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結婚 保険見直し

結婚したときの保険の見直し方

みなさんは自分が加入している保険がどういう内容なのかきちんと理解していますか?保険は人生の中で何度か見直す必要があり、結婚はその代表的なタイミングの1つです。
不必要なほど手厚い保障内容で保険料が高くなり、家計を無駄に圧迫している方は非常に多いです。無駄な保険料は削り、浮いたお金は定期預金などに回し資産形成を図った方が有利に働きます。今回は適切な保険に加入するために必要な基本的な知識をお伝えします。生命保険に加入している方もしていない方も、「生命保険ってよくわからない」という方は是非参考にしてください。

そもそも生命保険は必要なのか?

生命保険 必要

まずは生命保険の基礎的な知識をお伝えします。ここを読めば生命保険の概要がわかります。「生命保険が必要なのか必要ないのか、必要ならばどんなものが適しているのか」の判断を行うためにしっかりおさえておきましょう。

生命保険の役割

資産が無くてもご家族の生活を守れる!
そもそも生命保険にはどういう役割があるのでしょうか?生命保険は保険の加入者が死亡したときに、加入者の遺族が保険金を受けとるという仕組みが基本です。
生命保険の役割を理解するため、まずあなたのご家族を想像してください。次に、もし今あなたが万が一亡くなったらと仮定し、遺されたご家族の生活がどうなるかを想像しましょう。生活を支えている方が亡くなると一気に生活が破綻するという事態に陥ります。
その問題を解決するのが生命保険です。特に若い世代ほど資産は少なく、必要な生活費は多い傾向にあります。現時点で資産0でもご家族の生活を守れるという点が生命保険最大のメリットです

生命保険の種類

生命保険3つのパターン
生命保険は大きく分けると3つに分かれます。下に簡単にまとめます。
30歳男性が1,000万円の死亡保障をつけた場合(例)

月額保険料 貯蓄性 保障期間
定期保険 約1,200円 ナシ 最長10年
終身保険 約15,000円 あり 生涯
養老保険 約30,000円 あり 60歳まで

保険によって保険料が大きく違いますね。ここからそれぞれの保険の特徴をまとめます。

~定期保険~
保険料が安く、保証期間が短い。掛け捨て。
まずは定期保険についてお伝えします。定期保険は最長10年の期間限定の保障です。「この時期死亡したら困る!」という期間にピンポイントで設定しましょう。
こんな人におすすめ!
・20~30代の比較的若い世代
「将来的に資産は出来ると思うけど、それまでは貯蓄が少ない時期がある」という方にお勧めです。貯蓄が少ない時期に家計を支えている方が死亡しても保険金でカバーできます。また保険料が安いので収入が少ない時期でも加入しやすいです。
定期保険は掛け捨てで、かつ保証期間が限定されているために保険料が安いのが特徴です。掛け捨てとは支払った保険料が返ってこないという意味です。

~終身保険~
保険料が高めで生涯保証。貯蓄性あり。
「保証期間の短い定期保険では不安だ」という方には一生涯の保証がある終身保険がおすすめです。
定期保険は保証期間が限定されていましたが、終身保険はいつ死亡しても遺族が保険金を受け取れます。その分、定期保険より保険料が高めに設定されています。
こんな人におすすめ!
・収入が上昇した現役世代
生涯続く終身保険は医療特約などの特約も一緒に契約するとそれらの保障も生涯続きます。生涯の計画が必要な終身保険は、ライフプランがある程度定まり保険料の支払いも無理なく行える30~40代の比較的収入のある現役世代の方におすすめです。

~養老保険~
死亡しなくても必ず保険金が受け取れるが、保険料が最も高い。
生命保険は保険加入者の死亡が保険金の支払い条件ですが、死亡しなくても保険金が受け取れるのが養老保険です。
保障期間中は死亡保障が受けられ、保障期間中に死亡しなくとも死亡保険金と同額の満期保険金を受けとることが出来ます。その手厚い保障のために保険料は最も高い保険です。
こんな人におすすめ!
お勧めしません
養老保険は保険金が必ず受け取れるという点が最大の魅力ですが、低金利の今はその受け取れる保険金も支払った保険料を上回りません。保障期間も生涯ではなく、満期保険金を受け取った後は保障期間がなくなります。販売している保険会社も少ないですが、保険としても貯蓄としても魅力は低いと言えます。
以上3つが生命保険の基本的な種類です。この保険に医療保障などの特約を付け、自分に適した保険を設計しましょう。

生命保険を見直すタイミング

ライフプランに変化があった時に見直す!
ここからは基本的な保険選びのコツをお伝えします。
保険選びのコツ死亡保険金=遺族の生活費を目安に設定する
遺族の生活資金を大きく超えたお金を遺そうとすると保険料が高いものになります。
遺すべき生活資金は共働きかどうかで大きく変わってきます。下記の式を参考にしましょう。
遺族の生活費は末子が自立するまでは現在の生活費の0.7倍、末子自立後は0.5倍として参考にしてください。妻が共働きの場合は算出された生活費から妻の収入を引きましょう。さらに死亡時の葬祭費、子供の教育費も加算しましょう。

〇例1)夫28歳(会社員) 妻26歳(専業主婦) 子供1歳の3人家族
夫が死亡した場合の生活資金を計算する。

~条件~

現在の生活費:月15万円(年間180万円)
葬祭費:200万円
教育資金:1,000万円

必要資金
=(180万円(年間生活費) × 0.7 × 21年(末子22才まで)+ 200万円+ 1,000万円)+(180万円 × 0.5 × 18年(末子22才で自立後、妻が65才で年金支給まで)
= 5,466万円

〇例2)夫28歳(会社員) 妻26(パート月収5万円) 子供1歳の3人家族
夫が死亡した場合の必要資金を計算する。

~条件~

現在の生活費:月15万円(年間180万円)
妻の月収:5万円
葬祭費:200万円
教育資金:1,000万円

必要資金
=((180万円 × 0.7 - 60万円(妻の年収)) × 21年 + 200万円 + 1,000万円)
+((180万年 × 0.5 - 60万円) × 18年 )
3,126万円

妻に収入がある場合と無い場合で必要資金を算出しました。実際には妻の収入以外にも遺族基礎年金、遺族厚生年金の公的保障が受けられますのでこの全額を用意する必要はありませんが、死亡保険金を設定する際の目安にしてください。

保険選びのコツ保険で儲けようと考えない
現在は保険の貯蓄性が薄れており、銀行預金の積み立てと差がほとんどありません。掛け捨ても選択肢に入れましょう。
上の2つのコツを考え、ライフプランに沿った保険を選びます。また、その時最適な保険を選んだとしても予定外にライフプランに変更があったときは保険の見直しを行う必要があります。

保険変更見直しのタイミング結婚・出産などで家族が増えるとき
 家族が増えると必要な生活費が上昇します。今より高い保険金のものに見直しましょう。

保険変更見直しのタイミング家族に重大な障害が出たとき
事故や病気で家族に重大な障害が発生すると生活費は上昇します。特に収入を支えていた方に障害が出ると必要な生活費が急増します。より保険金額が大きい保険に入る必要があるでしょう。

保険変更見直しのタイミング十分な資産が出来たとき
 相続等で十分な資産が出来、大きな金額を遺す必要が薄れれば保険の必要性も薄れます。保険金額を引き下げ保険料の安いものに見直しましょう。

結婚の際に生命保険を選ぶ前にやっておくべき4つのポイント

生命保険 選び方

生命保険に加入する目的を明確にしておく

家族が増える代表的な例が結婚です。ライフプランが大きく変わり、新たな目的が出てきます。その目的に応じた生命保険に加入する必要がありますので、保険に加入する目的をパートナーと話し合い、しっかり確認しましょう。
たとえば
・パートナーは結婚を機に退職するので、その生活を万一があっても守る
などの目的が考えられます。

今のライフプランを見直す

結婚を機に出てきた新しい目的を達成するためライフプランを見直しましょう。独身時代はお金を自由に使えましたが、家族のために貯蓄や保険に回す必要性が強くなります。独身時代の感覚でお金を使わないために、ライフプランをパートナーとしっかり話し合いましょう。ライフプランでパートナーと話し合う点は

  • 教育費含めた子供のプラン
  • 戸建てにするかどうかの住宅プラン
  • リタイア後の老後資金設計プラン
    の3つを重点的に話し合いましょう。この3つは人生の三大支出です。この3点についてお互いの考えをまとめ、それに沿ったライフプランをお金の面から考えましょう。

加入している生命保険の保障内容をチェックする

パートナーとライフプランについて話し合ったら、そのライフプランに沿った保障内容になっているか、現在の生命保険の内容をチェックしましょう。独身の頃より死亡保険金や医療保障などを手厚くする必要が出てくると思います。
もし現在の保険の保障では足りないようなら見直しましょう。

自分たちが必要な保障や死亡保障額を計算してみる

具体的に必要な保障はご夫婦によって違います。いくつかのケースは後述しますが、それらをしっかり把握するにはパートナーとしっかり話し合うことが必要です。
この金額は先述の生活資金の計算式を参考にしてください。

夫婦の生命保険の選び方・ポイント

夫婦 生命保険

ここからは保険選びのケーススタディです。どんな保障が必要かは夫婦によって違うというのは先述の通りですが、参考にはなると思いますのでご紹介します。

夫婦共働きの場合

死亡後も収入が見込めるので死亡保障は少なめでOK
ご夫婦が共働きの場合、どちらかが死亡したとしてもすぐに生活は破綻しないでしょう。死亡時の葬儀代が賄える程度の保険金を設定しましょう。

妻が専業主婦の場合

死亡後収入が0に。死亡保障は手厚く。
妻が専業主婦の場合だと死亡保障は手厚いものにする必要があります。家計を支えている方が死亡した場合は家計収入が。死亡保障は数千万円単位で考えましょう。

個人事業主や会社の代表取締役の場合

資産があるなら死亡保障は少なめでOK。節税対策も選択肢に。
資産が十分にあるなら死亡保障はそこまで手厚くする必要はないでしょう。ただし、ご家族の生活水準によっては必要性が出てきます。
法人化している場合、逓増定期保険長期平準定期保険など大きな節税が期待できる保険も選択肢に入ると思います。
逓増定期保険、長期平準定期保険はいずれも1億円程度の高額の死亡保障を付け、契約後数年で90%程度の高い返戻率になる保険です。解約返戻率が高いので貯蓄性が高く、資金が必要な時は解約し現金を手にすることが出来ます。また支払った保険料も損金として計上することが出来、死亡保障・貯蓄・節税が同時に出来る保険です。

持病がある人、借金がある人の場合

持病がある場合は事前告知を、借金がある方は負債相続を考える。
最近は持病があっても加入できる保険が増えました。しかし、事前告知が必要なものがあり、これを怠ると保険金が出ない可能性があります。加入前にしっかり確認しましょう。
借金がある場合、その返済をしながら無理なく加入できる保険にしましょう。相続が発生した場合は借金も一緒に相続が行われ、保険金だけ受けとるということは出来ません。借金の返済を優先させ、返済に余裕があるなら保険を検討しましょう。

上記のケースいずれも遺族が生活するための資産が十分にあれば生命保険の必要性は薄れます

生命保険選びの注意点、よくある質問

保険選び 注意点

注意点生命保険料控除には上限がある!

保険に加入する目的の1つに所得控除があります。生命保険に節税効果があるのは間違いありませんが、支払った保険料がそのまま節税金額になっていると勘違いされるケースが多いです。
支払った金額がそのまま節税金額になるものを税額控除と言いますが、生命保険料控除は所得控除というもので、支払った金額がそのまま節税金額になるものではありません。
また生命保険料控除は一般生命保険料控除、個人年金保険料控除、介護医療保険料控除の3つに分かれ、それぞれ控除額の上限は4万円です。多くの保険料を支払っている場合この上限に引っ掛かり、節税効果がさらに減少するケースがあります。自分がどんな保険に入っているか確認しましょう。

注意点定期保険の特約は生涯続かない!

保険にはニーズに応じて特約を付けますが、特約を付ける保険(主契約と言います)が定期保険の場合注意が必要です。
定期保険は10年が1契約の上限で、保障を受け続けたい場合10年毎に契約が必要です。その際特約についても新たに契約し直しとなります。保険は年齢が上がれば上がるほど保険料が高くなる傾向があります。手厚い特約を付けておくと更新の度に保険料が急騰したり、あるいは加入出来なくなるリスクがあります。
どうしても欲しい保障は終身保険に特約として付けるか、あるいは医療保険など個別に加入しておく方が良いでしょう。

注意点定期保険付終身保険が手厚いのは最初だけ!

最近販売の多い定期保険付終身保険に加入している方は老後の死亡保障について確認しましょう。定期保険付終身保険とは終身保険を基本とし、年齢が若い内に定期保険などの手厚い特約を付け、老後は基本の終身保険に戻る保険です。つまり、若い内の死亡保障は手厚いが老後の死亡保障は薄いという特徴を持っています。
終身保険という名前と死亡保険金額の見積もりで勘違いをしている方が多いのですが、契約内容はしっかり確認しましょう。

おすすめの生命保険

生命保険 おすすめ

逓減(ていげん)定期保険がおすすめ!

死亡保険金=遺族の生活費とするのが理想だと申し上げましたが、ご家族の年齢が上昇していくほど遺族の生活費は減少していく傾向にあります。つまり、年齢が上がれば上がるほど手厚い保障は不要になってくるのです。
その特性にぴったりなのが逓減定期保険です。この保険はある一定の年齢までは手厚い保障があり、その年齢を過ぎると保険金の額が小さくなるタイプの保険です。
たとえば45才までは3,000万円の死亡保険金で、45才から60才までは200万円の死亡保険金という契約になります。このように手厚い保証期間を限定することで保険料を安く抑えることが出来ます。ただし貯蓄性は無いので、浮いた保険料は積立預金や積立投資に回しましょう。

まとめ

 生命保険に良い・悪いという区別はなく、自分に適した保険を選択できているかどうかにかかっています。保障内容はしっかり確認しましょう。
また、保険の貯蓄性にはあまり期待しない方が良いでしょう。返戻率が小さい今は同じ保険料を積立に回した方が貯蓄できるというケースもあります。保険・預金・投資などの選択肢を用い、ライフプランに応じた総合的な判断を行いましょう。

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