余興のお礼をされた時にはどうしたらいい?
新郎新婦に結婚式の余興を頼まれた時、お礼を渡されたらどうすれば良いのでしょうか。そのまま受け取っていいものなのか悩みますよね。
結婚式の余興のお礼は、いただいた後もお返しが必要なのか、聞きたくてもなかなか聞き出しにくいことも。今回は、結婚式の余興のお礼をされた時にどうしたらいいのかを一緒に考えていきましょう。
余興のお礼はいただくものなの?
結婚式の余興を頼まれた時には、お礼をいただくとは考えずに引き受けるケースが多いでしょう。友人や職場の仲間といった近しい間柄の結婚式で披露しますので、お互い様という感覚になるものです。
初めての余興を引き受けた時や、今までの結婚式で余興を披露してもお礼をもらわなかった人は、お祝いとしてご祝儀を渡す側なので、いただく感覚がないのがゲストの心理でしょう。友人から余興をやってお金をいただくというのも変な感じがしますよね。
しかし、新郎新婦が見るウェディングサイトには、余興のお礼に正式な決まり事はないものの、現金や品物で渡すことと書いてある場合も。
ゲスト側としては、お金や品物をいただくよりも「ありがとう」の言葉が聞けるだけで満足ですが、最近のウェディング事情では余興のお礼を考える新婚カップルもいるでしょう。
お礼を受け取った場合は
結婚式の余興のお礼を返すことが出来ずにいただいた場合は、どのように対応すればいいのでしょう。新郎新婦から直接受け取らずに、披露宴や二次会当日、受付担当者や帰り際の引き出物を受け取る際に渡される場合があります。
主役の二人がいても周囲の目がありますので、いただいたお礼を返すことが出来ない人も。最近では、余興を頼んだ場合、7割がお礼を渡すというデータもありますので、余興のお礼は新郎新婦の善意だと思って快く受け取りましょう。帰宅後、感謝の気持ちをメールで送り後日顔を合わせた時に直接告げるのがマナーです。
受け取っても気が引ける時
余興のお礼を受け取ったことがモヤモヤしてしまう時は、いただいたお礼だとは告げずに、新郎新婦に改めてお祝いの品としてプレゼントを。
本来、お礼返しは良くないことだと言われていますので、お返しとして渡してしまうと相手も困ってしまいます。そのため、違った理由でプレゼントを贈るのがポイントです。
新婚家庭にお呼ばれした時に、手土産として持参するのが一番自然で渡しやすい場面になるでしょう。一緒に出掛けた時や、新郎新婦と仕事関係の場合には、職場のお昼代を負担すると、相手に気をつかわせずに喜ばれます。
気をつかわないため事前にお断りもアリ
余興のお礼をされるのは、他人行儀で嫌だという人もいるでしょう。友人だからこそ、変な気遣いはやめて欲しいのですが、上手に伝える言葉が思い浮かばないものです。
この場合は、余興を頼まれた時にさらりと伝えておくのがベスト。これから結婚する予定の場合は、お礼を受け取らない代わりに自分の結婚式の余興をお願いすると、お互い様という形で余興のお礼については解決するでしょう。いつまでも友人でいたいからこそ、何でも言い合える関係でいたいですよね。
お断りしても譲らない時は欲しいものをリクエスト
こちらがお断りをしても、どうしてもと新郎新婦が譲らずに余興のお礼をされるケースがあります。本番当日に、荷物が多くならないようにとの配慮もあって、現金でいただく場合も多いのですが、金額の多さに受け取りにくい時も。
この場合は、欲しいものをリクエストして後日、品物を受け取る方法があります。お菓子や品物など自分でリクエストをする場合は、金額も想定できますので安心ですね。
商品をお願いするよりも、食べ物やジュースの方がグループで披露した場合に、みんなで分けることができます。個別にお礼をもらうのではなくて、代表を決めて受け取る形が望ましいでしょう。お茶をごちそうしていただくお願いをしても、喜んで快諾してくれそうですね。
喜んでくれる二人の顔が最高に嬉しいことを伝えよう
余興のお礼よりも一番嬉しいのは、新郎新婦が自分達の披露した出し物で喜んでくれること。幸せそうな二人の表情を見ることが出来て、引き受けて良かったと思える瞬間になるでしょう。
堅苦しいことは抜きにして、気軽に「ありがとう」と声を掛けてもらえるだけで、こちらも幸せな気分になりますよね。結婚式の前に行われる打ち合わせの時や、本番当日の披露できる持ち時間などを話し合う機会には、主役の二人にこの気持ちとお礼はなしで引き受けたいと伝えると、こちらの意思が伝わります。
まとめ
余興のお礼をされると、どうしたらいいのか戸惑ってしまいます。しかし、新郎新婦の感謝の気持ちなので、大切に受け止めたいところ。
引き受けた時にお礼の話を切り出すのは言いにくいのですが、お金が絡むことについては今後の友人関係にも関わってくることになりますので、グループ内できちんと決めておきましょう。
見返りを求めて行うものではありませんので、主役の二人の幸せを祈って素敵な演出を披露したいですね。