日々の音色風!画面分割で一体感ある余興ムービーの制作の10のポイント!

余興 日々の音色 余興ムービー

親戚、友達、会社の仲間・・・新郎新婦の関係者みんなで作り上げる余興ムービーとして、今なお根強い人気を誇る“日々の音色”風ムービー。

みなさんも一度は、画面分割を活用した余興ムービーを見たことがありませんか?

最大の特徴はなんといっても、ワンシーンの登場人物多さ

「新郎新婦の知り合い」というきっかけによって、性格や住む場所も全く違う人たちがこの一つの画面の中にギュッと凝縮される、ユニークで心温まるムービーです!

マルチ画面だからこその手作りのトリッキーなアクションや、意外性のある人物の組み合わせで結婚式は大盛り上がり間違いなしです!

そんな“日々の音色風”ムービーの作成方法をご紹介します。

これが元祖!SOUR「日々の音色」PV

このムービーは日本のロックバンドSOURの「日々の音色」のPVがおおもとになっています。

実際の本家ムービーをご覧ください。


【出典:YouTube

どうでしたか?
おー!となるようなアクションがいっぱいありますよね。

実はこの動画、パソコンについているWEBカメラで撮影したそうです。

PV制作が難航し、ビデオチャットでメンバーに断ろうとした時に思いついた、と制作を手がけたクリエイターの川村真司さんが制作秘話を語っています。

ビデオチャットによっての「つながり」を映像に盛り込め、しかも撮影はタダ!とも。

確かにメリットが多いですよね。

こうして、今ではメジャーとなった、“日々の音色風”ムービーは誕生しました。

画面を分けて、ただ切り貼りしているだけに見えるような編集ですが実はこのムービ制作はかなりの精密さと根気が必要な作業です。

それでは本題の、日々の音色風ムービーの作り方のポイントを確認していきましょう!

日々の音色風余興ムービー作り方 ポイント

この動画をつくるために工程を【事前準備】【撮影】【編集】の3つに分けて確認していきます。

【事前準備】

① ムービー撮影と編集の計画立て

「事前の準備って大切だよねぇ」というレベルじゃないです。

この映像制作は、事前の準備で動画の良し悪しが決まると言っても過言ではありません!

日々の音色風ムービーは、音楽に合わせて大人数が一斉に、時にはタイミングをずらしてアクションを起こします。

人が多い分ズレも生じやすいため、編集でどうにかなるだろう〜と楽観していると残念な結果におわるかもしれません。

まずどんなムービーにしたいのか、誰が・どこで・どんなアクションを起こすのか絵にして、タイミングを秒単位で区切って、わかりやすく“見える化”しましょう。

映画監督にでもなったかのように綿密に計画を立てる必要があるのです

② サクサク動く環境&スペックの高い編集ソフトの導入

スペックのいいPCと、動画編集ソフトも必要。

この映像制作は、PCにかなりの負担をかける作業になります。

PCは多くて画面7×7の計49名の別々の動きを並行して処理するため性能の悪いPCや編集ソフトでは、頻繁にフリーズや異常終了が発生してしまうのです。

この手の動画編集で、「パソコンがとまった」「突然落ちた」は有名な話です。

データが破損して、結婚式直前で全てがパーなんてことにも・・・

名前の残らない作業かもしれませんが、大切な友人の結婚式です。ケチらずにいきましょう。

③ 出演者へのアポ取り

人数が人数なうえ、撮影時間も短くはないので、スケジュール調整管理は以外と大変です。

とにかく早めにやりましょう。ムービーの計画立てと並行でやることになりますから、苦戦をしいられます。

出演者に連絡手段がない場合は、SNSなども駆使して直接連絡を取るのも手です。

また、遠方の人には、自分で撮ってもらうことなども考慮にいれておかなければなりません。

そのため細かい指示が出せるような準備も必要になってきますね。

【撮影時】

④ 固定して、自分の姿を確認できるようにカメラで撮影

本家「日々の音色」と同じようにPCのWEBカメラを使用してもOKですし、三脚付きのホームビデオカメラを設置して撮影するのもいいです。

とにかく映像がブレずに、自分で位置が確認しやすいもので撮影しましょう。

⑤ 映る人物の高さ、角度、人と背景の余白を意識

人数が多ければ多いほど、全員の統一感が重要になってきます。

カメラの高さや角度、カメラ距離はこれくらいあけて、という設定はあらかじめ決めておきましょう。

人は少し遠めで撮影するのがコツです。編集のことを考えて、余白となる背景を多めにとっておきましょう。

編集ではカットや拡大・縮小をしますが、余白がなければ編集の柔軟性が減ります。これだけの人数を撮影すると、特にアクション時、人によって微妙な位置の違いが発生するためです。

⑥ 音楽をかけてタイミングを合わせやすく

“日々の音色風”ムービーはBGMに合わせたアクションが盛りだくさん。

撮影時の音楽は編集で一切カットできるので、撮影時はできるだけ大きいボリュームで音楽をかけて、タイミングを合わせやすいようにしましょう。

カウントや、手拍子をつかってタイミングの調整を行うのもコツ。

【編集時】

⑦ 撮影した情報の整頓

編集技法ではなく、円滑に編集するためのコツです。

撮影した人単位に撮影動画をいれるフォルダを作って、人別の情報をまとめておきましょう。

「あの動画どこに行ったー!」なんてことを防止して、作業が効率的になります。。

⑧ 映像の明るさ、色合いを調整

撮影環境によっては、撮影した映像の明暗がそれぞれ異なります。

暗いものがあると悪目立ちもしますしなにより余興ムービーなので明るいイメージということで、少し明るめに設定しましょう。

色がとばないように気をつけて、すべての動画の色合いを明るめに調整です。

⑨ アクションごとに動画を分割する

撮影した動画を、アクションシーン別の細かい素材に切り分けます。

この素材をBGMに合わせたシーンで配置し、ムービーを作り上げていきます。

⑩ 素材の速度調整や配置変更を行う

アクションのスピードややり方は人それぞれ微妙に違うので素材によっては、どうしてもズレが発生してしまうことがあります。

動きがずれてしまうときは速度調整。合体技などで配置がずれてしまう場合は余白のカットを駆使して成形していきましょう。

これら10のポイントを守り、根気よく続けていけば必ずや素敵な余興ムービーに仕上がることでしょう!

実際につくられた余興ムービーも見て参考にしましょう!


【出典:YouTube

一つ一つのアクションは、本家の日々の音色とほぼ同じなのですが、このムービーのすごいところはクオリティです。
このムービーの命である、アクションのタイミングや画面のズレがほとんどありません。

かなり丁寧に編集されており、本家ムービーではなくこちらのムービーがお手本となったものがたくさんあります。


【出典:YouTube

花びらや、虹のテープ、新郎新婦の人形など様々なアイテムを駆使していますね。

アクションもオリジナリティのあるものばかりで、見どころがとても多いです。

最後の蛍光ペンライトで書いた文字がメッセージになるシーンは思わず「おーーー!」となります!

結婚式の光景が目に浮かびますね。


【出典:YouTube

とてもユニークで、出演者がいろんな意味で体を張っていますね!

画面分割を効果的に使うことで、よりインパクトが強いムービーになっています。

とくに結婚式の余興ムービーに顔面ストッキングは反則でしょう、おもしろすぎです。

撮影している・される側も楽しそうなのがいいですよね。

一体感のある“日々の音色”風ムービーで感動の結婚式に

“日々の音色”風ムービーは新郎新婦だけではなく、祝う側の一体感も生まれ結婚式を大いに盛り上げてくれます。

事前準備、撮影、編集のすべてがハイレベルな“日々の音色”風ムービーですが完成したムービーは新郎新婦にとって一生の宝物になること間違いなし!

笑いあり涙ありのムービーで、結婚式を盛り上げてみてはいかがでしょうか!

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