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新郎父の挨拶例文、作成方法

結婚式を締めくくる場面で行われる「両家代表謝辞」。結婚式のクライマックスでもあり、大切なワンシーンです。

我が子の晴れ舞台に華を添えるべく、両家代表として失礼の無いような謝辞をお行いたいですよね。

筆者は約10年程プランナーとしておりました。多くの結婚式…約400組程担当させていただき、合わせて多くの両家代表謝辞も拝見していました。その経験から、この記事を読んでくださっている皆様方の謝辞が成功するべく!

今回の記事は、新郎父の謝辞について

  1. 新郎父の謝辞を行う上でのポイント
  2. 謝辞を考える時に役立つ、構成や文例

など、両家代表謝辞を控えた新郎のお父様に読んでいただければ必ず役に立つコツをご紹介します。是非ご覧ください!

結婚式の謝辞とは?どういった役目があるのか?

新郎 父 謝辞
結婚式の終盤に行われる「両家代表謝辞」とは、新郎側新婦側の両家を代表して一般的には新郎の父が行うものです。出席くださった参列者のみなさまへ、結婚式参列へのお礼を述べます。

結婚式を成功させるポイントに「メリハリ」があります。
盛り上げる場面(余興や演出など)は、思い切り楽しく!そして、締める部分(挨拶や新婦お手紙など)では、しっかりまとめる。こうして波を付けることで、結婚式に起承転結が付きより良い結婚式となるのです。
だから最後に行われる両家代表謝辞は、しっかりとまとめておく必要があるのは、お察しの通り…。

新郎父の挨拶場面でもある両家代表謝辞は、披露宴の終盤一般的にはこのような流れで行われます。
(新郎新婦の打ち合わせ内容により若干異なる場合があります)

  1. 新婦の手紙
  2. 両親へ花束贈呈
  3. 両家代表謝辞
  4. 新郎謝辞
  5. 両家両親・新郎新婦退場
  6. お披楽喜(おひらき)

といった流れになり、披露宴のクライマックスシーンで行われることがほとんどです。

では、このような大切な場面での新郎父の謝辞。
成功させるためにはどのようなポイントがあるのでしょう。そのポイントについては次の章でご紹介します。

両家代表謝辞のポイントと注意点

新郎 父 謝辞 ポイント
ここでは、両家代表謝辞を行う上で、新郎お父様には是非知っておいて欲しいポイントと注意点についてご紹介します。

謝辞の内容を考える前に、一先ずご確認ください。

間延びさせないために、所要時間は3分以内に収めておく

両家代表謝辞はおおよそ3分以内で収めるのが理想的な長さです。目安としては、原稿用紙3枚以内と心得ておきましょう。

結婚式は約2時間半ほど行われています。その終盤の両家代表謝辞の場面にもなると、それまで沢山のスピーチや余興を見続けてきた参列者は少しお疲れ気味に…。そのため、最後の代表謝辞は極力簡潔にまとめることがポイントです。

「人前で謝辞なんて緊張してしまう…」ならカンペもOK!

何十人もの前で話をするのは、どうしても緊張してしまいますよね。しかも、大切な我が子の結婚式の締めともなるとプレッシャーもありますし…。緊張から、せっかく覚えていた謝辞も忘れてしまうことも容易に予想されます。

そのため謝辞はカンペを読んでもOKです。
しかしカンペを必至で読んでしまい、手元にばかり視線が落ちてしまうのは避けておきたいところ…。極力内容は事前に覚えておいて、出来るだけ参列者に視線を向けて話すのがベストです。
その方が、言葉に合わせた気持ちも参列者に伝わりますからね。

せっかく考えた言葉も伝わらなくなります…。謝辞はゆっくり丁寧に読む

謝辞を読むときのポイントはたった2つ「ゆっくり」「丁寧に」です。
手元のカンペを、ずっと下を向きながら読んでしまうと、モゴモゴと滑舌も悪くなります。

謝辞を読むときには、多くはスタッフがお父様の口元の高さにくるまでマイクスタンドを調整しています。そのためまずはしっかり胸を張り、マイクが口元と平行になっている事を確認してください。

そしてマイクから握り拳ひとつ分程度の距離で、謝辞をゆっくり、且つ丁寧に伝えましょう。
早口になってしまったり、滑舌が悪くなってしまうと参列者に謝意が伝わりにくくなってしまいますので要注意ですよ。

注意!緊張や疲れも手伝い、お酒はいつもより回ります

多くの結婚式に立会わせていただくと、何度か経験しました、お酒に酔ってしまい謝辞が言えなくなってしまったお父様や、謝辞の最中に倒れてしまったお父様を…。

正直、この場面でお酒が原因でそのようなことになるのは、結婚式が台無し…といっても過言ではありません。普段お酒が強いとおっしゃるお父様程、緊張を緩和させるべくお酒を飲んでしまって、結果的には大変な事態に…。

披露宴中は、参列者へ挨拶に出向いた先でお酒を酌み交わす場面も多くあるかと思います。ですが、出来る限りお酒は控えめにしておいて、最後の代表謝辞に備えてください。

またもともとお酒が苦手なお父様なら、披露宴が始まる前スタッフにその旨を伝えておきましょう。
足元にお酒を流すためのバケツを準備してくれます。お酒は苦手だけど、参列者に進められたらコップを空けずにはいられません。そのためバケツを利用して、飲めない分はそちらで処分しておくことも出来ます。

謝辞の内容を考える上で、知っておくべき「忌み言葉」と「重ね言葉」

代表謝辞に限らず、スピーチや司会者のコメントなど、結婚式では使ってはいけない「忌み言葉」と「重ね言葉」があるのはご存知でしょうか?

言葉自体が縁起の良い場面にはふさわしくなく、使うべきではないとされている言葉のことです。

謝辞で使ってはいけない言葉 その1|忌み言葉

忌み言葉といえば、「離婚」を連想させてしまうような言葉

例えば…
切れる、別れる、終わる、返す、失う、解ける、戻る、冷める、無くす、去る など
おめでたい空気に水を差すような言葉を謝辞に入れるのは避けましょう。

もし謝辞の中でどうしても使いたい場合には、言い換えることで適した言葉にする事もできます。
例えば…

  • 終わりに→結びに
  • 色々な→多くの
  • 実家を出る→一人暮らしをする

など、言い換えるだけで印象は全く違ったものになります。

謝辞で使ってはいけない言葉 その2|重ね言葉

また忌み言葉ではないものの、同じ言葉が繰り返される「重ね言葉」も謝辞の中で使ってしまうのはマナー違反です。
いろいろ、くれぐれ、次々、重ね重ね など

ただし、重ね言葉であっても
どんどん、ますます など
この後に続く言葉がで縁起の良い言葉として伝わるのであれ使うことは良しとされています。
「益々のご健勝とご多幸を…」などですね。

謝辞を考える際には、一旦全て文章を作ってしまった後に、こういった忌み言葉や重ね言葉が含まれていないかチェックしてみましょう。

新郎父の謝辞の構成、スピーチ文例

謝辞は5段階で構成していきます。

  1. 自己紹介
  2. 参列者へお礼
  3. ハートフルさも添える
  4. 今後のお願い
  5. 締めの言葉

では、実際に構成に合わせて文例をご紹介しましょう。

1・自己紹介

まずは、自己紹介です。新郎新婦と自分との間柄を話します。
両家代表謝辞は、多くの場合新郎父が行います。しかし、新郎のお父様がおられなかったり、婿養子の場合にはこれに限りません。そのため、まずは間柄の紹介から入ります。

「ただいまご紹介にあずかりました、新郎の父○○でございます。○○・○○両家を代表いたしまして、お礼の御挨拶を申し上げます。」
「両家を代表致しまして、新郎の父○○より御挨拶を述べさせていただきます。」
「新郎の父○○でございます。僭越ではございますが、両家を代表致しまして私から御挨拶させていただきます。」

2・参列者へのお礼

2人を祝福するために、今日お集りくださっている参列者のみなさまへ感謝の意を言葉にします。

「本日はみなさまご多用の中、2人のためにお集りくださって誠にありがとうございます。」
「本日はご多用の中、ご臨席を賜り深く御礼申し上げます。」

また、結婚式の日が雨など気候の悪い場合には
「本日はお足元の悪い中…」
「本日はあいにくの空模様にも関わらず、このような多くの皆様のご臨席を賜り…」
などを付け加えるとより丁寧でしょう。

3・ハートフルさも組み込む

出来れば中盤に、父親としての「思い」と一言付け加えることで、参列者にはより気持ちが伝わりGOOD!

「いつまでも子どもだと思っていた息子○○が、ここまで成長することが出来、○○さんという素晴らしい伴侶を得ることが出来たのも、ひとえにこれまで支えてくださったみなさまのお陰です。」
「男の子ばかりの我が家にとって、笑顔の絶えない素直で可愛らしい○○さんがお嫁に来てくれたことは、この上ない喜びで妻共々大変喜んでおります。」
「まだまだ子どもだと思っていた息子が、ある日「結婚したい人がいる」と○○さんという息子にはもったいないような娘さんを連れてきました。素直で明るく、私たちにも気遣いをしてくれる○○さんの優しい人柄に、○○さんのご両親から愛情深く大切に育ててこられたことが伝わりました。」

4・今後のお願い

これまでと変わらず、結婚した後も2人をお支えいただきたいと、願いを込めて改めて参列者へ改めてお願いをします。

「まだまだ至らぬ点のある2人でございます。どうかこれからも変わらず温かくお見守りくださいますようお願い申し上げます。」
「なにぶんまだまだ未熟な2人でございますので、これからも皆様方のお力添えをお願い申し上げます。」
「本日晴れて夫婦となった2人ですが、まだまだ力足りない部分も多分にございます。是非とも今後も変わらぬご指導ご鞭撻の程宜しくお願い申し上げます。」

5・締めの言葉

参列者の今後のご多幸を祈る言葉を折り込みながら、再度みなさまへ感謝の意を表し締めの言葉を述べます。

「結びになりますが、今後皆様方のご健勝とご多幸を祈念致しまして、簡単ではございますがお礼の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」
「皆様方のご健康とご多幸を願いつつ、はなはだ簡単ではございますが、両家を代表しお礼の言葉とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。」

まとめ

結婚式における両家代表謝辞について、ご紹介させていただきました。

代表謝辞は、新郎の父にとっては大役です。結婚式を迎えることが出来る喜びとともに、大役に対するプレッシャーもあるかもしれません。
でも、参列者のみなさまはお子様へのお祝いの気持ちをもって出席してくださっています。お父様のことも温かい目で見守ってくださっていますので、どうぞ肩の力を抜いて謝辞を伝えてください。

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