「余興を頼まれた」いつから何をするべき?正しいスケジュールの組み方
友だちの結婚式で余興を頼まれたときに多くのひとが
「で…。いつ、何から始めたらいいんだろう……」
なんです。
大切な友だちの晴れ舞台である結婚式。
余興は結婚式を盛り上げるため要のような存在です。
せっかく頼まれたんだから、会場全体を笑顔と拍手で包む余興で新郎新婦さまを喜ばせてあげたいですからね。
そこで今回は「余興を頼まれたけど、何からしたら良いの?」とお悩みのあなたに、余興準備から結婚式本番の流れまでを解説します!
余興準備は早めに動くが吉
余興を頼まれるタイミングは、結婚式の招待状が送られてくる前です。
新郎新婦さまと直接会ったとき、もしくは電話で頼まれるのが一般的な流れになります。
打診のタイミングは、遅くても結婚式の2ヶ月前。早い場合には、3~4か月前、それ以上という方もおられます。
結婚式の余興準備は『結婚式の日』というタイムリミットがあります。
そのため余興の準備を始めるのは、早ければ早いほど◎
余興で何をするかによっては、仕事帰りや休日のほとんどを余興準備に費やすひとも少なくありません。
結婚式当日、失敗するパターンに
- 練習不足によるグタグタ感……
- 準備不足によるトラブル……
元プランナーである筆者は、10年間のプランナー人生でこれらによる会場の冷ややかな空気を何度も経験しました。
あのときの新郎新婦さまのなんとも言えない苦い顔と言ったら……。
余興を成功に導くポイントは2つです!
- スケジュール管理による充分な練習時間の確保
- メンバー間での余興準備の段取りと役割分担
大切な友だちの門出に最高の華を添えるべく、余興本番はもちろん準備の段階から万全の体制を整えるようにしましょう。
結婚式の余興を決めるまでの段取り
では余興を頼まれた後の段取りを見ていきましょう。
「悪いけど、結婚式の余興お願いできない?」
そう新郎新婦さまに打診を受けたあとの流れをご紹介します。
Step1・新郎新婦の希望をヒアリング
余興の依頼をうけたら、まずは新郎新婦さまに希望を聞きましょう。
この段階で新郎新婦さまの希望を聞くならポイントは3つ!
1・余興メンバーは誰にする?
余興は自分だけに頼まれたのか、メンバー数名声掛けをしても問題ないのか確認をします。
2・余興内容の希望を聞く
歌やダンス、それに余興ムービーなどひとくちに「余興」といってもさまざまなジャンルがあります。
結婚式の余興は、会社行事の余興とはちがい自分たちの特技を披露する場ではなく、新郎新婦さまを喜ばせるためのもの。
だから、まずは新郎新婦さまの余興に対する希望を聞いてあげましょう。
3・NG余興を聞いておくとより親切
結婚式の進行や会場の雰囲気は、テーマを掲げてそれに合わせて進行を組んだりアイテムをえらんだりするカップルも。そのため結婚式のバランスを考えると「この余興はちょっと……」と思われてしまう余興もあるかもしれません。もしこの時点で避けたい余興があるのなら聞いておきましょう。
また中には、要望を聞いても
「サプライズでお願いしたい」
とおっしゃるカップルも少なくありません。
サプライズを希望された場合はそれ以上聞かなくてもOK!
その代わり式場名と担当プランナー名を確認し、直接連絡する旨伝えておきましょう。
Step2・余興メンバーを招集
次に、複数で余興をする場合には余興メンバーを探します。
新郎新婦さまから余興メンバーに誘ってほしい名前が挙がっていたら、出来ればまず新郎新婦さまから声を掛けていただくようにしましょう。
もし新郎新婦さまから希望がなければ、自身で数名のリストアップをし候補を新郎新婦さまに提案します。
その上でやはりここも新郎新婦さまから、声を掛けていただくようにしましょう。
ご存知の通り、余興は大役です。
余興を受ける側は準備や結婚式当日に至るまで何かと負担がかかるのも事実。
そのため余興する人に快く準備をはじめてもらうためには、主役である新郎新婦さまからの声掛けは必須なんです。
Step3・余興を決める前に確認すべき3つのこと
余興メンバーがそろったら「じゃ、余興何にするのか決めましょうか!」となってしまいそうですが、そこはちょっと待って!
余興の内容を決める前に、まず式場の設備状況を確認するようにしましょう。
結婚式場の設備といえば、本当にさまざま。
広さや使える機材には、大きな差があります。
「踊る場所があって当然だろ」
と思っていても結婚式当日、会場に到着すると端々にまでテーブルが並んでいて
「踊るスペースがない!」
「マイクの本数も足りない!」
「マイクスタンドって2本しかないの!?」
「余興ムービーをしようと思ってたけど事前に伝えておかなかったので機材の準備がなかった!」
は、現実に起こり得るトラブルです。
余興の準備を進めてしまうと、後になって会場の設備が足りないことが分かっても後戻りできなくなってしまいます。
余興の内容を決める前にまずは
- 余興スペースの広さ
- 音響機材の有無
- プロジェクター・DVD再生機材の有無や使用料
などは確認するようにしましょう。
●ポイント●
この時点で、余興に使える所要時間がわかれば尚◎。
一般的には5~8分程度です。
Step3・余興内容を決める
余興メンバーが決まり、会場の設備もある程度確認をしたらいよいよ余興の内容を決めます。
余興メンバーで集まる
ですがみんな仕事やプライベートに忙しく
「余興の相談をする時間がない!」
と困る人も多いんです。
そこでこちらの記事では、余興ネタを相談するときに参考にしてほしいポイントをご紹介しています。
直接会わなくても、相談しあえる環境を提案していますよ!
余興マナーもチェックしておこう
結婚式の余興では、結婚式ならではのマナーや、幅広いゲストが訪れている結婚式だからこそ気を付けておくべきポイントがあります。
こちらの記事では、余興マナーやBGM選びのコツをご紹介しています。
『披露宴の余興絶対NG集!やってはいけない事や注意が必要なポイントは?』
合わせてチェックしておきましょう。
おすすめ余興ラインナップ!
これらの記事の中では、参考になる動画と共におすすめの余興ネタを多数ご紹介しています。
余興内容を決める参考にしてください。
『余興でおすすめするダンス20選!簡単なものから盛り上がり系を振り付け動画つきで紹介!』
『結婚式の余興ムービーにおすすめのネタ5選!アイデアのヒントはココにある!』
『結婚式の余興を面白くしたいアナタにピッタリ!面白い余興を作る5つのポイント!』
『結婚式が盛り上がるクイズ形式の余興ムービー5選!作成のポイントや注意点も紹介』
いよいよ結婚式間近!直前から当日の流れを知ろう
そして最後は、結婚式直前から当日までの流れをご紹介。
余興を成功に納めるためには、当日そして本番までぬかりなく準備を整えましょう。
余興で使うグッズの持込はいつにする?
もし余興で備品を使うのであれば、結婚式当日より前に持参することをおすすめします。
結婚式当日は、ゲストも何かとバタバタとしてしまうもの。
余興に必要な備品をウッカリ忘れてしまっても、取りに帰る時間はありません。
ですから事前に準備が揃ったら、あらかじめ式場に持ち込んでおくと安心ですよ。
ただし持込できる日程は、式場によってさまざま。
何週間も前から預かってくれるところもあれば、「結婚式の1週間前からOK」と規定を設けているところもあります。
あらかじめ担当のプランナーさんに確認をしておきましょう。
リハーサルで本番の雰囲気をチェック
事前に「本番前のリハーサルOK」の確認が出来ていたら、式場に到着次第近くのスタッフに「今日、余興を担当するものです。リハーサルがしたいのですが」
と声を掛けるようにします。
結婚式当日のリハーサルは、司会者や音響スタッフ立ち合いのもと、本番さながらで行うことが出来ます。
余興本番に備えた最終確認のチャンスです!
出来るだけリハーサルが出来るようお願いするようにしましょう。
まとめ
「結婚式の余興を頼まれた!」そのときから、余興本番までの段取りやポイントをご紹介しました。
結婚式の余興は、新郎新婦ふたりへのお祝いの気持ちを込めて行われるもの。
ふたりからの要望を聞いたり、結婚式ならではのマナーを守りながら、幅広いゲストみんなが楽しんでもらえるような余興にする必要があります。
そして本番には、失敗しないように準備は徹底的に!
と、結婚式の余興は難易度は決して低くありません。
だからこそ予め、余興準備のポイントやマナーをしって万全の準備を整えましょう。