結婚式のエンドロールムービーは、ゲストに喜んでいただき、感謝を伝える映像演出です。
披露宴の最後の締めの演出だからこそ、ゲストに喜んでいただきたいと思いませんか?
そこで今回の記事では…
- ゲストに向けてどういったコメントやメッセージを送るといいのか?
- 失礼のないお名前の順番、配置について
など、これからエンドロールムービーを作成するにあたり知っておくべきポイントをご紹介します。
これからエンドロールムービーを手作りしようとなさっている方必見です!
ゲストに喜んでいただくエンドロールムービーの大切な考え方とは?
エンドロールムービーは披露宴の最後の演出で、ゲストに感謝を伝える映像演出です。だから、エンドロールムービーを作成するにあたり一番大切なことは『気持ちを込める』こと。
とはいえ、エンドロールのコメントの文例集などをそのままコピーするというは止めてくださいね!参考にする程度にしましょう。
一人一人にメッセージを送るときには、自らの気持ちを言葉にしてコメントに載せてください。
そうでないと、折角のコメントも相手に伝わらないものになってしまいます…。
ただゼロがらメッセージを全て考えるというのは非常に大変ですよね。
結婚式の準備は他にも沢山あります。その上エンドロールムービーで、ゲスト一人一人に宛ててメメッセージを考える作業はなかなかのボリュームに…。
だからメッセージやコメントの例文を参考にするのは良いことだと思います。是非サンプル文面をご覧いただいて“こんなことを伝えるのもいいな”と、ヒントにしてみて下さい。
何のためにエンドロールにメッセージを入れるのか?
エンドロールムービーに入れるメッセージには『気持ちを込めること』が大切です。
結婚式に招待しているゲストには
- 当日足を運んで頂いて、一生に一度の結婚式の瞬間を見届けて頂いたり、披露宴に参加頂き祝福していただいたお礼の気持ち
- 何より日ごろの感謝
こんな気持ちを持っているはず。その気持ちをメッセージで表すことが大切なんです。
披露宴の最後にメッセージを送るというのは、そういった意味があるのではないかと私は考えます。
つまりコメント例文を参考にメッセージをコピーしてそのまま使うということはある意味、気持ちを込めていないということにもなってしまうのです…。
個別のコメントで無くても、締めに二人からのコメントを届けるのもアリ!?
コメントやメッセージを入れるというのは【相手に気持ちを伝える、感謝を伝えるということ】です。だから個別のコメントを一人一人に考えるのが大変ということであれば、最後に二人からの締めのコメントで感謝の気持ちを表現するというのも良い方法です。
後程、参考になるメッセージをご紹介しますので、是非参考になさってください。
エンドロールムービーでゲストに喜ばれるコメントを作る5つのコツと文例集
ここからは、実際にエンドロールムービーのコメントを考える際に大切にして欲しい5つのコツと合わせて文例をご紹介します。
【エンドロールムービー】コメントのコツ1|相手のことを想像して書く
メッセージを書く相手のことを想像してください。この部分がまずは一番大切です。いろんな角度でその人ととのことを想像してみて下さい。そうすると、いろいろとメッセージが出てきます。
比較的、友人はメッセージは書きやすいものです。思い出が沢山あったり、日ごろから会う機会も多いので書く内容も様々だと思います。
ただ会社の上司の方や親族の方というのは、プライベートでの接点があまりなくて内容に困るケースってありませんか?そんな時はその方を想像して質問をしてみましょう。 コメントやメッセージのヒントになります。
【エンドロールムービー】コメントのコツ2|どういった思い出がありましたか?
エンドロールムービーのコメントを考えるコツ2つ目は、ゲストそれぞれとの思い出を振り返ってみること。
例えば…
-
- 一緒によくスノーボードに行った仲間なら…
『久々にスノーボードみんなで行きましょう』
メッセージをもらった人は、「スノーボード懐かしいな~。」「スノーボードもなかなか行けていないけど、いつも一緒に行っていた友人たちとも会いたいな~。」「せっかくだからスノーボードの計画でもしてみようかな。」と思い浮かべるかもしれませんよね。
次に仲間と会うきっかけにもなコトも!
-
- 富士山に一緒に上った友人なら…
『次はエベレストだ!明日からトレーニングスタート!』
こんなコメントもらったら、周りの席の人からいろいろ突っ込まれて、その人はおいしい思いをするでしょう!
-
- 昔から親戚のおじさんの家で恒例のバーベキューを行っているなら…
『私たちも多くの親族を招いてBBQを開催したいを思います』
“おじさんのやっているBBQのイベントが楽しみにしていたよ”“自分たちもああなりたいな~”
そんな意味が込められていて、もらった方は非常に嬉しいと思います。
このように今まであった思い出から次に何かをしようというコメントは、“あの時のこと覚えてくれてたんだ”と思い返したり、思い出を振り返るきっかけにもなります。
結婚式後にもメッセージを機に会う約束が出来たり、スノーボードや登山に行くことにもなるかもしれませんよね!
【エンドロールムービー】コメントのコツ3|何が印象的ですか?
エンドロールムービーのコメントを考えるコツ3つ目は、相手の印象的な部分を思い返すことです。
-
- 同僚のAさんは日ごろから出社の2時間前出社を継続している。そんなエピソードがあれば…
『早朝出社が仕事の活躍の秘訣なんですか?』
普段は同僚だからなかなか仕事の内容や活躍していることをねぎらうことを伝えれないが、いつも見ていて凄いと感心している部分を伝えてみてください。更に、コメントを疑問文で投げかけることで柔らかい印象を与えます。
-
- 日ごろ静かな人がアニメについては熱く語っていたのが印象的なら…
『何かに情熱を注げるのは本当羨ましいです』
相手に対してリスペクトしている部分を伝えるのも◎相手があまり見せない姿を切り取り伝えるのは、きっとゲストも喜んでくれるはず!
【エンドロールムービー】コメントのコツ4|言われた言葉で心に残っているもの
エンドロールムービーのコメントを考えるコツ4つ目は、そのゲストから掛けてもらった言葉で印象的な言葉を思い返すことです。
-
- 「●●ちゃんって、ワンピース似合うよね」って、言われた職場のBさん
『Bさんに言われてワンピースを良く買うようになりました笑』
正直、当日はちょっと伝わらない可能性があります。ただ、次職場で会う時にはきっと話題になりますよ!その時に『あの言葉が嬉しかったんです。』と改めて伝えるきっかけにもなります。
-
- 「一度の挫折がなんなの?」って、母に言われた場合
『あなたに言われた言葉のおかげで今の自分があります』
この言葉を言われた方は号泣しますよね、きっと。結婚式の節目だからこそ、伝えられる言葉があります。人生の転機になるような機会をくれた方に、エンドロールのコメントで伝えてみてください。
【エンドロールムービー】コメントのコツ5|自分にとってどんな存在ですか?
職場の上司の方や普段あまり接点がない親族などには、「自分にとってどんな存在?」そう問いかけると、メッセージが浮かびやすいかもしれません。
-
- 子供のころは毎年遊びに行っていた祖父の家
『夏休みのイベントと言えばおじいちゃんの家でした。』
夏休みの定番行事でお爺ちゃんの家に遊びに行くのを凄く楽しみにしていた様子が伝わる言葉ですね。結婚式の帰りの際には、改めてお爺ちゃんに「今度遊びにいくね!」と伝えると嬉しいはずです。
-
- 職場の上司でいつもガミガミ指摘をしてくる方…。とはいえ、 ちょっと苦手だけど温かみのある指導をしてくれる方だと感じている場合
『厳しさの中に温かみある言葉をいつも有難うございます』
日ごろは直接は伝えられない上司への感謝の想いを伝えることが出来ます。ただ「いつも温かみのある言葉ありがとうございます。」と、伝えるよりも厳しいという現実を伝えることで、温かみのある言葉でより真実味が沸くようになります。ちょっとした事実を添えるというのも大切です。
-
- 新婦から同性としても憧れている女友達へは…
『○○の着こなしは、ワタシの憧れ♡いつも見習ってます♪』
同性から見ても憧れてしまうようなお友達いませんか?いつも着こなしが上手くて、コーディネートが上手な友人へ向けてメッセージを。
-
- 新郎から何でも話せる飲み仲間の友人へ…
『結婚しても変わらず“飲み仲間”で宜しく!!』
独身の人はどうしても既婚になった飲み仲間は誘いにくくなってしまうことってあるようですね。でも友達にそんな気遣いさせないように、エンドロールムービーでメッセージを送ってください。
-
- すでに家庭を築いている奥さんや旦那さんとしての先輩になる友人には…
『これからは家族ぐるみでよろしく!』
新しい家族が増えることは、新しい絆も生まれるということ。お友達のご主人や奥様、お子様も含めてこれからはお互いの家族を交えて交流を深めるって素敵ですよね!
-
- プレ花嫁同士、色んな情報交換などもしていた友人には…
『次は○○のウェディングドレス姿☆楽しみにしてるよ!』
エンドロールのメッセージを見る他のゲストも、ご友人が間もなく結婚式を迎えることを知るきっかけにもなります。他乃ゲストから「おめでとう!」なんて声を掛けてもらえるきっかけにもなりますよ。
やってはいけないエンドロールムービーのコメントの注意点
ここではエンドロールムービーにコメントを入れる際の注意点をご紹介します!せっかく一生懸命考えたメッセージをより良いものにするために是非チェックしてください。
結婚式では多くのゲストが見ているということを意識する
その人だけに伝えるメッセージでなくて、結婚式では他のゲストも一緒にエンドロールムービーを観ているという点は意識しておきたいポイント。
冗談と分かるものはいいですが、あまりにも相手に対してネガティヴなコメントは、他のゲストの前でメッセージを受け取るゲストの評判を下げてしまいます。
文字数には注意!エンドロールのメッセージが長すぎる
エンドロールムービーに入れるメッセージの適切な長さは
- 1行は13文字程度
- 2行程度で収まる
が理想です。
文字数や文字サイズにに関してはエンドロールの作り方と当日上映されるスクリーンにも注意が必要になります。なぜならスクリーンが小さいと、文字も自動的に小さくなってしまうから。 文字サイズはスクリーンを見て、どの程度なら読めるかをチェックしてください。文字サイズが変われば、1行あたりの文字数は変わってきます。
せっかく伝えたいメッセージを考えてきたのに見えないというのは非常に残念ですよね…。
少し手間は掛かりますが、ゲストに気持ちを伝えるためにも、ここは一手間を掛ける価値はあります。事前に結婚式場に出向き、確認することをおすすめします。
メッセージの配置も重要
エンドロールムービーは、写真で作る場合と当日の動画で作成する場合があります。
事前に写真で作る場合は、メッセージの配置を考えてエンドロールを作るようにしましょう。
- 【画面の左側:メッセージエリア】
- 【画面の右側:写真を配置するレイアウト】
にすればメッセージも写真も見やすいエンドロールになります。
当日の動画エンドロールの場合は、折角撮影してもらった映像が文字で見えづらくなってしまうのは残念ですよね。
でも、せっかく作ったメッセージが見えなくなってしまうのも残念…。
もし自作ではなくカメラマンに注文をする場合には、念のため上記の表示方法で依頼しておくのも、より良いエンドロールムービーを作成するためのポイントでもあります。
【どうすると失礼がない?見やすくする方法は?】エンドロールムービーの名前の順番4つのポイント
エンドロールの名前を流す順番は配慮が必要です。基本は、席次表を作成したときと同じ基準です。
ポイント1・ゲスト名を表示する順番
ゲストの名前を表示する場合には、流す順番にルールがあります。
ゲストをジャンル分けで考えた場合の順番は以下の通りです。
- 新郎側:来賓
- 新婦側;来賓
- 新郎側:家族
- 新婦側:家族
そして、ゲストの中での順番は…
- 職場上司
- 職場先輩
- 職場同僚
- 友人
- 親族(血縁が濃いほど後にするのがマナーです)
- 兄弟
- 両親
という順番で構成をしていきます。
またゲスト名の並びを考えるときのポイントは、実際のテーブルごとで分けておくこと。メッセージを送るということは誰に送っているか他のゲストも分かった方がより面白いです。
ポイント2・敬称の付け方
家族以外のゲストには【敬称・様】をつけましょう。お子様ゲストには【ちゃん・くん】という敬称もOK。
家族に関しては、敬称は不要となります。家族はゲストではなく、ゲストをもてなすホスト側の役割だからです。
ポイント3・各テーブルごとで改行を入れる
テーブルとテーブルの間は2行ほど改行を入れます。その方がゲストも見やすくなりますよ!
ポイント4・新郎新婦共通の友人の場合
新郎新婦共通の友人がゲストにいる場合は「先にどちらが知り合っていたのか」が表示場所のポイントになります。もし同じタイミングで知り合った友人であれば新郎側に入れておくのが無難です。
エンドロールムービーの大事な締めのメッセージ
エンドロールムービーに表示するゲストに宛てたメッセージは、披露宴の一番最後に伝える大切なメッセージです。 二人らしい言葉で締めくくってください。
感謝を込めたメッセージ例文
最後のメッセージの例文を紹介します。前述しましたがあくまで参考程度に受け取ってくださいね。
“こんな感じでもいいんだな”と受け取ってもらって、二人で最後にゲストに贈る言葉を考えてください。
【例文】
<通例のご挨拶的な文面>
本日はいそがしい中、私たちの結婚披露宴にお集まりいただき、ありがとうございました。 心よりお礼申し上げます。
このように盛大な披露宴ができたのも、ひとえに皆様のおかげと喜びと感謝の気持ちでいっぱいです。
未熟な二人ですが末永くお引き立ての程をよろしくお願い申し上げます。
<自分たちらしい言葉で等身大で>
本日は本当にありがとうございました。皆様のおかげで本当に素敵な1日になり、本当に幸せです。
この感動を忘れずにこれから2人で歩んでいきたい思います。
<これからのご縁も大切に>
本日はたくさんのお祝いの言葉ありがとうございました。これから自分たちらしい家庭を築いていきたいと思います。
ぜひ、新居にもみなさん足を運んでください。これからも宜しくお願い致します。
<結婚式を迎えることが出来たお礼>
本日は本当にありがとうございました。今日は私たちにとって一生の記念となり忘れられない宝物のような一日です。この日の感動を胸に刻み、みなさまに見守っていただけることを感謝し、これから2人で頑張っていきます。これからもどうか温かく見守ってください。
<普段の自分たちの様子も折り込みながら>
本日は本当にありがとうございました。結婚式を迎えるまで2人で話し合い、時にケンカもしながらここまでやってきました。ここまで辿り着くことが出来たのもひとえにみなさまの支えがあったからこそです。これからも末永く宜しくお願い致します。
実は評判がいいエンドロール前のメッセージ
エンドロールのスタートの時にメッセージをのせてスタートするのもおすすめです。映像の一番初めはゲストが一番ワクワクしながら待っている状態でスクリーンを見ています。
その時に二人からの言葉を伝えるのは非常に良いと思います。短めな言葉でもいいので入れてみてください!
きっとゲストはこれからはじまるエンドロールムービーに期待してくれるはずです!
『本日はおいそがしい中ご列席いただきありがとうございました。みなさまの支えがありここまで辿り着くことができました。今日の感謝の気持ちを忘れず、これから2人手を取り合って頑張っていきたいと思います。これからも宜しくお願い致します。』
『本日はお越しいただきありがとうございました。みなさまからいただいたメッセージ、そして笑顔を胸に焼き付けながら2人で温かい家庭を築いていきます。今後とも宜しくお願い致します。』
まとめ
結婚式のエンドロールは感謝を込めた二人からゲストに向けた演出です。
結婚式のエンドロールのコメントやメッセージは、その感謝を個別に伝えるものですので気持ちを込めて届けてください。その時に、一人一人を想像してちょとした質問を投げかけてみることで、いろいろなメッセージが思い浮かぶでしょう…。
素敵なエンドロールムービーを作ってください!

お問い合わせ

「ホームページを見ました!」とご連絡ください。

メールのお問い合わせは24時間以内にご返信をさせて頂きます。
この記事へのコメントはありません。