結婚式の余興時間は平均5分!おすすめのネタや注意点を紹介

2021年11月19日

結婚式の余興で最適な時間は5分と言われています。この時間設定には、新郎新婦のスケジュール、ゲストの集中力維持、会場の進行などの理由があります。

5分という限られた時間内で、心のこもった余興を披露するにはどうすればよいでしょうか?

本記事では、おすすめのネタや注意点、さらに人気の余興ムービーについても詳しく解説します。

余興の平均時間が5分の理由

結婚式で余興を行う1組あたりの平均時間は、5分だといわれています。
5分と聞くと「たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、それにはワケがあるのです。

まず、結婚式当日は新郎新婦や親族、そして進行を担当する会場スタッフにはやることがいっぱいあります。

衣裳やメイクアップ、写真撮影、お互いの親族への挨拶、お色直しなど新郎新婦のスケジュールが詰まっています。
さらに、ホテル併設の結婚式会場だと1日に何組も式を挙げることがあるので、遅れが許されません。

通常、余興は新郎新婦のお互いの友人や同僚が1組ずつ披露するため、最低でも2組の余興時間を確保する必要があります。

余興にあまり時間を割いてしまっては、スケジュールに余裕がなくなるので「平均5分が目安」といわれています。

また、余興を見る人にとっても5分以上かかると集中が続かず、飽きてしまう可能性があるので、5分がちょうどいいといえるでしょう。

結婚式 余興の時間

余興当日はこんなに忙しい!結婚式のタイムスケジュールをおさらい

新郎新婦から余興を頼まれた場合、結婚式のタイムスケジュールを事前に共有してもらいましょう。

自分たちの余興のタイミングが、披露宴の最初、真ん中、最後のどのあたりかで雰囲気が変わるため、ネタ選びの参考になるからです。

ちなみに、通常の結婚式のスケジュールはこのような順で執り行われます。

9:00 着付けやヘアメイク
10:00 親族の挨拶
10:30 受付開始
11:00 挙式開始
11:30 写真撮影
12:00 披露宴開始
12:10 新郎新婦の紹介、主賓挨拶
12:25 乾杯とウエディングケーキ入刀
12:40 食事と歓談
13:00 新郎新婦のお色直しとキャンドルサービス
13:15 ゲストによる余興×2組
13:30 スピーチ、祝電紹介
13:45 家族へ記念品の贈呈
14:00 挨拶
14:10 閉宴の挨拶
14:15 退場、写真撮影など

当日のスケジュールはあらかじめ固められていますが、万が一余興の時間がオーバーしてしまった場合、直ちに司会進行役に相談しその後のスケジュールを調節してもらうようにしましょう。

5分の時間内で終わる余興ネタは?

5分できっちり終わることができる、結婚式の余興ネタにはどのようなものがあるのでしょうか?ここでは5つ紹介します。

まずは歌です。
歌の披露はソロでもグループでもでき、周りに感動を与えるのでおすすめのネタです。

あらかじめ時間もきっちりと決まっているので、予定通り歌えば時間をオーバーする心配もありません。

もし歌いたい曲が5分以上かかる場合、アレンジを加えて短くしておきましょう。
歌の歌詞もオリジナルを作ると喜ばれますよ。

手紙

「人に披露する芸がない……」そんなときの強い味方が手紙です。

新郎または新婦の友人代表として、思い切り心を込めた手紙を書いて読むだけでも、素敵な時間となります。

もし一工夫したいなら、会社のプレゼン風にパワーポイントで新郎新婦の特徴をスライドにおさめれば、見る人も楽しい余興に変身するのでおすすめです!

ダンス

同級生や同僚と頻繁に集まれるなら、ダンスも定番の余興ネタの1つです。
練習する時間はたっぷり必要ですが、仲間との絆を改めて確かめ合える時間にもなります。

流行りのアイドルのダンス、サプライズもかねたフラッシュモブ、昔懐かしいバブリーダンスなど、会場の雰囲気に合わせたダンスネタを選びましょう。

マジック

もしマジックが得意なら、披露宴の余興は一芸を披露するチャンスです。
幅広い年齢の人が広く楽しめて、ウケのいい余興ネタです。

カードマジックやテーブルマジックなど、この機会に練習していつでも披露できるようにしておくのもいいですね!

お笑い

「面白いことをして人を笑顔にするのが大好き!」そんな人はぜひお笑いネタに挑戦しましょう。
漫才ならテンポよく話せば5分以内にきっちり終えることができます。

披露宴でみんな一緒に大きな声で笑えたら、最高の思い出になります。
仲間を集めて最近流行りのお笑いネタをアレンジして披露しましょう。

結婚式 余興の時間 オススメのネタ

余興で時間オーバーにならないための注意点

余興で決まった時間を守るための注意点を5点紹介します。

新郎新婦に時間を確認する

新郎新婦から余興を頼まれた場合、まず持ち時間を確認しましょう。
平均時間は5分といわれていますが、地方や会場によっては10分くらいまでOKのところもあるからです。

まずは決められた時間内でネタを探す必要があるので、事前にチェックしておいてくださいね。

短時間で気持ちが伝わるネタにする

余興で大切なポイントは「結婚おめでとう」というお祝いの気持ちが伝わる内容にすることです。
時間にとらわれるあまり、内容がおそろかにならないよう注意しましょう。

そして、余興ネタが決まったら短時間で目いっぱい祝福が伝わるよう工夫することが大切です。

祝辞の時間も含めて考える

余興ネタ自体を5分でおさめるのではなく、余興前後で行う祝辞も含めて考えましょう。

例えば歌を歌うとき、直前に「結婚おめでとうございます。この曲は新郎が好きな歌で~」と何か一言添えるはずです。

リハーサルで練習するときは、祝辞も含めて歌の時間をはかるようにしましょう。

練習やリハーサル時間を取る

毎日が忙しくても、練習やリハーサル時間をきちんと取り、時間内で終えられるよう準備しておきましょう。

もし大人数で余興することになり全員で集まりにくい場合、披露宴当日に早めの時間に集まって会場でリハーサルする時間をつくる必要があります。

機材の確認をする

会場の機材であるライトや音響を利用する場合、事前に会場に伝える必要があります。
音源を渡して流れるか事前チェックしてもらうことが大切です。

また、ライトを照らすタイミングもスタッフに確実に伝えておきましょう。

結婚式 余興の時間 オススメのネタ

余興の時間が気になる…そんなときはムービーがおすすめ!

余興ムービーは、時間管理が容易で人気の高い選択肢です。

5分程度の長さが最適で、これは人間の集中力や披露宴の進行に合わせた理想的な時間です。BGMの曲の長さにも合わせやすく、内容が薄くなりすぎる心配もありません。

写真を使用する場合、1枚あたり7〜10秒の表示時間で、5分の動画なら約45枚の写真が必要です。

感動を呼ぶムービーを作るコツは、質の高いメッセージと適切な素材選びにあります。

余興ムービーをおすすめする理由

結婚式の余興ムービーをおすすめする理由としては、以下の通りです。

人間の集中力が続かない

見る側の新郎新婦やゲストが集中してみれる時間を考える必要があります。人間が集中して映像を見れる時間は、企業などのCMやPR動画はだいたい90秒くらいが限界と言われています。

ただ、今回の結婚式の余興ムービーなので自分の知り合いや友人に関する映像です。興味を持って見られるので90秒よりは長く集中力をみていただけることができます。ただ、以前プロフィールムービーを作成していましたが新婦、新婦、二人のパートで合計8分ほどのものを作っていました。

この時のゲストの表情を見ていると長かったという感じがしていました。その後、5分くらいにまとめることで、写真の枚数は少なくなってしまうのですが内容をしっかりと最後まで見ていただけることが出来ました。

だいたい、自分たちの経験上5分前後に余興ムービーを仕上げるのをオススメしています。

BGMの曲の長さに合わせる

余興ムービーを作る際はBGMに合わせて制作することが多いですよね!だいたいの楽曲は4分〜6分くらいです。1曲使用して余興ムービーを作るとキリもよくなります。ですので、BGM1曲くらいの長さで制作するのはいいと思います。

曲のサビに合わせて感動的なシーンなどをもってくるといいですね!曲の選曲によっても余興ムービーの出来は変わってくるので曲選びもしっかりと行なってくださいね。余興でオススメのBGMはこちらを参考にしてください。

長ければ内容が薄くなってしまいます

よく余興ムービーが短すぎると余興をしっかりと作っていないから、もう少し長くしたいと言われるお客様がいらっしゃいますが、3分でもしっかりとお祝いのメッセージや思い出のシーンが語られていたらそれはそれでOKです。長くすることによって、内容が間延びしているのでオススメしません。

もし、もっと長くしたいのならその分素材を集めていただき、動画の長さを長くすることをオススメします。量よりも質を高めていくことの方が大事になります。

熱いメッセージを5人から集めて流した方が、10人、20人からもらった「おめでとう」の一言よりも価値があります。その点はよくみなさん間違えてしまうのでその辺りは注意してくださいね。

結婚式の進行上の都合

披露宴で余興で使用できる時間の長さをプランナーさんに決められることがよくあります。持ち時間はだいたい10分から短いと6分程度と言われることがあります。これは披露宴の進行内容によって変わってきますが、長くても10分です。余興ムービーを流す前にスピーチをしたり、その後にも何かプレゼントをすることを考えると5分くらいに映像をおさめて、当日披露宴会場で直接新郎新婦に伝える時間もあった方がよりよい余興になると思います。

結婚式の余興を友人みんなで歌やダンスなどを合わせる時間を作るのは難しいので余興ムービーが非常に人気もあります。また、多くの友人からメッセージをもらえるので新郎新婦にとっても嬉しい余興です。ただ、余興ムービーだけでは寂しいので当日のお祝いの言葉やプレゼントとともに映像を上映するのが一番ベターだと考えています。

余興ムービーに何枚の写真が使えるのか?

さきほどまでは余興ムービーの長さについて考えていましたが、余興ムービーで表示ささせる写真の長さはどのくらいが適切かという質問をいただきますのでこちらにも回答をしていきたいと思います。

適切な表示時間は7ー10秒くらいだと考えています。

5秒だとテロップなど表示させるとあっという間に終わってしまいます。写真だけしか見れなかったり、テロップの内容を見て写真が見れなかったりします。

ですので、5分の映像を写真でスライドショーを作ろうとした際は
300秒➗7秒=43枚

だいたい、45枚くらいは写真を用意するといいでしょう。

その中にお祝いのメッセージなどを入れる場合はもう少し写真の枚数は少なくて良いでしょう。

写真素材も動画素材も多めに集めていくイメージで準備をしましょう!あとで追加で写真や動画を用意するのは大変です。

多めに準備して、その中から良い素材を使用するようにしましょう!

余興ムービーを感動するものにするためのコツ

最後に、私たちは結婚式の余興ムービーを年間300件ほど制作しています。多くの余興ムービーを作る中でどういったものが感動を呼ぶか、ある法則を見つけました。新郎新婦に感動して欲しいと考えている方はぜひこちらの記事も参考にして余興ムービーを制作してみてください。

>>プロが選ぶ感動する余興ムービー5選

みなさんも、たくさんの余興ムービーを見ることでいろいろな余興のネタやアイデアが集まってきますので、ぜひ選りすぐりの動画をご覧ください。

また、余興ムービーを業者に依頼をして失敗している方も多くいるようです。余興ムービーの編集代行業者の選び方についても記事にしていますので、ぜひ業者選びの参考にしてみてください。

>>余興ムービー編集代行の業者の選び方

まとめ

結婚式の余興は、5分という時間制限を意識しながら準備することが大切です。

歌、手紙、ダンス、マジック、お笑いなど、様々なネタの中から、新郎新婦の希望や自身の得意分野を考慮して選びましょう。時間オーバーを避けるため、事前の確認や練習は必須です。

余興ムービーを選択する場合は、適切な長さと内容の濃さのバランスを取ることが重要です。

心を込めた準備で、新郎新婦とゲストに感動を届ける素晴らしい余興を実現してくださいね!