結婚式の準備をはじめたら絶対知っておくべきポイント

結婚式 準備 予算 結婚式準備

結婚式準備はほとんどの人にとって、何もかもがはじめてのこと。

  • 「式場ってどうやって選ぶの?」
  • 「結婚式費用ってどんどん上がるってホント?」
  • 「アイテムの選び方がわからない!」

大切な結婚式のことなのに、最初は何もかもが「?」な新郎新婦さまが多いはず。ですが、一生に一回の結婚式です。絶対後悔は残したくないですよね。

そこで今回は、元プランナーの筆者が、準備をはじめたばかりの新郎新婦さまに向けて、結婚式をするなら、絶対に知っておいて欲しいポイントを段取り順にまとめてみました。

式場選びから、予算や節約のこと。それに、アイテムを選ぶときのポイントなど、どれもこれから結婚式準備を進める上でマストな情報ばかりです!ぜひ参考にしてください。

まずは結婚式までの準備の流れを見てみましょう

結婚式 準備 段取り

まずは、結婚式当日までの見通しを立てるために、これから進むべき段取りをまとめてみました。

結婚式まで約1年

結婚式場探しをスタートします。ホテルやゲストハウス、それにレストランなど式場のスタイルはさまざま。

また人数によって適した会場も変わってきます。

ブライダルフェアや見学会に参加して、理想の結婚式のイメージを膨らませましょう。

お気に入りの会場が見つかったら、正式に申込を。

結婚式まで半年

結婚式の打ち合わせがはじまるのは、多くの式場では4か月前くらいから。

それまでの準備期間は、

    • ドレス試着
    • DIY準備
    • 招待するゲストへの声掛け

などを中心に。

打ち合わせがはじまると、毎回次回打ち合わせまでの宿題があったり、その他の結婚式準備が諸々いそがしくなります。

打ち合わせが始まる前にDIYの準備をはじめておくと、効率よく進めることができます。

  • どんなアイテムを手作りするのか
  • どんなデザインにするのか
  • 必要な材料集め

をふたりで相談してみましょう。
また結婚式に招待する予定のゲストには、この頃に声掛けを。

正式な招待は、招待状をお届けして成立するものです。

ですが、招待状を送る前に『結婚式の日時』『場所』を伝え、出席OKのお返事をもらったら、改めて招待状を送るのが正しいマナーです◎

結婚式まで4か月

いよいよ打ち合わせがはじまります。まずは招待状作成から。ゲストリストを事前に作っておくと◎

ゲストリストには

  • ゲスト氏名
  • 住所
  • 連絡先
  • 出欠/欠席
  • お車代/お礼 の有無
  • 結婚式のお手伝い(受付・余興・乾杯など)の有無

などを追記できるようなフォーマットになっていると、後で便利に使えますよ!

またこのタイミングくらいで、引出物は何にするのかなどご両親とも相談しておきましょう。

結婚式まで3か月

ここまでに決めておいた招待状のデザインや内容を確定し、印刷に入ります

招待状投函の目安は、結婚式の2か月前の大安。逆算してスケジュールを立てるようにしましょう。

結婚式まで2か月

招待状を投函し、ゲストを正式に結婚式へ招待をします。

打ち合わせでは、披露宴のプログラムなどの打ち合わせも。進行を組むのは、プランナーさんが主導で進めてくれます。

ですが、事前におふたりも「こんな演出してみたいなー」をリストアップしておくと、より理想の披露宴内容になるはず!

また披露宴で使ってみたいBGM探しもそろそろスタートしておきましょう。

式場によって異なりますが、結婚式当日のお料理を試食できる試食会が行われる場合も。
料理はゲストがとても楽しみにしているアイテムです。予算と内容を確認すべく、試食会にはぜひ参加を!

結婚式まで1か月

招待状の返信がきて、おおよそのゲスト数の目安がわかるころです。

そのため

  • 誰がどの席に座るのか
  • 誰にどんな引出物をお渡しするのか

ゲストに関することもより具体的になってくるころです。

結婚式まで1か月となると、結婚式に関わるアイテムを続々と正式に注文するころ。
アイテムによってキャンセル期日が異なります。万が一の欠席に備えて、キャンセル期日は事前に確認しておきましょう。

これまでに決めた披露宴の内容についても確定をするのがこの頃。
結婚式当日のイメージを膨らませながら、このままでOKかプランナーさんと相談してみてください。

結婚式まで2週間

いよいよ結婚式直前。ドレスの最終フィッティング結婚式当日使用するものの搬入もこの頃です。

ウェルカムスペースに置くウェルカムグッズは、かなりのボリュームになる可能性も。

ウェルカムスペースの飾りつけは、多くの式場の場合、新郎新婦さまではなく会場のスタッフに任せることになります。

結婚式当日の新郎新婦さまは、お仕度にいそがしく、飾り付けをしている時間がないからです。

どこに何を置くのかも事前にしっかり決めておいて、写真やコメントにし指示書にまとめておくとイメージ通りのウェルカムスペースに*

結婚式当日

数か月にわたった結婚式準備を済ませ、いよいよ結婚式です。

前日はしっかり睡眠を摂り、ベストコンディションで結婚式場へ♡

結婚式準備STEP1・「どんな結婚式にする?」を相談しよう!

結婚式 準備 相談

では改めて、結婚式準備の流れに合わせてさらに詳しくポイントをご紹介していきましょう。

結婚式準備をはじめるときには、まず式場探しからスタートします。

とはいえやみくもに結婚情報誌や式場検索サイトを見るのはおすすめできません。

国内には本当にたくさんの結婚式場があります。事前に「こんな結婚式がしたい」をイメージしておかないと、式場選びは間違いなく難航……。

“式場迷子”と呼ばれる状態になってしまいます。

ですから式場を探す前に、まずは、おふたりがどんな結婚式をしたいのかをイメージしてみましょう。

『結婚式』といってもさまざまなウェディングスタイルがあります。

挙式+披露宴

家族や親族はもちろん、会社関係や友だちなども招待して華やかな結婚式に憧れるなら『挙式+披露宴』の組み合わせ。

最も一般的な結婚式のスタイルです。

挙式+食事会

「派手な結婚式は苦手」「少人数でゆっくりと過ごしたい」そんなおふたりにおすすめなのが、『挙式と食事会』を組み合わせるウェディングスタイル。
招待する人数も、披露宴に比べて少なく、家族と親族のみの30名以内が多いです。
両家の家族だけでアットホームな食事会を実施される方も少なくありません。

人数は少ないですが、食事会の所要時間は披露宴と同じ。そのため、一人ひとりとじっくりとコミュニケーションを取ることができ、おもてなしが行き届くという魅力も◎

また少人数の結婚式の中には、両家だけの家族で行われる『ファミリー婚(家族婚)』も人気です*

1.5次会

『1.5次会』とは、披露宴(1次会)ほどフォーマルではなく、二次会ほどカジュアルでもない。そんな双方の良いところをピックアップして行われるのが『1.5次会』です。

会費制で行われることが多く、会費の相場は1~2万円程度。ご祝儀をいただかないので、ゲストには金銭的な負担も抑えることができます。

料理はコースでもビュッフェでもOK。
選択肢の幅が広く「こんな結婚式にしたいな」をカタチにしやすいのも魅力です。

ただし、二次会ほどカジュアルではないので、新郎新婦さまや幹事さんだけで準備するのは負担が大きいかも……。

1.5次会プランを用意しているレストランや式場、またプロデュース会社に依頼する方が賢明です。

二部制ウェディング

『二部制ウェディング』とは、結婚式を二部制で行うウェディングスタイルのこと。

例えば

  1. 親族だけで食事会
  2. 親族と友人に列席してもらい挙式
  3. 友人だけで会費制のパーティー

と、招待するゲストの層を分けることで、それぞれに見合ったおもてなしができることが魅力です。

ただし、二部制ウェディングをしようと思うと、丸1日貸し切りできる会場であることが前提です。

ホテルなど一日何件も結婚式をしている式場は難しく、ゲストハウスやレストラン、またアウトドアウェディングなどがおすすめ◎

リゾートウェディング

ふたりだけ、もしくは家族だけを招待して、国内外のリゾート地で挙げる『リゾートウェディング』も人気です。

リゾート地ならではのフォトジェニックな写真を撮影できるフォトプランがセットになっているリゾートウェディングもあり、非日常な空間を存分に楽しむことができます*

またお友だちには、改めて地元で1.5次会などの会費制パーティーを実施する新郎新婦さまが多いですね。

結婚式準備STEP 2・結婚式場に見学へ行こう!

結婚式 準備 会場見学

「こんな結婚式がしたい」が決まったら、次は、見学に行く式場を探しましょう。

式場の種類

一口に「結婚式場」といっても、式場の種類は大きく4つに分けられます。

ホテル

宿泊施設を伴うことが魅力のホテルウェディング。遠方からのゲストが多い場合はおすすめです。

またホテルには、様々なランクがあるので、予算に合わせて選びやすいのも魅力ですね。

ただし、一日に結婚式をたくさんしていることが多く、春や秋の結婚式では、館内に何人もの新郎新婦さま多くのゲストでごった返す場合も。

貸し切り感を重視している新郎新婦さまにはあまりおすすめできません。

ゲストハウス

一棟を貸し切りして行われるゲストハウスウェディングは、その貸し切り感とオリジナリティの高い結婚式が魅力です。

またデザインを重視したインテリアや外装も多く、おしゃれな結婚式をしたい場合はぜひ*

ただし予算が高いのがネックになるかも……。
一人単価は5万円以上になることを予測して予算を立てるようにしましょう。

専門式場

結婚式を行うために作られている『専門式場』。魅力といえば、なんといっても充実の設備です。

結婚式のために作られているので、式場や披露宴会場はもちろん、おふたりの控室やゲストの控室、また結婚式当日の導線なども他の式場スタイルに比べて整っているところがメリットと言えるでしょう。

ただし専門式場は、ホテルと同じく、一日に何件も結婚式を実施しています。
そのため貸し切り感には乏しく、お日柄のよい日は、たくさんのゲストで館内がにぎわっています。

レストラン

料理を重視する結婚式にしたいなら、おすすめしたいのがレストランウェディング。

披露宴会場から厨房の導線も近く、温かいものは温かいうちに、しかもベストタイミングでサーブされるところが魅力です。

ただし、普段はレストラン営業がメインとなるため、結婚式に必要な設備が整っていないところがほとんどです。

例えば、新郎新婦さまの控室は個室で代用できたとしても、ゲストの控室が無い可能性も。

またそもそもチャペルを併設しているレストランはほとんどありません。そのため挙式は違う場所で挙げて、レストランへ移動してから披露宴というパターンも、

ゲストに掛かる移動の負担を最小限にするために、マイクロバスをチャーターするなど工夫が必要です。

見学前に話し合っておくべきこと

結婚式 準備 事前に話し合っておくこと

式場に見学へいくと、必ずアンケートで聞かれることがあります。式場を選ぶときの基準にもなりますので、事前に話し合っておきましょう。

人数

ベストな会場の広さや見積もりを作成するときに必要になるのが人数です。

おおよその人数を洗い出しておきましょう。このタイミングでは、まだ決定ではないので、ざっくりの人数でOK!

時期

結婚式をいつ頃挙げたいかを話し合っておきましょう。

  • 準備期間はどのくらい欲しい?
  • 結婚式を挙げたい季節はある?
  • お日柄は気にしている?
  • 遠方のゲストが多い場合は、土曜の午後からの結婚式がいい?
  • 結婚式を挙げたい記念日はある?

など、結婚式の日程を決める基準はさまざま。

また春や秋は、結婚式のトップシーズンとも呼ばれ、人気のある式場は1年以上前から予約が埋まってしまうことも少なくありません。

一方冬や夏は天候の不安定さはあるものの、お得になるプランが多数!予算重視の方はぜひ検討してみてください。

予算

結婚式を挙げる上でとても大切な予算。最初におふたりが結婚式にいくら位かけられるのか、予算を決めておきましょう。

また結婚式の予算は、おふたりが負担できる金額だけではなく、これからいただくであろうご祝儀も考慮するのが一般的です。

『ふたりが支払える金額』+『ご祝儀(30,000円×ゲスト数)』=結婚式の予算

で計算してみましょう。

『見学会』と『ブライダルフェア』の違い

結婚式場 見学

式場を見学するときには、大きく分けて2つの見学方法があります。

『ブライダルフェア』『見学会』です。

それぞれの違いをご紹介していきましょう。

短時間でギュッと必要な情報を得たいなら『見学会』

『見学会』はこんなカップルにおすすめ

  • ふたり一緒の休みがなかなか取れない
  • たくさんのカップルの中で話を聞くのではなく、じっくりプランナーさんと話しがしたい

見学会の所要時間といえば、2時間程度。また日程が指定されているブライダルフェアとが違い、見学会は営業時間内であれば比較的おふたりの希望時間に合わせてくれるところもメリットです。

またブライダルフェアとは違い、見学会は一度にたくさんのカップルが来ることは少なく、静かな環境でじっくりとプランナーさんと話すこともできます

ただしデメリットとしては、場合によっては会場が“結婚式仕様”になっていない場合があるということ。

ブライダルフェアであれば、会場全体が結婚式本番さながらのコーディネートに。一方、見学会は、披露宴会場にテーブルやイスが並べられおらず、がらんとした空間になっていることもあります。

より本番の雰囲気を望むのであれば、見学会の予約を入れる際に「会場は結婚式本番のような雰囲気で見学することはできますか?」と確認してみましょう。

よりリアルな雰囲気でチェックしたいなら『ブライダルフェア』

『ブライダルフェア』はこんなカップルにおすすめ

  • 結婚式は雰囲気にこだわりたい!
  • その会場でどんな演出ができるのか実際に見てみたい
  • こだわりは料理!申し込みをする前に料理の内容を確認しておきたい

ブライダルフェアの魅力といえば、結婚式本番さながらの雰囲気を体験できること!

またブライダルフェアの中でも『模擬挙式』や『試食会』『ドレス試着』などさまざまなイベントが開催されています。申込前ではありますが、新郎新婦気分を楽しみつつ、ゲスト目線で式場をチェックすることができます。

またブライダルフェアに参加すると、さまざまな特典が用意されている場合もあります。

  • ドレス2点目プレゼント
  • 料理ワンランクアップサービス
  • 演出代5万円分サービス

など。ブライダルフェアの参加は、節約にもつながります。
ただし、特典の多くは“当日申し込みをしてくれたら”という条件が付いているので注意しておきましょう。

一方、ブライダルフェアのデメリットといえば、所要時間がとても長いところ。
3時間から長い場合は5時間程度かかる場合も。そのため、1日でブライダルフェアに参加できるのは、多くても2件程度になるでしょう。

スケジュールの組み方

結婚式 見学 予定の立て方

ブライダルフェアや見学会を楽しく周るためには、無理の無いスケジュールを組むことが大切です。

見学は2~3件程度が目安

前述の通り、ブライダルフェアの所要時間は長時間に及びます。加えて、ランチや移動のことも考慮すると、1日に見学する式場は2件程度がベスト。

ですが「ふたり一緒の休みがなかなか取れなくて……」という新郎新婦さまもいらっしゃいますよね。

その場合は『ブラダルフェア2件』『見学会1件』が限度です。

またどうしても時間設定が難しい場合は、ブライダルフェアや見学会を申し込む際に、先に「〇時には会場を出発したいんです」と伝えておくと◎

おふたりの都合に合わせて、効率よく案内してくれます。

ブライダルフェア前に心がけておくべきこと

結婚式 準備 ブライダルフェアに行く時は

ブライダルフェアは多くの人にとって初めての参加。結婚式に出席するワケではありませんが、とはいえ結婚式場です。

服装や持ち物に迷ってしまいますよね。

服装

ブライダルフェアに参加するときの服装は「ちょっといいランチに行く」ようなデート服を意識しながらコーディネートしましょう。

ダメージデニムや男性なら短パン、それに女性は露出の多さも気を付けて。

ブライダルフェアとはいえ、結婚式場ですので、同時間帯に他の結婚式が行われてることも考えられます。

フォーマルな装いをしているゲストとすれ違うことも想定されますので、場違いなカジュアルさは控えるようにしましょう。

またブライダルフェアや見学会では、施設内をくまなく歩きまわり、結婚式当日の導線を確認します。

そのため移動が多くなり、履きなれない靴だと靴づれになってしまう可能性が。女性ならきれい目で、さらに履きなれた靴を選ぶと◎

持ち物

ブライダルフフェアでは、複数会場を周ることになると思います。
そのため、どこで何を見聞きしたのかが分からなくなってしまわないように、以下の持ち物があると便利です。

  • スマホでたくさん写真を撮るので、充電がなくなったときのために『充電器』
  • どこで何を聞いたかわからなくなるかもしれないので『メモ帳』『ペン』
  • パンフレットなどの資料をいただくので、まとめて入れておける『エコバック』

また式場見学を始めるタイミングで『ウェディングノート』を作っておくことをおすすめします。

ウェディングノートとは、結婚式準備のために必要なものをまとめておくノートのこと。

  • 式場の感想
  • 予算の管理
  • 式までのスケジュール管理
  • DIYアイテム工程表
  • 理想のドレス写真ラインナップ
  • 理想の装花ラインナップ

必ず役に立ちますし、結婚式準備の思い出にもなりますよ♪

結婚式準備STEP 3・知っておきたい『予算』のこと

結婚式 準備 予算

結婚式準備の中でも、最もと言っても過言ではないくらい大切な『予算』の話をここでは詳しくご紹介していきます。

結婚式の見積もりは必ず上がる!?

結婚式 準備 費用

「結婚式の見積もりって、あとですごく上がるらしいよ」なんてこと、聞いたことありませんか?

ゼクシィ結婚トレンド調査2020では、先輩カップルに『見積もりと支払い金額について』というアンケートを実施しています。

その結果…

  • 見積もり金額より上がった:79.3%
  • 変わらなかった:11.7%
  • 見積もり金額より下がった:7.7%

と、8割近くのカップルが、最初の見積もりより金額がアップしています。

ですが、さらに注目してほしいのは、そのアップした金額!なんと平均すると111.5万円もアップしたという結果に。

結婚式の見積もりを上げないためにできること

結婚式 計算

では、どのようにすれば、見積もりを上げなくて済むのでしょうか。さらに詳しくご紹介していきます!

最初の見積もりをよりリアルに

見積もりが上がってしまう一番の理由は、最初の見積もりには必要最低限なものが、最低ランクの値段で入っていることです。

『これで結婚式ができなくはないですよ』な内容に。よほど大幅に予定人数が減らない限りは、最初の見積もりより下がることはありません。

そのため後になって、見積もりがグンと上がらないように、最初の見積もりから、支払い金額を意識した内容にしておくことが大切です。

何がどのくらい必要なのかわからない最初の段階では、その式場の平均的なアイテムや価格帯を入れてもらえばOK!見積もりを作るときに、プランナーさんにお願いしてみましょう。

お金を掛けたい優先順位を決める

結婚式は、たくさんのアイテムの集合体です。いろんなアイテムを、好みのまま選んでしまうと、これもまた見積もりアップのきっかけになります。

結婚式の費用を出来るだけ抑えるためには、おふたりでお金の掛けドコロなアイテムの優先順位を決めておくことをおすすめします。

例えば

      • おもてなしを大切にしたいから、料理は予算を気にせず頼みたい!
      • ドレスはどうしても着てみたいブランドがある
      • 装花は、質より予算にこだわって控えめに
      • 演出はお金を掛けずに、歓談中心にゲストとゆっくり過ごしたい

『こだわりたいアイテム』『こだわらないアイテム』をおふたりで最初に相談してみてくださいね。

見積もりはこまめにチェック!

見積もりアップの理由のひとつに、金銭感覚の麻痺もあります。

結婚式のアイテムといえば、数万円単位のものも多いです。ですから「5千円くらいアップしてもいいかな?」と思ってしまいがち。

ですが、その積み重ねが数十万円の見積もりアップにつながります。

そこで大切なのは、こまめに見積もりをチェックしておくこと。

多くの式場では、打ち合わせの度に見積もりを作り変えてはくれません。
ですが、少なからず毎回の打ち合わせで見積もりはアップしているはず。

あとになって「こんなに見積もりが上がってる!」という衝撃を抑えるためにも、手元にある見積もりに、打ち合わせでアップした内容を加えること。

そして、常に今いくらになっているのかを把握しておきましょう。

見積もりを上げてしまいがちな3つのアイテム

結婚式 準備 料理

結婚式に関わるたくさんのアイテムの中でも、先輩カップルが「結婚式の見積もりを上げた理由」として挙げている上位3つのアイテムがこちら!

      1. 『料理』
      2. 『衣装』
      3. 『写真・ビデオ』

料理は数千円のアップでも、人数分ともなると数十万円に。加えて、サービス料もアップします。

また衣裳は、最初の見積もりに入っているのは最低ランクの価格帯。
実際に、ドレスショップへ行ってみると「その予算で選べたのは数着だけ……」という声は多いです。

さらに、最初の見積もりに入っているのは、ドレス1点のみ。

お色直しをしない前提になっていることがほとんどですから、さらにお色直しをするとなると、2着目のドレスが追加になります。

お色直しをすると、合わせて『お色直しのためのヘアメイク』も追加になります。

ですからどうしても見積もりは上がってしまいますよね……。

写真は9割以上のカップルが注文しているにもかかわらず、最初の見積もりには入っていないことがほとんどです。

なぜなら、結婚式の写真代といえば、先輩カップルの平均は22万円ほど。最初の見積もりから入れてしまうと、総額をグンと上げてしまうことになります。

そのため、結果的にはあとで追加することに……。

このように『料理』『衣装』『写真・ビデオ撮影』は、単価が高く、後になって追加すると大幅に見積もりをアップしてしまう原因にもなります。

当初の予算と現状の見積もりを照らし合わせながら、予算の掛け方を相談しましょう。

予算を抑える効果的な3つの方法

結婚式 準備 ポイント

ここでは、結婚式の予算をできるだけ抑える3つの方法をご紹介します。

1.結婚式費用節約のビッグチャンスは申し込み前

結婚式の費用を最も抑えることができるチャンスは、申し込みをする前にあります。

ポイントは3つです!

      1. 結婚式は春や秋より、夏や冬が安い
      2. お日柄は大安や友引より、仏滅が安くなる
      3. 結婚式までの日程が短いほど、見積もりも大幅ダウン

特に、結婚式を半年以内にすると見積もりの大幅ダウンが見込めます。

前述の通り、結婚式の打ち合わせは4ヵ月前からスタートする式場がほとんどです。ですから6か月前の申し込みでも、準備には問題ありません。

結婚式の費用を最大限に節約するのなら、日程を決めるタイミングがビッグチャンスです!

2.『持込』を駆使する

式場ではなく、外部で購入もしくはレンタルしたアイテムを結婚式で使うことを『持込』と言います。

式場で販売されているアイテムは、納品価格から、式場の手数料が上乗せされて販売されています。

手数料の目安は3割から5割くらいです。

つまり外部で購入すると、この『手数料』が上乗せされない価格になっているので、とてもお得に購入することができるんです。

「じゃ、全部持込にしちゃえばいいのでは!?」と思ってしまいますよね。
ですが、そうも上手くいかないので注意が必要です。

式場側は、持込OKなアイテムと持込NGなアイテムを設定しています。さらに、持込はできるけれど持込料が必要になる場合も。

例えば衣裳の持込料の相場は、1点5~10万円と決してお安くはありません。

持込は節約になりますが、持込料の金額も事前に確認しておくようにしましょう。

3.『ふたりらしさ』と『節約』を叶えるDIY

結婚式で使うアイテムを手作りする新郎新婦さまもたくさんいらっしゃいます。

特に人気なのが、招待状や席札、席次表などのペーパーアイテム。
多くの式場では、持込料も必要なく、式場で購入するより半分以下で用意できるものがほとんど。

ペーパーアイテムといえば、1部数百円。ですが、ゲスト人数分ともなると、結果的には数万円の節約になります。あなどれない節約術ですよ!

結婚式準備STEP4・どうやって決めるべき?アイテム別ポイント

結婚式 準備 ポイント

ここでは、結婚式で使うアイテムの中でも特にメインとなるアイテムの選び方についてご紹介します。

料理

結婚式 準備 料理

結婚式に招待されたゲストが、最も楽しみにしているのが『料理』ですね!

料理を決めるときには、試食会に参加することをおすすめします。

ブライダルフェアで試食できるのは、ほんの一部。しかも結婚式本番の料理でない場合もあります。

多くの式場では、成約者対象の試食会を開催しています。新郎新婦さまそれぞれ違ったコースを注文することもできます。食べ比べをしながらじっくり選んでくださいね。

また料理は、ご両親が気にしているアイテムのひとつでもあります。
おふたりだけでメニューを決めて、あとになってご両親からの指摘で変更になることも少なくありません。

試食会ではできるだけ、ご両親にも参加していただくことをおすすめします。素材や品数なども細かく一緒に確認しておくと良いでしょう。

衣裳

結婚式 準備 ポイント アイテム

多くの新婦さまにとって、重要なアイテムといえば衣裳ですよね!

ドレス試着は、必ず新郎さまと一緒でなくてもOK
結婚式当日、初めてドレス姿を見せる“ファーストミート”で新郎さまを驚かせてみるのもおすすめです♡

ただし衣裳は、最初の見積もりから数万円から、高額になる場合は数十万円のアップも想定されます。
新郎さまと一緒に試着に行かない場合は、事前に予算の相談をしておきましょう。

美容

結婚式 準備 ヘアメイク

結婚式当日のヘアメイクを決めるために、事前にヘアメイクリハーサルができます。

ヘアメイクリハーサルは、必須ではありません。ですが、結婚式当日は仕上がったヘアメイクが「ちょっとイメージと違うかな?」と思ってもやり直しをする時間がなく……。

そのため、費用は掛かってしまいますが、ヘアメイクリハーサルを実施することをおすすめします。

またヘアメイクリハーサルは、メイクさんに「こんなヘアメイクがしたいんです♪」と好みをわかりやすく伝えることも大切。

なぜなら好みを伝えることで、より新婦さまに似合うヘアメイクを提案してくれることもあるからです。

そこで必要になるのが、理想のヘアスタイルやメイクの画像です。
写真や切り抜きなど、伝える方法はなんでもOKなので、理想をビジュアルで伝える準備をしておきましょう。

装花

結婚式 準備 装花

装花は、見積もりを上げがちなアイテムの第4位に挙がっているアイテムです。

お花の種類にこだわるほど、費用が上がりがちに……。
旬のお花でない場合、輸入品に頼ることもあり高額になってしまうのです。

できるだけ装花の費用を抑えたい場合は、素材は指定せずに色だけを指定すること。

そうすればフローリストさんが、旬のお花の中から、新婦さまの好みに近い雰囲気のお花と色でコーディネートしてくれますよ!

ペーパーアイテム

結婚式 準備 招待状

結婚式まで時間がある新郎新婦さまは、ぜひペーパーアイテムの手作りに挑戦してみてください!

費用を抑えるだけではなく、こだわりのデザインに仕上げることもできますし、ゲストにも「二人らしいね」など印象に残りやすくもなります。

ですがペーパーアイテムの素材にこだわってしまうと、材料費が上がってしまい、それほど節約につながらない場合も……。

しかも手作りの労力も加わりますから「こんなに大変だったら、注文した方が……」なんてことにも。

ペーパーアイテムを手作りする場合には、材料費や工程なども事前にチェック!コスパを確認してから作業に入りましょう。

引出物

結婚式 準備 引出物

引出物は、ご両親が料理と同じく心配しているアイテムのひとつ。

なぜなら引出物は“両家からゲストの皆さまへ”という意味があるからです。引出物はおふたりだけではなく、ご両親からという意味も含まれます。

そのため引出物を決めるときには、必ずご両親にも確認しましょう。

引出物は“贈り分け”をしてもOK!
贈り分けとは、贈る相手によって内容を変えること。

引出物はご祝儀に対するお礼の意味もあります。ご親族や上司など目上の方からは、ご祝儀も高くなりますので、見合った引出物をお返しでお渡しする必要があります。

『ご親族』『上司や恩師』『友だち』など関係にあわせて贈り分けをしてみてはいかがでしょう?

写真・映像撮影

結婚式 準備 写真

写真や撮影は20万円相当のアイテムですので、慎重に選びたいですね。

前述の通り、持込をすれば予算を抑えることができるアイテムのひとつです。ですが

      • そもそもカメラマンの持込ができない
      • 持込ができても、持込料が高額(5万円以上な場合も)
      • 持込料を払って持込をしても、撮影できる場所に制限がある

などいくつかのハードルがあります。

持込をする場合には、諸条件を確認した上で検討をしましょう!

結婚式準備STEP5・手作り?プロに依頼するべき?境界線

結婚式 準備 手作り

結婚式のアイテムは、手作りすれば節約になります。

ですが、結婚式の準備は何かと忙しく、合わせてお仕事もある中です。手作りがおふたりにとって負担となってしまい、ケンカの原因になることもしばしば……。

ここでは、新郎新婦さまのタイプ別におすすめの手作りアイテムをご紹介します。

とにかく予算を抑えたい!

こんなカップルにおすすめ

  • 結婚式まで4か月以上ある
  • ふたりの休みは合わせやすい
  • パソコンを使い慣れている

手間よりも予算を重視したい新郎新婦さま、ぜひ手作りアイテムの充実を。

結婚式まで4か月以上の時間があり、おふたりで一緒に作業できるならぜひおすすめします。

おすすめの手作りアイテムは

      • ペーパーアイテム(招待状・メニュー表・席札・プロフィールブック・エスコートカードなど)
      • ウェルカムスペースグッズ(ウェルカムボード・エスコートボードなど)
      • ムービー演出(オープニングムービー・プロフィールムービー・エンドロールなど)

いずれもパソコン操作が必須のアイテムです。ワードやパワーポイントなどが操作できれば◎

手作りのポイントは、余裕のあるスケジュール組み
特にムービー演出は、自宅で「できた!」と思っても、式場で試写をしてみると機材に読み込まれず、流れない場合もあります。

そのため作り直しになっても対応できるよう、ムービー演出は結婚式の1か月前には仕上げることを目標に手作りしましょう。

手間を掛けられないけど自分たちらしさにもこだわりたい

こんなカップルにおすすめ

  • 結婚式まで4か月もない
  • パソコン操作が苦手
  • ふたりで一緒に作業出来る時間が少ない(休みが合わない)
  • ファミリー婚で小さな子どもがいて、作業が思うように進まないかも……

仕事や家事などで、手作りをしたくてもなかなか難しいカップルも多いですよね。

そんなおふたりは、“一部を手作りで、あとはプロにお任せ!”なプチDIYがおすすめ。

例えば、

          • ペーパーアイテム:テンプレートがあり、ダウンロードするだけでOKなもの
          • ウェルカムスペースグッズ:ウェルカムボードは写真を引き伸ばしプリントアウトだけでOKなデザインにする
          • ムービー演出:写真や動画だけを用意して、手の掛かる編集作業はプロの映像制作会社に依頼

一部を既存のアイテムやプロに依頼することで、手作りの手間はグンと抑えることができます。加えて、既製品を購入するよりも低価格と、コスパも高い方法です◎

まとめ

結婚式の準備に関わるハウツーをご紹介しました。

結婚式準備は、多くの方にとって初めての作業ばかり。けれど、一生に一回の結婚式ですから「あのとき、こうしておけば良かった……」と後悔しないためにも、事前にポイントは押さえておきたいですよね。

結婚式の準備は『式場を決めるまでのポイント』『段取りの見通しを立てる』『予算の押さえ方』『アイテムの選び方』これらを知っておけば、効率よく、納得の内容で進めることができます。

ご紹介しました内容が、みなさまの結婚式準備のお役に立ちましたら幸いです……*

タイトルとURLをコピーしました