結婚式の二次会の会費の適切な金額設定について(都会と地方での会費の違いについて)
結婚式の二次会の幹事になると、一番最初に悩んでしまうのが「会費っていくらくらいがいいんだろう?」ではありませんか?
これまで何度か二次会に出席していたいたものの「高い」「安い」の相場すらピンとこない人も多いと思います。
では、幹事をすることになったこの二次会の会費はいくらにするべきか……。
そこで今回は「普通、二次会の会費っていくら?」という疑問に応えるべく、二次会会費の相場について解説します!
【実例】驚きの結婚式の二次会の会費地域差
さっそく、結婚式の二次会の会費の相場をチェック!
結婚情報誌ゼクシィを発行しているリクルートが、毎年新郎新婦さまに向けて「ゼクシィ結婚トレンド調査」を実施しています。そこには、実際に二次会の会費がいくらくらいになっていたのかも掲載されていました。
二次会会費の全国平均は5,750円だけど
ゼクシィ結婚トレンド調査2017を見てみると、2017年内に実施された二次会の会費は……
二次会会費:全国平均 ¥5,750円
ちなみに、アンケートには男女それぞれの二次会会費相場の結果が出ていて
- 男性平均→6,100円
- 女性平均→5,400円
という結果に。
やはり、飲んだり食べたりする量が女性の方が少ないこともあるので、男性の方が会費は高めに設定されているようですね。
ですが、いかがですか?
この金額を見て「高い!」と思われましたか?それとも「え?こんなに安かったけ?」と?
きっと、ご覧になった方の二次会会費平均金額に対する感想は違うと思います。
読み手によって違う違和感……。
実は、その理由は二次会の相場が地方によって全く違っているからです。
会費の相場は地方によってこんなに違う!
二次会の会費相場を、地方ごとに細かく見てみましょう。
二次会の会費(地域別)
- 北海道 男性¥3,500:女性¥3,500
- 首都圏 男性¥7,100:女性¥6,400
- 東海 男性¥7,000:女性¥6,100
- 関西 男性¥7,600:女性¥6,700
- 四国 男性¥5,100:女性¥4,500
- 九州 男性¥4,500:女性¥3,800
このように、一覧にしてみると地方ごとの二次会相場に、こんなにも違いがあるのがよくわかります。
都心になるほど平均は高め、そして地方になるほど低くなる傾向があるようですね。
男性だけでみてみると、北海道と関西を比べてみると¥4,100もの差がありますよ!
二次会会費の相場がこんなに地域によって違うワケ
二次会の会費相場が、地域によって倍以上も金額が違っている理由は、二次会の雰囲気。
都心の場合には、二次会は披露宴の延長線のようなもの。
だからほとんどの場合、新郎新婦おふたりはタキシードやドレスを着て出席します。
お料理だって、量はもちろん質も重視!
参加するゲストも、普段着ではもちろんなくでも披露宴ほど華やかさも必要なく……と、ちょっと悩みのポイントでもあるかもしれません。
会場もそれなりの雰囲気重視で探さなくてはいけないので、必然的にコストアップ↑となると、会費も高くなってしまいますよね。
一方、地方の二次会の場合、披露宴と二次会とは全く別もの。
飲み会の延長線と考えられる方が多く、新郎新婦おふたりの衣装も気楽に普段着で参加♪なんてことが多いようです。会場も、二次会用としてレストランを貸し切ることももちろんありますが、中には居酒屋さんでいつもの飲み会スタイルというパターンも多数。
このように、二次会の“立ち位置”が地域によって全く違っているのが、会費に差がある理由です。
では、自分たちの二次会の会費はどのように決めれば良いのでしょう……。
結局のところ、二次会会費を決めるのに大切なことは……
二次会の会費は、全国平均の相場はあれど、地域によって大きく異なるもの……。となれば、結局のところ、何を重視して二次会の会費を決めれば良いか……。
一番基準になるのは、これまで出席してきた二次会の会費を思い出すことがまずは大切なのかもしれません。出席してくれる方も、多くの方が近い地域でお住いのことも多いですしね。
その上で「そういえば、前回出席した二次会の会費は¥6,000だったかな?」と思い浮かべてみて、一旦¥6,000で仮決め。
その後、会場費や料理・ドリンク代などを参考に最終的に決めるという流れの方が、スムーズに決めることができます。
「結婚式の二次会の会費、高いよ」と思われがちな3つの要素
しかし、せっかく一生懸命考えた二次会の会費も、友達からは「高いよ!!」と思われてしまうことも……。
そう思われてしまいがちなキッカケは、この3つが多いんです。
1・会費に比べ料理のクオリティが……
二次会に参加する友達の中には、お料理や飲み物に期待をして参加するひとも沢山いるものです。
だから、お料理のクオリティと会費の金額は見合ったものでないとブーイングの一因に……。
また、もう一つ二次会の料理を考えるときにポイントにするべきなのはボリュームです。
二次会の料理は、ほとんどの場合ビュッフェ形式になっていると思います。
ビュッフェ形式は、食べ放題とはまた違っているので、無くなり次第終了です。
だから、二次会の料理を選ぶときにはポイントを押さえて選ぶ必要があります。
二次会の料理を選ぶときのポイント
- ご飯どきの時間帯になる二次会の場合には、ボリュームはある方が◎
- ゲストの男女比率も料理を決めるときの参考に。男性が多い場合には、ボリューム重視!女性が多い場合には、ボリュームのあるものばかりではなく、サラダ系やデザート系がある方が喜ばれる♪
- 結婚式から二次会へ流れるゲストが多い場合には、量より質!
また状況によって、当日急遽追加で注文できるのかも事前に聞いておくと安心ですね!
2・会場の雰囲気が会費に見合っていない
二次会は、会費に見合った会場選びもポイントに。広さはもちろん、清潔さや設備面の充実も友達たちゲストを満足させるポイント。
「《二次会幹事さん必見!》友達を満足させる会場選びのコツを伝授します!」では、ゲストを満足させるべく!二次会会場選びのコツをご紹介しています。
まだ二次会会場を決めてないあなたは、ぜひ一度読んでみてください!きっとお役に立てるはず!
3・景品の質が悪い
二次会の中で、ゲームや演出などの後に景品をプレゼントすることもよくありますね。
この景品が、あまりにも残念……な場合だと、これもまたブーイングの一因になりかねません。
筆者がプランナー時代、結婚式のあと続いて二次会も同じ会場内で行ってくださる方が多く、何度も立ち合わせていただきました。
そこで間違いなく言えることは、多くのゲストはチープな景品ならそれほど望んでいないということ。しかも、景品がチープだとわかっているゲームほど盛り上がらないものはありません。
それであれば、量よりも質を重視し、高額商品たった1つをめがけてゲームをする方がよっぽど盛り上がっていました。
景品を探すのも、幹事さんにとっては労力の掛かる作業の一つ。無理にたくさんの景品を揃えるのではなく、少なく、質の良い景品の方が友達も喜び、幹事さんにとっても楽という一石二鳥に。
二次会の景品を準備するのであれば、少ない数でクオリティ重視がおすすめです!
まとめ
二次会会費の相場について、ご紹介させていただきました。
このように“一般的な二次会の相場”という金額はあるものの、地方によって大きく異なる二次会会費の平均金額。
だから「普通、二次会の会費っていくらだろう?」を考える時には、これまで出席してきた二次会の会費を思い浮かべることがベスト!
けれど、せっかく決めた会費を「でも、高いよね、これじゃ」と言われてしまわないように、料理や会場の雰囲気、景品選びに注意しながら内容を決めていきましょう。