性を入れると、どういった人たちからのお祝いなのか、ゲストにも伝わりやすくておすすめです。
また、ストーリー性のあるものは、どんな展開になるのか気になるようなタイトルをつけることをおすすめします。
例えば 【恋の物語~二人が出会うまでの道のり~】のようなタイトルは、二人がどんな道を歩んできたのか、どんな出会いだったのかなど興味を持ってもらうことができます。
どうしてもテロップが思いつかない場合は、過去の作品を参考に考えましょう。 YouTube や余興ムービー制作業者など、過去の事例から気に入ったものをピックアップして、自分の作品に合うようにアレンジしてしまえばいいのです。
メッセージムービー作品
ストーリー性のある作品
③カウントダウンを入れて会場を盛り上げる
カウントダウンは自然に何か始まると期待させて、今から上映する作品に注目を集めるのにとても効果的な方法です。
カウントダウンは余興を始める合図になる
結婚式の披露宴や二次会では、料理を楽しんだり、親戚や親しい友達などが集まって会話を楽しんでいたりするので、気を引くのも大変です。
そんな時にいきなり余興ムービーを流すのではなく、カウントダウンを取り入れることで「今から余興が始まる」と会場全体の関心を惹きつけることができます。
アニメーションを使ってよりインパクトのあるカウントダウンにしよう
そのカウントダウンにインパクトのあるアニメーションを使うことで、より会場全体の期待度を上げて、余興ムービーを見ようとする準備に入ってもらうことができるようになります。
しかし期待させすぎてハードルが上がる部分もあるので、 派手すぎないように注意することも大切です。
無料でカウントダウン素材をダウンロードできるサイトはこちらです。
https://endrollmovie.com/lp-yokyo/free-bgm-video/
④余興ムービーの長さ
余興ムービーを流すときに気をつけなければならないのは、長すぎず短すぎない丁度いいサイズに作品を抑えることです。 エンドロールを入れる場合は内容とのバランスも考えましょう。
余興ムービーの長さは基本的な構成としてとても重要になります。
- ストーリー性のあるものでも6分以内がベター
- シンプルなメッセージムービーなどの場合は3分~5分ほど
で終わるような構成にしましょう。
本編が短くなってしまった場合は、エンドロールで1分ほど稼ぐなど内容と相談しながらバランスよくエンドロールを組み込む方法がおすすめです。
動画の構成よりも大事なのがBGM選び
余興ムービーを制作していると、BGMによってその作品のイメージが大き変わるということがあります。
映像を普段作らない方はBGM選びに力を入れて、音楽の力で映像をより良いものにする工夫をすることが大切だと考えます。動画の構成もお伝えしたポイントを抑えて制作をしていただきたいのですが、それよりももっとお手軽に動画の質をグッとあげるのがBGMです。
以下のページではシーン別(明るい・可愛い・メッセージ性がある・感動・愛・友情)でオススメの曲を紹介しています。元プランナーさんが選ぶ厳選の曲ですので、ぜひ余興ムービーづくりの参考にしてください。
余興ムービーの構成アイデア2選
過去に作られた余興ムービーの構成アイデアを、コマ撮りムービー、パロディムービー の2つに絞って、それぞれ2つずつおすすめの作品を選びました。
手間をかけたぶんだけ思いが伝わるコマ撮りムービー
パラパラ漫画のようにひとつずつの動きを写真に収めて、本当に動いているように見せる手法を使った作品をコマ撮りムービーといいます。
1.背景にこだわったストーリー仕立てのコマ撮りムービー
新婦の友人仲良し四人組がみんなで歩んできた思い出の場所を巡るムービーです。縁のある人々を訪れてみんなで結婚を祝うという内容のものになります。
みんなで通っていたファミリーレストランや、バーベキューなどの思い出の写真を、背景に使う工夫が取り入れられています。思い出の場所で友人などが踊ったり、家族からのお祝いのメッセージを届けたりしながら、最後は出会った様々な人から祝福される中、新郎が新婦に花束を渡すシーンで終わります。
全員が二人の結婚を心から祝福していることが伝わる作品です。
【出典:YouTube】
2.コマ撮りムービーを作るまでのストーリーを再現した作品
コマ撮りムービーを主役にするのはもちろんのこと、作るまでの過程をドラマ仕立てにしているムービーです。みんなで協力して楽しく作ったことを全面に押し出しています。
コマ撮り部分は友達や同僚、上司、恩師など様々な人が踊ったり、祝福メッセージが書かれたプラカードを掲げたり、笑顔で全体的に明るい雰囲気が印象的です。
大勢の人の許可や、人数分だけ動きに合わせた写真を撮らなければいけないことと、ドラマ部分のシーンにも、新聞に結婚式のことが書かれているなど、細かいところまでこだわり抜かれたものとなっています。
【出典:YouTube】
人気番組や CM などのパロディムービー
何もない状態でムービーを作り上げることは大変ですが、知名度の高い映画やバラエティ番組のデザインや進行、音源などを参考にして作り上げるパロディムービーは人気が高いです。
人気バラエティ番組「水曜日のダウンタウン」パロディムービー
お笑い芸人が様々な説を実証するために、真偽を検証していく番組の流れをパロディにしたものです。
オープニングをまねて作ったり、テロップを出したりするのにパソコンを使った編集が必要なので、少し難易度は高めと言えます。
内容は新郎が結婚したことにより、日本中が落ち込んでいるという説を実証するものとなっています。
新郎のブラックユーモアを取り入れた紹介をしたり、 街頭インタビューをしたりしている部分が、本家さながらのクオリティの高さに拍車をかけています。
新郎のことを誰も知らないというオチも用意されていて、気心の知れた友人同士だからこそ作れる、少し辛めの冗談を交えた2次会向けのムービーと言えるでしょう。
誰でも簡単にできるアテレコパロディムービー
映画のキャラクターや登場人物に嘘の吹き替えを入れるムービーもあります。
結婚式を祝うために、周りを巻き込んで色々なことを引き起こして行くストーリーを、映画館で目にする新着作品予告の映像をうまく活用して作られています。
毒舌だけど可愛らしい見た目のキャラクターが、次々と冗談を口走ることから、不快に思わず楽しく見ることができます。
様々な映画のシーンなどを使って吹き替えを入れるだけなので、製作難易度はそこまで難しくありませんが、タイミングよく入るセリフを1から考えなければならないので注意が必要です。
【出典:YouTube】
プロが手がける余興ムービーは、これまで多くのお客様と作り上げた経験や実績より、アイデアと確かな品質が保証できます。一生に一度のイベントムービーでしたら、ぜひ協力させて下さい。
まとめ
いかがでしょうか?余興ムービーを制作する上で構成をしっかりと考えて制作いただくと、単なるビデオレターではなく冒頭での惹きつけがあり、そして、最後のエンディングも綺麗に締まれば完成度はグッと上がります。
ぜひ、構成を意識して余興ムービーの制作してみてください。
特に冒頭の映像が大切になってきますので良かったらこちらの記事も参考にしてみてください。
結婚式の余興ムービーの冒頭でゲストを惹きつけるオープニングテクニック9選