新郎から新婦へ送るサプライズムービー!制作ポイントと厳選ムービー例5選
新婦さまには幸せを、ゲストには幸せのおすそ分けができる新郎から新婦へのサプライズ演出。
結婚披露宴での新郎から新婦へのサプライズ演出といえば、プレゼントや手紙など様々なものがありますが、元ウェディングプランナーである筆者から特におすすめしたいサプライズ演出はサプライズムービです。
この記事ではサプライズムービーの魅力、元ウェディングプランナー厳選のサプライズムービー、作成するのにぜひとも知っておきたいコツや注意点をご紹介します。
新郎から新婦へのサプライズムービーがおすすめな理由
新郎さまから新婦さまへのサプライズにムービーがおすすめな理由は3つあります。
- 映像や音楽を使って新郎の気持ちを伝えるサプライズムービーは、新婦はもちろんゲストにも伝えたい内容に共感してもらいやすい
- 結婚披露宴当日に行うことは、基本的に映像を流すだけなので人前で話すのが苦手でも取り組みやすい
- ムービーとして保存しておけるので、結婚生活の折々でフレッシュな気持ちを思い出すのに一役かってくれる
けれど、サプライズムービーは作り方にコツがあったり、周囲への配慮だったりと成功するためにはポイントを知っておく必要があります。ちょっとしたキッカケで、せっかくのサプライズが台無しになってしまうことも。
だからサプライズを成功させるためには、ポイントをしっかりと押さえた抜かりない準備が大切なんです!
元プランナーおすすめ!サプライズムービー5選
では次に、先輩カップルのサプライズムービーを見てみましょう。
ここでご紹介する5本のサプライズムービーは、工夫されているポイントがどれも参考になるものばかり!これからサプライズムービー作りのヒントになりそうですよ!
最後まで注目!ダブルサプライズでゲストも大盛り上がり!
このサプライズムービーは、新郎が新婦のルーツをたどる内容で、新婦の通った学校やバイト先などを新郎がめぐる構成です。
このムービー演出の最大の特徴は、サプライズムービー放映に続けてもう一つのサプライズ演出を行っているところ。
披露宴から一時離席していた新郎がまるで映像の中から抜け出してきたかのような形で披露宴会場に現れ、映像の中で集めていたバラを新婦に渡します。
新婦やゲストはその臨場感に大盛り上がりです。
口下手で思いを言葉にできない人におすすめ
このムービーはサプライズの為に撮影された動画を織り込みながら構成されています。
この映像の中で特に注目して欲しいのは、映像や写真の間に差し込まれているコメント。
一言ずつ丁寧に紡がれているコメントには、新郎さまから新婦さまへの気持ちがたっぷり詰まっています。
「手紙が大好きな彼女に」作られたサプライズムービー
「手紙が大好きで、何かあるといつも手紙をくれた」という新婦へ贈られたサプライズムービーです。
この映像の見所は、新郎から新婦への手紙のように構成されているところ。
新婦を喜ばすサプライズの基本は、新婦の好みを知っていることが前提です。
手紙好きの新婦には、手紙を読むサプライズがベストです。しかし大勢のゲストの前で手紙を読むには、抵抗がある新郎もおられるはず。
そこでサプライズムービーを手紙を読み上げる風に作ると、気持ちも言葉で伝わりますし、新婦の好みにも寄り添う事ができるのでおすすめです。
手紙好きの新婦には、手紙のサプライズが良いかもしれません。けれど新郎は、大勢のゲストの前で手紙を朗読するのは難しい……。そのため、披露宴会場では朗読しなくて済み、手紙のように気持ちを伝えられるムービーが大活躍しています。
プレゼントと共にサプライズムービーを贈りたい方必見!
新婦さまが欲しがっていたという『時計』を新郎さまが作る工程が収められたサプライズムービー。
サプライズでムービーやプレゼントをもらえるだけでも充分嬉しいものです。
けれど、その過程を知ると嬉しいものですが、その制作過程を知ると感謝の気持ちがより高まり感動的になりますよ。
結婚式の日、サプライズでムービーに加えてプレゼントを渡したい人には、ぜひおすすめしたいサプライズズムービーです!
イラストの優しいタッチと歌詞のリンクに注目
新郎の気持ちとリンクする歌詞の曲を手書きイラストのアニメーションと合わせたサプライズムービー。新郎、もしくは協力してもらえる友人にイラストが得意な方がいる場合には、こんな演出も素敵ですね。
映像の最後にはお手伝いしてくれたと思われる友達が「special thanks」として紹介されていますが、これは多くの友人が結婚をお祝いしていることが感じられる心温まる演出にもなっています。
新郎から新婦へのサプライズムービーを成功に導く7つのポイント
時間と労力をかけて作るサプライズムービー。
新婦さまはもちろん、ゲストにとっても思い出に残るよう成功に導くためのポイントを詳しく解説します。
1・サプライズムービーの企画は結婚式の半年前から始める!
サプライズムービーは、結婚式の準備が忙しくなる前にはじめておきましょう。
結婚式の打ち合わせは、通常、結婚式の4か月くらい前からスタートします。
打ち合わせがはじまると、月に1回のペースで式場へ通うことになります。
打ち合わせのたびに「次回打ち合わせまでにコレ決めてきてくださいね!」とプランナーから宿題が出されますから、打ち合わせの日以外にも新婦やご両親と相談するべきことが増えます。
加えて、衣装合わせや手作りアイテムの製作などもあり、結婚式の4ヶ月前くらいから本番に向けてどんどん忙しくなってきます。
この時期、結婚式の準備に加えて、さらに新婦には内緒でサプライズムービーの準備ともなれば、制作の時間を取るのも難しくなる可能性があります。
そのためサプライズムービーを作るのは、結婚式の打ち合わせがはじまる結婚式の4か月以上前からスタートさせておくことが賢明でしょう。
目安は、結婚式の半年前には準備を開始し、4か月前には収録し終わって動画を編集するだけの状態にしておきましょう。
2・サプライズムービーは担当プランナーの協力が必須
「サプライズムービーをしようかな?」と思ったら、まず担当のウェディングプランナーに相談してください。
披露宴の進行表は、分単位で組まれているので、新郎がウェディングプランナーに結婚式ギリギリに伝えてしまうと「もう演出を入れる時間はないです」という事態にもなります。
新婦さまへのサプライズですから、決まっている演出を削るわけにもいかず、食事歓談の時間を少なくするしかなくなってしまうのです。
早くから相談しておくと、披露宴のプログラムを考えながらサプライズムービーを入れるベストタイミングを考えてくれますよ。
3・サプライズがバレないように秘密厳守の徹底
サプライズに協力してくれた人から「お父さんがつい『この前○○くんがうちに来た時……』て言っちゃって」と、新婦にサプライズがバレてしまうケースは少なくありません。
中には、サプライズがバレているのに、新婦が知らないフリをしていたケースも……。
サプライズ演出の企画が事前に新婦さまにバレてしまうのは、絶対避けたいこと。
サプライズに協力してくださった方には「新婦へのサプライズなので、新婦には内緒にしておいてください」と伝えるようにしてください。
4・サプライズムービーに使う曲の注意点を知る
結婚式に同じことを2回することは、「再び」「もう1回」という意味になり、再婚を意味してしまうため縁起が悪いとされています。
そのため、サプライズムービーで使う曲にも注意が必要です。
彼女が披露宴で使いそうな曲は、使わないようにしましょう。
また著作権の関係で、使えない曲も……。
こちらの記事では、著作権に関する詳しい情報をお伝えしています。合わせてご覧ください。
『結婚式の余興で使用する楽曲・BGMの著作権の申請について 』
どんな曲が喜ばれるか悩まれる方は、おすすめのBGM20選を参考にしてみてください。
『結婚式のサプライズムービーには欠かせないおすすめの曲・BGM、シチュエーション別20選』
5・サプライズムービーの尺は10分以内にする
サプライズムービーの所要時間の目安は、BGM1曲分くらい。長くても10分くらいとしましょう。
10分を過ぎてしまうと、見る側のゲストの集中力も落ちてしまい、手元のお料理も冷めてしまいます。
ですからサプライズムービーを作るときにはBGM1曲分(4〜6分)を目安に作ってください。
6・字幕を入れるときのポイント
サプライズムービーの字幕は、表記する際に知っておくべきポイントが2つあります。
使ってはいけない言葉
サプライズムービーのコメントに限らず、結婚式では使ってはいけない言葉があります。
- 句読点を入れない
「、」や「。」は、「途切れる」「終わる」という意味を持つので、結婚式に関わる全てのもの(ペーパーアイテムなど)には使わないように注意しましょう。
- 重ね言葉や縁起の悪い言葉にも要注意
「度々」や「さんざん」といった重ね言葉、そして「離れる」「絶える」などの縁起の悪い言葉もコメントに使うのはマナー違反です。
字幕に適した文字数
写真や動画も見て欲しいサプライズムービーは、文字ばかりに気を取られてしまわないように配慮が必要です。そのため、サプライズムービーで1度に表示する字幕の文字数には、適した長さがあります。
まず、字幕が長すぎてしまうのはNG。長すぎというのは、文字数でいうと20文字以上。
画面に2行以上表示されてしまうと、文字を追うことに必死になり写真や動画を見る余裕がなくなってしまいます。
1度に表示する字幕の文字数は、長くても10〜15文字以内ぐらいに収めるのが理想です。
7・式場での試写は必須!
サプライズムービーが出来上がったら、必ず式場で試写をするようにしましょう。パソコン上でスムーズに流れたからといって、必ず他の機器が読み込むとは限りません。
せっかく頑張って作ったサプライズムービーが、本番になって「流れない!」ということは避けたいですよね。
試作ができたら、必ず事前に式場で試写をしてください。
試写の際には、確認事項が3つあります。
- 読み込みの確認
- 画像や音飛びの確認
- 画面の比率設定の確認
試写をして問題が無いようであれば、そのまま式場側に預かっておいてもらうことも可能です。
結婚式の当日、持参忘れをする心配もなく、安心して本番を迎えることができますね。
サプライズムービーを成功させるには、専門の業者に依頼するのもアリ!?
結婚式のご準備で忙しい新郎さまは、サプライズムービーを作ろうと思うと以下のような問題にぶつかることも多々あります。
- 結婚式の準備でサプライズムービーの撮影や編集の時間が作れない
- 動画の編集ができない・・・
- 自作したら思ったようなクオリティの映像が作れなかった
- DVDへの焼き方がわからない、上手くいかない
結婚式の準備は想像よりも決めることややらないといけない事が多くなってしまって、時間なくなり焦ってしまい、新婦さまと喧嘩をしてしまう!なんてことも起こりかねません。
プロの制作業者に依頼することで費用はかかってしまいませうが、それ以上のメリットもあるのでこれからサプライズムービーの制作をする方は、検討してみることもオススメします。
ただいま、サプライズムービーの制作の特別のキャンペーンを行っていますので、ぜひご覧ください。
『おすすめのサプライズムービー制作会社さん』
(愛を込めて花束を!など定番のサプライズムービーを制作!修正が何度でも対応してくれるから安心)
新婦にバレないように式場に直接郵送してくれたり、細かな配慮も行き届いているようです。
まとめ
サプライズムービーは、映像やコメントを通して気持ちを伝えることができるので、普段気持ちをなかなか口にできないあなたにもおすすめのサプライズ演出です。
カタチとして残るので、結婚式が終わった後も思い出として振り返ることができます。
サプライズムービーを作るときのポイントを改めてまとめてみると……
- 準備は結婚式の半年以上前からはじめるのがベスト!
- 担当プランナーさんには早めの相談を
- 周囲にはサプライズであることを徹底しておく
- 使用する曲は披露宴で使う曲とかぶらないようにする
- サプライズムービーの長さはBGM1曲分くらいが目安
- コメントのマナーを知っておく
- 事前に式場で試写をする
結婚式は、新婦に新郎の想いを伝えるよいチャンスです。サプライズムービーは花嫁に「この人と結婚できてよかった」と思ってもらえる良いきっかけになるので作ることをおすすめします。
仕事が忙しく作る時間がなかったり、パソコン操作が苦手だったり、手の込んだ映像を作りたかったりする方は、プロに制作を依頼するという方法もあります。
ぜひ、新婦にとって忘れられない思い出になるようなサプライズムービーを用意してあげてください。